心の勉強を始めてしばらくしてから
趣味のバンド活動を、楽しめるようになりました。
始めるまでは、自分がそんなにバンドが
やりたいことだったとは思いませんでしたが、
やってみると
「やりたいようにやれている感」が増えました。
私は、家庭にも問題があり、
仕事にも行き詰っていました。
そのころ考えていたのは、
- 一人で海外旅行に行ってやる!
- 高級料理食べてやる!
- 子供達と遊びに行きたい!
- 家族の団らんが欲しい!
と思ってみたり
- 俺だけ遊びに行くなんて・・・
- あんな家族は、ただの重荷だ。
と思ってみたり、少し情緒不安定でした。
バンドは、古い友人のつてで、
少しやっていましたが、
あまり気持ちは入っていませんでした。
私は、ラテン音楽のトラペットをやります。
若い頃は、プロと一緒にやっていた時期もあり、
多いときは、月に3、4回ギャラをもらって
ステージに出ていました。
まぁ、普通のアマよりは、上手だと思います。
プロのクォリティを知っていますから、
人の演奏聞くと、どうしも分析的、批判的に
聞いてしまいます。
自分と言えば・・・・
それから20年以上、ちゃんと練習していませんから、
ちゃんとは演奏はできないんですけどね。
それに、音楽の道からサラリーマンになったのは、
精神的に参ってしまって
音が出なくなってしまったという
苦い思い出もセットになっていました。
ひょんなことで、会社の軽音の発表会に誘われました。
「J-Pop やるんだけど、やんない?」
的な感じ。
私はラテン音楽しかしたことがなく、
それ以外のジャンルはやりませんでした。
なんとなく、自信がなかったんです。
私、そこそこできますし、
自信がない理由はないんですけど。
今となっては不思議です。
それに、心の勉強をする前は、
- 仕事以外でも、会社の人と活動はちょっとね・・・
- バンドばっかりやって楽しいか?
- 発表会?
おいおい俺は金とってステージに立ってた人間だぞ。 - 今更、新しいジャンルを覚えて、何か得があるか?
- J-Pop?!そんな簡単なこと、俺にやらせるな。
と、しょうもないことを考えていました。
考え方、ぐちゃぐちゃでしょ?
自信のない奴が、よく陥る感じ。
ものごとを斜めに見て、
ただただ批判している状態って感じです。
でも今回は、心の勉強をしたせいか、誘われたときに
「まぁ、新しいことをやってみよう」と
軽い気持で始めてみたんです。
軽音も面白かったんです!
それに、「すげぇ、プロみてぇ」とほめてもらえるし。
「え~、ラテンやってんすか?!ややこしいでしょ?」
そういや、ラテンはややこしいんです。
それに、軽音のつてから、
また新しいバンドに加入したんです。
それも初めてのジャンルへの挑戦です。
これも、楽しかったんですよ。
それに・・・
私は、けっこう上手にできる・・・(^^)
なんのメリットも無いことへの努力が
こんなに楽しいなんて!
これがきっかけで、だんだんプライベートの
人の関係が広がってきて、
行き詰っていたことが、ほどけ始めたんです。
「なんとなく流れに乗る」のって
良いのかもしれません。
「直観を信じる」、「損得を考えない」というのは、
こういうことかもしれませんね。
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