気にしすぎて疲れる、やる気が出ない、人に合わせすぎてしまう。
こうした状態が続いているとき、それは性格ではなく「感情を後回しにしている状態」が関係しているかもしれません。
日常の中で処理されなかった感情は、気づかないうちに蓄積していきます。

 

 

未処理感情を解消する
感情消化メソッド

目次

シリーズの概要

第1部:心の仕組み

 苦しさと解消の仕組み

第2部:感情消化メソッド

 未処理感情解消の考え方と手順

第3部:未処理感情の影響

 未処理感情の体調・欲求・人生への影響
 未処理感情をためやすい人の特徴

第4部:人生の問題の解消 
 問題を作っている未処理感情の働き

 トリガーのヒント

 

 

前の記事では、未処理感情が蓄積したときに起きる不調について見てきました。

では、そもそもなぜ感情は処理されずに残っていくのでしょうか。

それは日々の中にある、「当たり前になっている行動や考え方」が関係していることがあります。

ここでは、未処理感情が溜まりやすい人に見られる特徴を挙げていきます。

読みながら、自分に当てはまるものがないかを確かめてみてください。

 

 

 

概要
 
未処理感情をためやすいクセと、
未処理感情の影響で生まれるクセは、互いに影響し合っています。

その結果、同じパターンが繰り返され、
感情が処理されないまま蓄積していきます。

当てはまる項目の多い方は、
2-5:感情消化メソッド 実践ガイド】で
紹介した方法に取り組むと、クセが減っていくと思います。

 

 

 

感情や気分の処理のクセ
 

感情そのものではなく、「感情への向き合い方」に特徴があります。
以下の傾向は、感情のプロセスを途中で止める回避になります。

 

 

▼感情を感じることを後回しにする
その場では問題なく過ごせているようでも、感情はあとに残り続けます。

  • 嫌なことがあっても、とりあえずこなしてしまう
  • 「今は仕方ない」と切り替えることが多い
  • 「あとで考えよう」と思うことが多い
  • その場では平気なふりができる


▼感情を感じる前に考える
理解を優先することで、感情が置き去りになります。

  • 出来事の理由や背景をすぐ考える
  • 問題点や改善点を探そうとする
  • 「理解できれば落ち着く」と感じている
  • 感じるより先に整理しようとする


▼気分を変えるのが得意だと思っている
切り替えているつもりでも、実際は残り続けていることがあります。

  • 嫌な気持ちはすぐ切り替えられると思っている
  • 忙しくして紛らわせることが多い
  • 趣味や作業に没頭して気をそらす
  • 「気にしないのが大人」と考えている

 

生き方の傾向
 

以下の振る舞いは、抑圧に繋がりやすくなります。

 

 

▼空気を読みすぎる・我慢が前提になっている

  • 場の雰囲気を優先することが多い
  • 波風を立てない選択をしがち
  • 自分の意見を後回しにする
  • 我慢している自覚があまりない


▼「ちゃんとしなきゃ」が強い

  • 責任を引き受けやすい
  • 期待に応えようとする意識が強い
  • 自分がやった方が早いと感じる
  • しんどくても止まれない


▼人に頼る・甘えるのが苦手

  • まず自分で何とかしようとする
  • 相談は最後の手段になりがち
  • 迷惑をかけたくない気持ちが強い
  • 弱い部分を見せることに抵抗がある


▼「大丈夫」が口癖になっている
実際の感情を表現しないと、未処理になりやすくなります。

  • 心配されると反射的に「大丈夫」と言う
  • 余裕がなくても平然としていられる
  • 助けられる側に回るのが落ち着かない

 

考え方のクセ
 

感情の蓄積は、思考のパターンにも影響します。
これらは、回避や抑圧になります。

 

 

▼考え続けてしまう(ぐるぐる思考)
処理ではなく、同じ場所にとどまり続けている状態です。

  • 終わったことを繰り返し考える
  • 同じ内容を何度も思い返す
  • 思考が堂々巡りになることが多い
  • 考えても整理されていく感覚がない


▼相手に決めさせる
自分の感覚が後ろに回りやすくなります。

  • 「まいっか」と妥協することが多い
  • 誰かが決めるのを待つことが多い
  • 自分の意見を出す前に引いてしまう
  • 集団の合意を優先しがち

 

まとめ
 

ここまで挙げた特徴は、
良い悪いを判断するものではありません。

多くは、未処理感情の影響を受けて、
自然と身についていった反応です。

ただ、当てはまるものが多い場合、
感情が処理されないまま蓄積しやすくなり、
前回に見てきたさまざまな不調につながっていきます。

こうした状態は、意識して変えようとしても、
なかなか変わりませんが、
未処理感情を解消していくと、
振る舞いを変えようとしなくても、
これらのクセも自然と減っていきます。

 

 
 

 

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