フェルデンクライスメソッドをご存知ですか?

マインドフルネスの動く瞑想と共通点が多いんです。

 

もともとは、麻痺や苦痛をやわらげたり、スポーツなどの時の体の動きをよくするためのエクササイズのようですが、心をほぐし気分の改善や、活力・アンチエイジングに効果もあるようです。

 

フェルデンクライスメソッドでも、「体の感覚に観察する」「新たな気づきを得るようにする」と言います。

そうすると、脳が活性化して、よりよい体の動きや心の動きに調整してくれます。

 

 

 

 
フェルデンクライスメソッドとは

 

フェルデンクライス博士が交通事故で麻痺を負ってしまったことから、それを改善するために考案した方法です。

脳が体だの動きを覚える仕組みに着目しています。

 

筋トレのように体に負荷をかけるものでも、ストレッチのようにどこかを伸ばすものでもありません。

 

比較的単純な動きを無理をせず緩やかに行いながら、体の中に感じるものを観察します。

 

脳は、痛みがあればそれを避ける動きを見つけたり、不必要な力みがあればそれを解いてくれたりします。

 

脳梗塞などで脳が損傷を受けて体が不自由になっても、これを繰り返すことで体を動かすために必要な脳の神経網を新たに作るようです。

 

 

http://feldenkrais.kamosulab.com/

 

 
マインドフルネスとの共通点

 

フェルデンクライスメソッドの本はいくつかありますが、とくに以下の本では脳や心との関係について詳しく書かれています。
 
ニューロン・ムーブメントという名がついていますが、エクササイズはフェルデンクライスメソッドです。
著者のアナット・バニエルはフェルデンクライス博士のお弟子さんです。
 
この本が興味深いのは、エクササイズのやり方だけではなくて、普段の生活での心のあり方にも触れているところです。
エクササイズに取り組むときの心の在り方が、よりよい心の状態を保つための練習にもなるように感じられてきます。
 
例えば
  • いまここに集中する
  • 初めてであったような興味をもって観察する
  • 無理をしない
  • 結果にこだわって力まない
  • 自動操縦モードばかりにならない
のようなキーワードが多く感じられます。
 
 
新しい気づきが活力につながる
(自動操縦モードばかりにならない)

 

教習時代には四苦八苦していた車の運転も、慣れると世間話をしながらできるようになります。

私たちは、このような自動操縦モードでの動きをたくさん持っています。

 
私たちは、習慣化すると複雑なことが無意識にできるようになりますが、この時の脳の中の神経細胞同士のつながりは減っていきます。
 
習慣化した動きに必要なつながりだけに絞っていくのですが、この時脳全体としては活力を失っていきます。
 
 
逆に新しい刺激に気づくと、神経細胞通しが足(シナプス)を伸ばし、他の細胞とつながって新しい回路を作ろうとします。
この時脳全体としては活力が湧いてきます。

 

 
つまり、慣れた自動操縦モードの動きばかりしていると、心が活力を失い老け込んでいくということです。
そして、心が活力を失うと、新しい体験や刺激に抵抗感が生まれて、自動操縦モードの行動に偏る傾向があるのだそうです。
 
 
フェルデンクライスメソッドでは、優しい動きによって体の中に刺激をつくり、それを観察することで新しい刺激に気づくことをします。
また、メソッドにより体がほぐれることで、力みで気づけなかった新しい刺激にも気づけやすくします。
 
 
マインドフルネスも自動操縦モードには注意し、自分の感じているものをつぶさに観察するようにします。
「気づきの瞑想」というくらいですからね。
 
マインドフルネスに興味のある方は、フェルデンクライスメソッドにも興味が向くと思いますよ。