意識的な行動から、自動的な行動になっていく仕組みを踏まえて、効率よく自分に新しい行動を覚えさせる方法を身に着けると、
新しい可能性が広がるはずです。

また、行動の一つである考えを変える方法にも応用できるはずです。


まだ、勉強中の部分も多いのですが、「効率の良い練習」の練習と思ってトランペットの練習で試してみると、これまでできなかったことができるようになったり、感覚が鋭くなったり興味深いものがあります。


そのまま、英語のヒヤリングの練習などに応用できると思います。


「効率的な練習」のポイントは
  • 力まない・急がない
  • 新鮮な好奇心を持つ・さわやかな情熱を持つ
  • 自分の動きや感覚に注意を払う

です。

 
 
改善のポイント

 

私が趣味でやっている音楽はラテンやR&B です。
特徴としては、以下があげられます。
  • スピードが速い
  • フレーズが細かい
  • リズムがややこしい
  • リズムが悪いと格好悪い


私は、相当適当にやっている部分が多く、
演奏の録音を聞くと「あぁ・・カッコわりぃ・・・」と
思う部分がたくさんあります。

これを自分を変える練習と思って、改善をしてみました。

 
練習のポイント

 


「自動的な行動」と「意図的な行動」】でも、お話をしましたが、楽器の練習用に変えると以下のようになります。

 

  • まったく焦りがないところまで速度を遅くする
  • フレーズを短めに分けて、体が覚えるまで繰り返す
  • 体が覚えたら速度を上げて、違和感があったら速度を落とす
  • 音が高くて力んでしまうところは、オクターブ下げて繰り返す
  • 自分の感情や感覚にも注意を向ける


今は便利な道具があって、以下のアプリを使うと音程を変えずに
速度を自由に変えることができます。

 

 



これで前述の通り練習すると、難しくてできなかったところが効率よくできるようになります。

 

漠然と練習するよりも圧倒的に短い時間でできるようになり、より正確にできるようになります。

 


そして、やってみると、その他の気付きもありました。

  • 周囲との関係に敏感になる
  • 自分の動きをクールに観察できる


ということも習得できるようです。

 

 

 

 

 

音をしっかり聞けるようになる
(周囲の関係に敏感になる)

 

私がやるジャンルは、速いしトリッキーなリズムも時々出てきます。

これを、ピッタリ合わるためには、自分の演奏のリズムを整えるだけではなく、周囲のリズムをしっかり聞けている必要があります。


速度を落として曲を聴きながら、それに合わせて練習をしていると、各楽器の音もよく聞こえるようになってきます。

いままでは、細かいフレーズを吹くのに一生懸命で周囲の音を聞く余裕が無かったのが、速度を落とすことで聞く余裕が生まれます。

 

そして、「周囲の音を聞きながら演奏する」を繰り返しておくと、速度をあげても周囲の音を聞きながらできるようになります。

体が「聞く」という行動を自動化したのだと思います。



同じ方法が英語のヒヤリングの力を上げるのにも使えると思います。

「聞き取れない!」と焦らなくてもよいところまで、速度を落としてなんども聞いて、徐々にスピードを上げてくとよいはずです。

 

英語などのヒヤリング用に速度を落として再生できるアプリもあります。

 
自分の動きをクールに観察できる

 


ゆっくり練習していると、「体がどう動きたがっているか」や「感じグセ」を把握できるようになります。

  • ある指の形から、次に別の指の形に従っている
  • 必要のないところに力を入れたがっている
  • 焦りの気持ちが湧いたり、困った気持ちが湧く


といった、意図とは関係のない、自分のクセを感じ取れるようになります。

 

焦り」や「困った」も苦手意識という、感じグセです。

これらの感じグセに気付き、不要な感覚であることを理解して練習すると、修正されていきます。



速いとそのような、「体がどうしたいか」や「何を感じているか?」は感じ取る余裕がありませんが、ゆっくりやるとそれが分かるようになるのです。

 

そういった自分の身につけていたクセに気付きながら、修正をしていくと自分の動きを新しいものに変えられます。

 

 

そうして、実際にやってみて気づいたことでが、このような練習を繰り返すと、速度を上げても自分の動きを観察しやすくなることです。


これができるようになると、「自分の行動の良し悪し」をいつも観察できるようになり、行動の改善をしていけるようになるはずです。

 

 
自分の動きを変えるということ

 

「自分の動きを変える」「自分のクセを変える」というのは、自分が習得してしまったクセに気づいて、新たな動きを習得させていくことです。

 

この「自分が習得してしまったクセに気づく」ためには、力んだり焦っているとできません。

 

自分が意図した動きなのか、クセで自動的にできた動きなのは、力まず焦らず自分の中の感じに注意を向ける必要があります。
 
そのためには、力んだり焦ると上手くいかないということです。
 
そうならない工夫をして、自分に新しい動きを覚えさせてから、早くしたり力をこめるようにすると良いと思います。