心理療法のひとつ ACT と言うものがあります。

 

認知行動療法やマインドフルネスなどとあわせて、比較的有名な心理療法だと思います。

 

うつ病の改善などの目的で紹介されることが多いと思いますが、不安障害などにも効果があるはずです。

 

 

ACTは、アクセプタンス&コミットメントセラピーの略で、マインドフルネスと同様仏教的な考え方が多く含まれています。

 

その考え方を6つポイントにまとめて、以下のように表現することが多いです。

 

 

これらは、より良く人生を過ごすのに大切なポイントだと思いますが、もう少し分かりやすい言葉に変えると以下のように言えると思います。

  • 「今、この瞬間」との接触
    いまここに集中する
  • アクセプタンス
    現実を受け入れる
  • 脱フュージョン
    思考や感情に振り回されない
  • 文脈としての自己
    環境の変化と関係性で自分を観察する
  • 価値
    自分のやりたいことを知る
  • コミットされた行為
    やりたいことができる

 

ACTはこれらのやり方を、マインドフルネス的な手法で教えています。

ネットで説明しているページも沢山あります。

 

今日の記事は、このうちのアクセプタンスとコミットメントを考えてみます。

 

 
アクセプタンスとコミットメント

 

アクセプタンスは、「ありのままに受け入れる」とか「受容」といった意味になると思います。

現実と戦ったり背を向けることなく、オープンな心を保ちましょう・・・といった意味になります。

 

コミットメントは、「決意する」という意味ですね。

現実を受け入れつつ、現実に流されず自分の価値観に沿った生き方をしよう・・・といった意味です。

  • 現実と戦わない
    (変えようとしない、否定しない)
  • 現実に背を向けない
    (拒否しない、恐れない)
  • 現実に流されない
    (あきらめない、自分を生きる)

これら全てが大事だと言うことです。

 

これが、なかなか難しいですよね?

 

 
現実と戦う生き方

 

誰かを自分の思う通りに動かしたい。

誰かを自分の思う性格に変えたい。

 

そのように拘って、揉め事に陥ったり落胆してしまいがちです。

 

 

今の自分の能力を超えた目標に拘って、無理をして結果が出ずに疲弊したりします。

 

これらは現実に戦っている状態です

 

 
 
あきらめて、文句を言う生き方

 

また、日々の生活の中で、気に入らない現実に気持ちが奪われて、自分を生きられない状態に陥ることも多いと思います。

  • あいつのせいで
  • ついていないから
  • お金が無いから
  • 環境が悪いから

これらは、文句をいっているだけで、あきらめてしまっている状態です。

 

 
受け入れつつ、自分を生きる

 

これらを考えると、現実を受け入れつつ、自分の望む生き方を通することが必要になります。

 

そう考えると以下の考え方が重要になります。

変えられるものを変えられる勇気を

変えられないものを受け入れる冷静さを

そして両者を識別する知恵を与えた前

アメリカの神学者

ラインホルド・ニーバー

 

これを難しくするのには、執着や恐れが大きく関係しています。

 

恐れが無くなると、執着が無くなります。

執着が無くなると、恐れが無くなります。

 

 

執着や恐れを無くすのにも、「心を整える方法が役に立ちます。