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心明流三毒(暴欲、嫌怖、固念)について
「感情の引き金を無効化する」で「無意識の学習は、成功体験が必要」と書きましたが、これは行動分析の仕組みを表現を変えて説明したものです。
行動分析の「行動の強化」の仕組みを理解して、上手に練習をするとスポーツや楽器演奏の上達が早くなります。
少し話がそれますが、行動分析の理解につながると思うので、少しご紹介しますね。
- 技を細かく分解して、部分ごとに練習をしてから、徐々につなげる。
- 速度を落として練習してから、徐々に速度を上げる。
- フレーズを短く分割して、それぞれを練習する
- 速度は、できる速度まで落とす。
トランペットをやる人にとって、ハイトーンも憧れの一つです。
ユーチューブに、「はぐれ刑事純情派のテーマ」を上げているトランぺッターが多いのは、この曲が難易度の高いハイトーンを必要とする曲だからだと思います。
ボーカルも同じだと思いますが、ハイトーンを出そうとして体に無駄な力が入り過ぎると、緊張でハイトーンが出づらくなります。
必要な筋肉以外は力を抜いた方がハイトーンがでるのですが、以前の私は練習方法が分からず力任せにハイトーンを出していたので、ハイトーンの上達が頭打ちになっていました。
行動分析を覚えてから、力を抜いて出せるハイトーンの半音上を、力のを抜いたまま出す練習を繰り返しました。
力みや緊張に気づいたら、また音を下げて練習します。
「力を抜いてハイトーンを出す」という成功体験を繰り返すことで、徐々に出せる音が高くなっていきました。
「はぐれ刑事純情派のテーマ」もできるようになりました。
今は、それより高い音も出せます。
このような練習の工夫は、スポーツでも応用できると思います
行動分析って面白いでしょ?
以下のどちらかに、水泳が上手になる練習方法が書かれていたと思います。
行動分析の話からもそれますが・・・
このシリーズで紹介する三毒を解消する方法も合わせると、さらに練習の効率が上がったり、本番に強くなります。
「この曲ができるようになりたい」と思い過ぎるのは、 暴欲です。
「来週の本番、上手にできるかな?」は 嫌怖です。
こういった三毒の影響を受けると緊張したり集中できずに、上達の妨げになります。
このシリーズで紹介する方法で三毒を解消すると、上達が速くなりますし、本番でも本来の力を発揮できるようになります。
私の最近の出来事ですが・・・
最近、仕事が忙しく三毒が溜まり偏桃体が騒がしいと感じて、数日ワークに取り組んいました。
そんな折ゴルフをする機会があったのですが、ゴルフのためにワークに取り組んだわけではないのに、スコアがとても良くなって驚くことがありました。
私の中の三毒が減って偏桃体が落ち着いてくれたからだと思います。
三毒の解消はこんな副産物を与えてくれます。