すっかりご無沙汰してしまいましたね。

本業が忙しく出張だらけで、どうにもなりませんでした。

 

まだ、しばらく出張が多い生活が続きますが、少しづつ記事を書きたいと思います。

 

さて、久しぶりの今日は、前回からの話とのつながらないのですが、出張中の新幹線やホテルで読み漁っていた行動分析の本を紹介します。

 

自分の心や言動を変えたり、他人の言動を誘導するためのヒントが沢山あります。

 

 

 

 
行動を増やすのは結果?(行動随伴性)

 

前に少し記事にしていますが、少し行動分析をおさらいしておきましょう。
 
私たち人だけではなく生物は、良いことが起きる行動は繰り返すようになり、嫌なことが起きると行動が減ります。
こういう生物の仕組みをオペラント学習といいます。
 
このような行動と結果の関係を随伴性とか行動随伴性いいます。
行動を増やす結果を好子、減らす結果を嫌子といいます。
 
こんな表で表したりします
 

分かりやすさを優先した表現にすると、以下のようになります。
  • 嬉しいことが増える行動は増える(強化)
  • 嬉しいことが減る行動は減る(弱化)
  • 嫌なことが増える行動は減る(弱化)
  • 嫌なことが減る行動は増える(強化)
 
ここまでは、「あたりまえじゃん!」という感じですね。
 
興味深いのはこの先です。
  • 好子・嫌子はどんなものがあるのか?
  • 好子・嫌子の効果の違いや副作用は?
  • 行動に影響を与えるその他の条件は?
  • 好子が出たり、出なかったりしたら行動はどうなるか?
  • 複数の好子・嫌子があるときは、どんな影響をうけるのか?
このなかには、私たちが見落としているものや、勘違いしてるものがあります。
 
 
それは、おいおい記事にするとして、本日は興味深い本について、ご紹介しましょう

 

 
会社・組織の行動を扱った本

 

行動分析に強い関心をもつきっかけになった本です。

 

小説の部分とそれを解説部分で構成された本で、とても読みやすい本です。行動分析に興味がなくても、組織でしごとをしている人にはお勧めです。

 

 

この中に、否定的な発言で職場の雰囲気を悪くする人が出てきます。

 

よくいると思います。

周囲が「よしやってみよう!」と盛り上がろうとしてるのに、「でも、xxxだからうまくいくわけないよ」と言ってしらけさせる人。

 


この言動を増やしているもの、つまり好子は何だと思います?

 

このような人は、周囲のひとから「xxの可能性もあるじゃん」「xxの効果もあるよ」と前向きなことを言ってもらうことや、周囲から注目されて自分の存在感が上がることが好子になっています。



 

それでこの言動を減らす対策はなんでしょう?

好子をなくせば言動は減っていきます。


 

この場合は、否定的な言動をした時は相手にしないことです。


つい私たちは諭そうとして色々言ってしまいますが、実はそれが困った言動を増やしている場合があります。

 

コツや注意点もありますが、それは本を読んでくださいね。

 

 

 
 
個人的生活の行動を扱った本

 

恋人同士の仲を改善した入り、水泳を上手になったりと、普段の生活を題材にした本もあります。

 

この本も小説の部分と解説の部分で構成されていて、読みやすいですよ。

 

 

 

 
教科書的本

 

上の2冊を読んで、とても面白かったので、がっつり読んでみようと思って、教科書でも使われているこんな本を読みました。

 

量も内容も濃いのですが、最後までむさぼるように読んでしまいました。

これも小説の部分と解説の部分で構成されています。

 

ちなみに、この本にでてくる大学院講師は、上で紹介した「パフォーマンス・マネージメント」の主役の友人としてアドバイスをする人物として登場します。

 

行動分析学入門 行動分析学入門
3,888円
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この本では、幼児や知的障害者の行動もたくさん出てきます。
 
それの原因やしくみは、私たち大人の健常者の問題行動との共通点も多く感じられて興味深く読めます。
 
 
この中で精神科病棟に入院している人で、頻繁にナースステーションに来て邪魔して、看護婦を困られせる人がでてきます。
 
看護婦はその患者を叱ったり諭したりしても効果がありませんでしたが、行動分析の先生が解決します。
 
 
この解決方法は何だと思います?
 
「相手にしない」です。叱ったり、諭したりしないということです。
孤独な病院の中で、かまってほしくて、自分に注目してほしくてやっていた行動だからです。
それが好子になって行動を増やしてしまっているわけです。
 
相手は道理の通じづらい人ですしね。
 
 
でも、この「かまってほしい」「注目してほしい」というのは、普通の健常者にもある強い欲求で、これらは強い好子になります。
 
職場の多くの人を困った気持ちにさせる人には、この「注目されたい」「存在感をしめしたい」という欲求から来ることが多いように思います。
 
 
 
さて、どうですか?
行動分析って面白そうでしょう?