私のつたない説明を補完するために、私が影響を受けている本をご紹介します。

 

 

 
欧米人と日本人の違い

 

この後に、私が影響をうけたと思う本を、影響の大きさ順に紹介します。

 

その前に、欧米人と日本人の心のとらえ方の違いについて、私の考えを書きたいと思います。

 

私が影響を受けいてる心の本の著者の多くが欧米人です。

 

欧米人の書いている本は、「考えを変えれば心が変わる」「思考の力で心を変える」という発想が多い印象を受けます。

 

でも、これは小さなころから、自分の気持ちをしっかりと言葉に変える文化に育ち、考えと感情のズレに敏感な人たちだから効果があるように思います。

 

欧米人は、考えと感情が直結しているので、考えを変えようとすると自然と感情を変えているんじゃないかな?と思います。

 

 

ところが、日本人は「ホンネと建て前」の文化で育っています。

考えと感情のズレに寛大というか、鈍感になっているのではないか?だとすると、欧米人に効果があるものも少し工夫を加える必要があるのではないか?

 

そんなことを考えながら読んでいます。

 

 
マインドフルネス

 

私の心のとらえ方や、心の整え方はマインドフルネスの影響が大きいと思います。

 

 

マインドフルネス瞑想が有名ですが、私は瞑想の仕方よりもマインドフルネスの考え方や何を目指しているかを知った方が良いと思います。

 

この本には、それらが書かれています。

もちろん、マインドフルネス瞑想も難易度の低いものから順に取組めるように紹介されています。

 

マインドフルネスは日本の禅宗の教えを元に、欧米人の心理療法士が再編したものなので、日本人の感覚に良く合うように感じます。

 

また、マインドフルネスと同様に禅宗の考え方を元にした心理療法のACTからも影響を受けています

 

 

近くの図書館になかったので、私は読めていませんが、以下の本が良く勧められているので、こちらがわかりやすいのかもしれません。

 

 本屋でパラパラしたことはありますが、エクササイズやワークが多数載っていて、使いやすそうです。
 
心の勉強は、自分で試して実感することが理解の早道だと思います。
 

 

 

 

 
バイロン・ケイティ・ワーク

 

思考と感情の関係について「考えからの影響」という考え方や「現実と戦うな」というのは、バイロン・ケイティからの影響です。

 

私は、ボロボロの心から立ち直れたのは、この本のおかげです。

 

 

ワークシートや心の内面を探る質問が豊富に提供されていたり、YouTube でケイティのファシリテーションの事例が沢山提供されているのが魅力です。

 

以下のホームページで色々な資料を入手できます。

http://thework.com/sites/thework/nihongo/

  • ワークのやり方の小冊子
  • 考えから生まれる感情や反応のリスト
  • 4つの質問の補助質問
  • 人間関係に関する考えに気付くための質問リスト

最初にこの本を読んだときは、少し戸惑いました。全体的にとても素晴らしいことが書かれているように感じられるのですが、

ところどころ「???」となります。欧米人と日本人の感覚の違いのように感じます。

 

そういったところを、私なりに変えていったのが今の私のやり方です。

 

ちなみに、ケイティの別の本に「タオ(道)」という老子思想を題材にケイティの考え方を紹介するものがあります。

 

これも東洋人に分かりやすい考え方なのかもしれません。

 

 
セドナメソッド

 

「感情を開放する」「感情をリセットする」ということを、日々の生活の中で目的に合わせて活用していく発想はこの本の影響が大きいと思います。

 

 

私はこの本に書かれている感情解放のやり方を上手く習得できず今のやり方になっていますが、「今の心の状態がどういう状態か?」「どのように対処すべきか?」については、この本の影響は大きいと思います。

 

 
フォーカシング

 

これらは、私が心がだいぶ回復してから読んだものです。

私のやり方がフォーカシングとほぼ同じであることを知り、やり方の改善に大きな参考になりました。

 

私は苦しかった時、ネットも読み漁っていたので、どこかでフォーカシングのやり方を読んでいたのかもしれません。

 

 

 

 
スキーマ・モード

 

私が心の勉強を始めた初期のころは、色々な心理療法の勉強もしてみました。

 

特に、心の中での葛藤などについての考え方は、スキーマ療法のスキーマ・モードや交流分析などの影響が大きいように感じています。

 

 

 

また、認知療法のコラム法なども少し影響を受けています。

 

少しは話がそれますが、以下の本は面白かったですよ。