チョメチョメ未遂の一件があった後でもHくんは相変わらず優しかった
その後もキスはしてたし、抱きしめられたりはあったんだけどチョメチョメの雰囲気にはならなかった
年頃の男子に対して拒否してしまったんだから傷つけちゃったんだろうな…
私も(Hくんの事好きなのになんでなんだろう)って悩んでた
普段の私とHくんはほぼ毎日会ってることもあってある意味家族みたいに一緒にいる事が普通になってたのに、どうしても一線を超える勇気が出なかった
冬休みになってマミーの実家へ帰省した
マミーの実家は超田舎なので(田園風景とまではいきませんが)帰省した時は毎日従妹と近所のショッピングセンターに行く位しか暇をつぶす方法が無い
ある日、本屋でヤンキー系の単車の雑誌を読んでたらHくんの単車が掲載されていた
その雑誌を買って夜にHくんに電話した
ぷ「すごいね!すぐに本買ったよ」
Hくん「うん 写真送ってみたら載っけてくれたみたい」
ぷ「そうなんだ 早く帰って記念撮影とかしちゃいたいな」
Hくん「うん」
ぷ「なんか元気なくない?」
Hくん「別に… そろそろ飯の時間だからバイバイ」
これだけで切られてしまった
いつものHくんじゃない…
どう考えても態度が違いすぎるから、気になって私のクラスメートでHくんの親友の①の時にも登場したTに電話した
Tは性格的には素直で嘘がつけない
Tが電話に出たときも何か態度がおかしかった
何かあったのか問いただしても何も無いと言い張るが、それが更に怪しくて最後には正直に言わないと帰ってから酷い目見せたるとか脅してしまった
そこまで言うとTも観念した様で、私がいない間の出来事を話し始めた
その2日ほど前にHくんに私の当時の親友のNが電話をかけた
その時に私と付き合うのを考え直せと忠告したらしい
理由は私が学校の同級生とかに売春させていると…
そんなことしてねーよヽ(`Д´)ノ!
Tは私はそんな事してないと言ったらしいがHくんの疑惑は晴れなかった
で、ああゆう態度だったと
事情を聞いて、次の日からHくんには電話しなかった
マミーの田舎から家に帰って、翌日にNを呼び出した
ぷ「おめー何考えてんの?」
N「何?私何かしたっけ?」
アカン こいつしらきってるよ
ぷ「あんたHくんに電話したでしょ?何話したよ?」
N「電話はしたけど普通に話ししただけだし」
そう言い切るN このまま話しても拉致あかんと思って、その場でTを呼び出した
Tの居る前で再度問いただした
NはTを睨んでいたけど、私はそのNの態度にキレて一発ビンタを入れた
ぷ「で、誰が誰に売春させてるって?」
Nの顔が歪んでくる
ぷ「何がしたいねんな? 邪魔しておもろいんか?」
N「違う!そうじゃないって ぷーちゃんが私と遊んでくれなくなったから…」
この一言で完全にブチキレた
ぷ「はぁ??私はあんたの男かよ? 自分の欲求が満たされなかったらある事無い事関係なしに何でも言っていいんだ?」
Nは無言で俯いてる
なんかバカらしくなってきて殴る気にもならなかった
ぷ「あんた、学校で会っても話し掛けてくんな あと私の連れとか人にも言うな もうあんたの顔も見たくないし私の目につくとこに入ってくんな」
N「きちんとHに嘘ついたって話すから それは許してよ」
ぷ「何を許すって?今更あんたが嘘ついたってHくんに言ったところで私が脅して言わせたみたいになるやんけ アホか」
Nが号泣して声を荒げて尋ねてきた
N「じゃあ学校で誰と話したらいいの?誰とご飯食べたりしたらいいの?」
ぷ「知るかボケ!お前がそうしたんやんけ 我がで考えんかい」
呼び出したTと一緒にその場を離れてお茶をした店で話をした
TはHくんと私の事を心配していた
でも、例えばNがHくんに嘘だったと話しても私の脅しだと思われるだろうし私がいい訳すればそれを認めたような格好になる気がした
話をしていて気付いた
結局Hくんは私の潔白よりもNの言葉を信じたんだ
気付いた時に、もうどうでもいいやって思っていた
Tにもその事を告げて、Hくんに言ってもいいよとそれとなく伝わるように…
冬休みが終わりしばらくするとNは退学した
それからHくんとの付き合いは激変して電話もあまりなくなったし、週に一度会うか会わないかというペースになっていった
一度だけその話になってHくんに「俺もNを信用してしまって反省してる」と言われたけど、その時には私の気持ちは惰性で付き合ってるような状況で「別にいいよ」とだけ返事をした
いつまでもこのままじゃいられない
その気持ちはHくんも同じだったようで、3月に入った頃、二人で別れ話をした
多感な年頃でもあり、不思議なことにどうでもいいって思っていたのに別れる時は涙が止まらなかった
最後に一度だけ抱き合った時Hくんが「ごめんな」と何度も繰り返していた
こうしてHくんとの恋は終わった
一度だけペッティングまでしたけど、それ以上は何もなくって子供みたいな恋愛だったけどHくんとの恋愛はいい思い出だ
Hくんとは23歳の時に一度だけ再会した
お互い車に乗っていたんだけど多分お互いに懐かしくて一緒に夕飯に行く事になりHくんの車に乗り込んだ
食事中は付き合ってる頃の笑い話とかで盛り上がった
一瞬だけあの頃に戻った様だった
後に電話が来て、もう一度会おうと誘われたけどそれは断った
もう一度会えばまた気持ちが再燃しそうな気がしたから
思い出は思い出のまま置いておきたかったから