キーホール・オートライト2 | 風のストレンジャー

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キーホールライトとは


ハンドルトップブリッジにナビが設置されていることもあり、イグニッションスイッチのキーホールの見通しが悪い。灯りがあると快適になるのでキーホールを照らすLEDが設置してある。

 

ただこのためにわざわざスイッチを増設するのはスマートな方法ではないので、キーをかざしたり、既存のボタンを利用する方法でスイッチする機能にしてある。

 

サーチこれまでの仕様の設置内容

「キーホール・オートライト」2018年2月15日

 

 

虹機能のおさらいとバージョンアップ


 

キーの接近で、自動的に照明がオンオフする。

手動スイッチも考えて、クラッチレバーを兼用する。

シートロック・キーの抜き忘れ防止機能を搭載

 

基本的な仕組みは、FETによるワンショットタイマー回路が中心となって、そこにリードスイッチやクラッチレバー(スタータロックアウトスイッチ)がトリガーとなってLEDを光らせる。

小型のマグネットを柄に仕込んだ「マグネットキー」を作っておけば、磁石に反応してスイッチがリードスイッチが反応して、キーを挿そうとするだけで自動でパッと照らしてくれるようになる。

 

今回、もっと使いやすくするために一部機能を変更してバージョンアップを図った。

 

 

虹変更点

 

1手動スイッチを、クラッチレバーからホーンボタンに変更


 

基本は、キーホールにキーを近づけるだけのオート・スイッチ。

とりあえずキーを挿して数秒後に消灯するために、イグニッションオンでなくロック解除の段階で再び灯りが欲しい場合がある。そんな時のために手動でもスイッチが欲しい。

 

前回ではクラッチレバーのロックアウトスイッチを利用して、クラッチレバーを手動スイッチとした。これはスイッチらしくない操作方法を考えて思いついたのがクラッチレバーだったからで、思えばホーンボタンの方がスマートだ。

 

<ここだけの話>

もちろん、バイク稼動時はちゃんと本来のスイッチ機能をさせるために、イグニッションオフ時とオン時のタイミングで、リレーを使って動作の切り替えるように仕組まなければならない。

 

クラッチレバーのときは、ロックアウトスイッチは3本、ホーンスイッチは2本だったので、前回のようにFET回路を工夫する手間が省けてリレー1個で済んだ。

 

日頃ホーンを鳴らす機会がほとんどないので、スイッチ操作をしないために、接点が不良になっていた。分解して接点復活剤でクリーニングしてスイッチするようになった。走行前にウインカー、ハザード、ブレーキ前後の点灯を確認するが、ホーンは全くしていなかったので盲点だった。

 

2シートロックキー用の警告音を変更


 

シートを外してバッテリーや車載工具をチェックしたりしたあと、シートロックキーを抜き忘れることが多く、そのままバイクカバーをかけてしまい、キーを無くしたと勘違いして探すことがよくある。

 

キーをすぐに抜き取ればいいことなので、キーの挿しっぱなし状態で警告音が出るように工夫していた。回路を簡単にするために「ピー」の連続音したが、ちょっと耳障りで不快でもあったので、今回は「ピー・ピー・ピー」の断続音にした。タイマーIC555で発振回路を作った。

 

3リードスイッチ群のセンサー部分も新規


 

ハンドルトップブリッジにナビが収まったナビケースが設置してあるので、キーをイグニッションスイッチに挿そうと手を伸ばすと、このナビの上部をかすめることになる。

 

リードスイッチをこの位置に仕掛けておけば、マグネットキーの通過でスイッチさせることができる。これで自動でライトオンさせることができるようになる。

 

カメラナビケース内部

感度を上げるためにリードスイッチを横方向に並列接続で数個ならべている。

ガラス管のリードスイッチから今回モールになったリードスイッチに変更した。

 

<ここだけの話>

これまでLEDライトがつきっぱなしになることがたまにあって、回路の確認もFETとかリードスイッチも何度か交換したりしていた。これまでZZRに電気的なアイテムを搭載してきてどれも正常に動作している中で、比較的に簡単なこの回路の不安定動作の原因がわからずにいた。今回、ほぼ全ての基板・回路の新規で臨んだのもこの事があった。

 

しかし再発。

FETのゲートには同様にホーンスイッチからきたリレーと、シートキーの1個のリードスイッチの二つのスイッチもつながているが、これらのスイッチを何度もオンオフを繰り返しても問題なかった。

 

やはりメインキー側のリードスイッチ群でマグネットで何度かオンオフさせると現象が確認できて、念のためリードスイッチや基板を新しく交換したりしたが、おかしい。

 

どうやら不思議なことに、スイッチがオンになったままFETを通してループして状態がキープされている様子。

 

回路を切断するとやがてLEDは消灯したので、抵抗器をはさんで電流が流れにくくすればいいのではないかと、転がっていた150Ωを挿入したところ、見事に改善することができた。

ちなみに100kΩと、高めの抵抗でもちゃんと動作して、その場合点灯時間が極端に短くなることがわかった。150Ωに決定してようやく解決した。

 

FET回路にスイッチとして複数のリードスイッチの並列回路をつなげた場合、スイッチしたままの状態になるときがあって、抵抗の挿入で正常動作になった。ヤッター!

 

カメラ抵抗器の挿入がバッファ的な働きをしてくれて見事に改善された。

 

カメラLED用のワンショット回路、タイマーIC555と電子ブザーによる確認音と断続音の回路

リレーはホーンボタンスイッチを切り替える

 

<3つあるトリマーの調整>

・スイッチ音「ピッ!」の長さ。「ピー」では間抜けな感じになる。

・シートキー警告「ピー・ピー・ピー」の速さ。遅いと間抜け、速いとせわしない。

・LED照明が点灯している長さ。キーの挿入が完了する適度な長さに合わせる

 

この基板のボックスは、ガソリンタンク下のメインとハンドルスイッチからの配線が集中するカプラーの周辺に設置した。

 

虹動画で動作チェック
・イグニッションスイッチ用LED照明
・ホーンボタンスイッチにて各所LED照明
・シートロック用LED照明と電子ブザー警告音
基板の都合で前回よりもひとまわり小さい電子ブザーに変更していて、たしかにブザー音が小さく収録されているが、実際はちゃんと耳に届いているので問題ない。むしろ住宅地では必要最小限の音量が好ましい。

 

 

虹まとめ


 

前もってキーの柄に磁石を張り付けた「マグネットキー」を作っておくことが必要になるが、手動スイッチとしてホーンボタンが隠しスイッチになっているので、ノーマルキーでも照明が得られる。

 

大きな特徴は、バイクにまたがる前の段階で動作するアイテムだということ。

「ピッ」と鳴って「パッ」と点いてくれる。

無くてもいいアイテムだが、あった方が便利な「もてなし」で歓迎してくれるようで気分もよくなる。ゆとりで安全運転につながると思う。

 

虹おまけ


先月のことだが、パーツ購入のために秋葉原に出かけた際のスナップ写真。

 

カメラ「ハム月販の看板」

アマチュア無線機器を扱った店舗の名残があった。

2008年頃まで営業していたらしいが、変遷して今や100円ショップになっていた。

 

その昔、秋葉原にはトヨムラ、九十九電機、ロケット、富士無線、角田、その他、また多摩地区では立川の杉原商会や国分寺のサンエイパーツも行った。無線機やアクセサリーはもとより、国家試験の受験、開局の書類などの販売もあった。年に2回の受験機会しかなくて、蒲田と晴海が試験会場だった。モールス符号の送信と受信の実技テストもあり、現在は省略されているとのことなので今では貴重な体験だった。学科も2アマや一陸特(多重)のときは記述式の筆記だったので、問題集を風呂場に持ち込むほどに一言一句覚え込んだことも思い出した。若かったということよりも、貪欲なガッツがあったという方が正しいのかもしれない。ちなみに電話級、電信級は二つ折り、第二級と一陸特はラミネートの免許証だった。 たしか電信・電話の頃はまだ医師の診断書の提出が必要で「無線従事者」に何か特別な思いを実感していた。

 

カメラ「ビルが解体されていた」

必ずどこかで工事がある秋葉原だが、この解体工事中の場所は、薄暗いビルの1階の駐車スペースに土日、いろんな商品を並べて販売されていた場所だったと思う。

最近では昨年の夏に小型のベルトに通せるような小型のバッグを購入した。新調したパナソニックのコンデジ用のソフトケースとしてピッタリサイズで、バッテリー用のポケットなどもあって今でも重宝している。

 

カメラ「秋月電子」

リードスイッチ、リレー、FET、基板、熱収縮チューブなどを購入

後日、通販でもいろいろ追加して購入している。

 

毎度ながら狭い店内にも部品を買い求める客が多い。

先程アマチュア無線の話をしたが、昔は「ラジオの製作」「初歩のラジオ」なんていう月刊誌があって、製作記事などの実体配線図のイラストなどにワクワクしながら、そんな好奇心を掻き立てるような雑誌があって、電子工作に興味を持った。思えば、今もこうして電子パーツを求めて足を運んでいることが、子供時代の自分とリンクして、容姿は変われど志(こころざし)はそのままなんだろうなと思えてきた。

 

開店は11:30と遅めなので、意気揚々と10時に秋葉原に到着してさっさと買い物を済ませるつもりでいると、一日の計画が狂うことがある(笑)

 

カメラ「千石電商」

ケースを購入

ここでは以前パワーLEDのウインカーユニット用にヒートシンクを購入した。

 

秋月とこの店で必要なパーツは揃った。そしてあきばおーではSDカードを入手した。

芳林公園にて缶コーヒーで一息つくのがいつものルートになっている。

「芳林公園・その後」2013年4月20日記事

 

この後のハードオフに行ったときのエピソード。

年配の男性がAVOXのポータブルDVDプレーヤーのジャンクを購入しようとしていて、「ブレーレイも見れないし、私ならば動作したとしても買わない、やめておいた方がいいと思います」との店員の会話が聞こえてきた。

 

「動きますかね」的な質問があっての、ジャンク初心者風な印象を察しての応対だったと思う。結局、お客さんも店員のアドバイスに納得して購入に至らず「参考になった。ありがとう」と敬意を表するような口ぶりだった。後のトラブルを回避したい目的もあると思うが、販売を優先するのではない店員の姿勢は好印象に思えた。