あなたは、幼少期に

 

「~しろ!」「~しなさい!」「~したほうがいい!」

 

などと言われたことがありますか?

このように、「何かに煽り立てられる指示や命令のこと」

 

心理学では『ドライバー』と言います。




人間の性格は、おおよそ6〜10歳頃までに、

親から要求された『禁止令』や『ドライバー』によって

形成されると言われています。




『禁止令』については、過去の記事でご紹介していますので、

ここでは省略させていただきます。

 

 

 

 

 

『ドライバー』は、下記の5つです。

1. 完璧であれ

2. 人を喜ばせろ

3. 努力せよ

4. 強くあれ

5. 急げ

 

 

1. 完璧であれ

「ちゃんとやりなさい!」「しっかりしなさい!」などというように、親から厳しい指示や命令を頻繁に受け続けると、「完璧でなければいけない!」「失敗は許されない!」と無意識に思い込んでしまいます。

その結果、自分に対しても、周りに対しても完璧を求め過ぎてしまうようになります。

 
2. 人を喜ばせろ

「世の中の役に立ちなさい!」「みんなのために尽くしなさい!」などというように、自分を犠牲にすることや、周囲に奉仕することを親から求められ続けると、「自分は良いことをしているのだからみんな喜んでくれるはずだ!」と無意識に思い込みます。

その結果、相手に対して余計なお節介をしてしまったり、相手が受け入れてくれないと、どうしてよいか分からなくなってしまいます。


3. 努力せよ

「もっと頑張りなさい!」などというように、何事も一生懸命に取り組むことを親から求められ続けると、「休んではいけない!」「自分の限界まで全力を尽くさなければいけない!」「頑張っていればきっと報われる!」などと無意識に思い込んでしまいます。

その結果、周囲に助けを求めることや、休養を取って自分自身の疲れやストレスを癒すことができなくなってしまいます。


4. 強くあれ

「メソメソするな!」「弱虫!」「もっと強くなれ!」などというように、落ち込んでいる自分を親に否定され続けると、「自分が弱いからいけないんだ!」と、弱い自分を無意識に否定するようになります。

その結果、(つらい・苦しい・わからない・助けてほしい)などの弱音が言えず、自分が苦しい状況に陥った時に、周囲に助けを求められなくなってしまいます。

 
5. 急げ

「早くしなさい!」「早くしなさい!」などというように、親から頻繁に急かされた経験があると、無意識に焦りを感じ続けることになります。

その結果、じっとしていられなかったり、落ち着かなかったり、何事も中途半端になりやすく、何かひとつのことをじっくりとやり遂げることができなくなってしまいます。

 

 

 

 

では、これらのドライバーにどのように対処すれば良いのでしょうか?

大人になっても、このような影響を受けていると気づいたら、
 

1. 自己認識を高める

自分がどのドライバーに影響を受けているのかを認識し、それが自分の行動にどのように影響しているかを理解することから始めましょう。


2. 自己承認を育む

ドライバーが強く作用する状況で、「自分は十分である」という感覚を育むことが重要です。

特に「完璧であれ」や「努力せよ」のドライバーを持つ人は、失敗や休息を許し、頑張った自分を褒めてあげることが必要です。


3. 境界線を設定する

「人を喜ばせろ」のドライバーに影響される人は、他者に対して適切な境界線を設定し、自分のニーズを優先する練習をすることが有効です。

※境界線とは、個人と他者の心の中での「対人関係上の境目」のことです。

周囲との現実的な関わりにおいては、自分自身を保護するために、お互いの(時間、空間、価値観など)を考慮して、ルールやガイドラインを決めて対応します。


4. 感情を表現する練習

「強くあれ」のドライバーを持つ人は、感情を抑えることをやめ、他者に対して感情を共有することが大切です。

 

 

 

 

アダルトチルドレンの人たちの親自身が、

このようなドライバーを、そのまた親から受け継いでおり、

世代間連鎖の状態になっています。

そのため、そのことが当たり前になっており、

指摘する人がいないことも、問題の解決を困難にしています。





それぞれの親たちが、当時の社会を生き抜くために

必死で身に付けたドライバーであるため、

なかなか手放すのは困難です。




ただ、これらのドライバーのメッセージそのものは、

 

悪いものでは決してなく、

自分にとって「いい塩梅」だったり、

「ちょうどいい加減」だったりするならば、

素敵な長所となります チョキ




親は、子どもが無事に生き抜いて欲しいと願い、

このような言葉を言ってしまいますが、

子どもの脳は大人とはまるで違います。

大人にとっては当たり前のことでも、

子どもが理解できないことはたくさんあります。





大人になって、これらのドライバーに気づき、

思い込みを変えたいと思ったら、

そのドライバーが今の自分を苦しめていると思っても、

幼少期の自分の決断を否定しないようにしましょう。




なぜなら、当時のあなたが生き抜くためには、

親に従うことが必要だったから。

そして、その時の決断が正しかったからこそ、

あなたは今生きているのですから。

あの時は、仕方なかったのです!

 




また、ドライバーは、焦らずゆっくりと気長に緩めるようにしましょう。

幼少期に刷り込まれた価値観は、

習慣化され、あなたのアイデンティティになっている可能性があります。

「あっ、またあの癖が出ちゃった」くらいに考えて、

 

気楽に対応していきましょう 口笛





ただし、ドライバーに気づいたけど、

自分ではどうにもできないと感じたり、

今、苦しくてたまらないと感じるならば、

心理カウンセラーや精神の専門家に相談することをお勧めします。
 

 

 

 

生きている時間は、長いようで短い!

「自分には価値がない」という思い込みにピリオドを打ち、

心の底から望む未来に向かって、

自分らしく大胆に前進しましょう!

 

 

 

 

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