『呉の新たな重臣として迎えられた甘寧であったが、凌統は父の仇と伝えられた甘寧の命を狙う。』
第1部はこちら
しかし、甘寧からすれば、なぜ自分が凌統から目の敵にされているのか、見当が付いていなかったのであった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160829/22/sekiryu0325/27/86/j/o0067006813735514406.jpg?caw=800)
そんなある日、孫家でちょっとした慶事があり、祝いの宴席が開かれた。
当然のことながら、甘寧と凌統は会場に着くなり、互いに睨みあう。
とはいえ、主君の前である。おおっぴらには諍いも出来ず、二人は一様にピリピリとした雰囲気で一献、また一献と杯を空けていった。
そうするうちに夜も更け、そろそろお開きかと思われたその時、凌統がすっくと立ち上がってこう言った。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160829/22/sekiryu0325/58/49/j/o0067006713735514404.jpg?caw=800)
孫権以下、皆が次の言葉を発するまもなく、凌統は膝元に置いた凌家伝来の双剣、『赤狼』『蒼虎』を手に取り、すっくと立ち上がり、楽隊に曲を奏でるよう申しつけた。
それを見て、甘寧も愛用の剛剣、『飛刀蛮』を手に立ち上がると、不敵な笑いを浮かべながらこう言った。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160829/22/sekiryu0325/27/86/j/o0067006813735514406.jpg?caw=800)
だが、その眼は、全く笑っていない。
赤狼・蒼虎は、その名の如く、中空に片や赤く、片や蒼く、閃光の帯を引き、円弧を描きながら舞う凌統の姿は、見る者の目を釘付けにした。
飛刀蛮は不規則な軌跡を描き、音曲に合わせるように剣がひとりでに踊っているようにも見え、そのように見せる甘寧の剣技が尋常なものではないことを一同に思わせた。
二人の距離は、近付いては離れ、離れては近付き、音曲がクライマックスに差しかかろうとした刹那、甘寧、凌統の眼に蒼白い殺意が見てとれるようになった、その時。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160829/22/sekiryu0325/84/1e/j/o0066006713735514405.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160829/22/sekiryu0325/58/49/j/o0067006713735514404.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160829/22/sekiryu0325/27/86/j/o0067006813735514406.jpg?caw=800)
孫権が声をかけねば、両名のうち血泥のなか倒れ伏したのは、いずれであっただろうか。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160829/22/sekiryu0325/84/1e/j/o0066006713735514405.jpg?caw=800)
そうしたことがあり、その後しばらくの間、甘寧、凌統が一緒に作戦に加わることは無かった。
だが、再び運命は交錯する。
孫呉の総力戦、その戦地の名は『合肥』。
つづく。
いや~、書きだすとなかなか終わりませんねぇ(;´Д`)
何だか小説みたいになってきちゃいましたが、次回はいよいよ佳境に入る、はず・・・w
それはさて置き、いよいよ3周年の足音がヒタヒタと近付いて来ましたねぇ。
そんな中、秘技覚醒の上位バージョン、『真・秘技覚醒』が登場しました(-_-;)
これには、新たに登場した真秘鳥が必要となるようですね~。
特別外伝で各属国ぶんが各1羽ずつ、三国名武将録で各1羽ずつ手に入ったわけですが、皆さんは既に『真・秘技覚醒』をお試しになりましたか?w
これ、実に上手いこと調整してあって、もうちょっとだけ範囲があればって武将の奥義が拡がったり、あと1ポイント軽ければって武将の消費ポイントが下がったり、状態異常解除の奥義が封じられてどうにもならないところをレジストできたりってな感じで、下駄を履かせて本来あるべき姿にしたような仕様となっていますね(^_^;)
で、既に完成してて、調整の必要はありませんよ、ってな武将は、一様に攻撃力・体力・知力などをアップさせられてて、更なる強さを得るというより、『まぁ、こんなもんでいいんじゃないの?』ってぐらいの能力しか与えられていません。
ま、それはそれでいいんだけど、そのおかげで見えてきたのが、これってば『設定ミスの帳尻合わせ』ではないかってことです。
本来なら仕様の修正を行うべきところなのだけれど、それをするとアレもコレもになっちゃうし、どうせユーザーから不満がでるのは火を見るより明らかなわけで、ならば仕様の範囲に取りこんじゃえばいいんじゃん!ってな結論に至ったのが、この真・秘技覚醒なのではないかとみているわけです。
まぁ、過去のように、『槍が強過ぎるので、能力を調整して弱くしちゃいまーす』ってな強引なやり方ではないだけ、幾分マシだと思った方がいいのかも知れませんが、一部の限定武将なんかで『こんな能力が後付けで付与されるなら、あの時もうちょっと頑張って出したのに!』って人達からは、相当なブーイングが出てきそうですねぇ(;´Д`)
あと、今後登場する武将においても、コストによっては真・秘技覚醒が2つとか3つ、或いは6つなんてのも出てきそうな気がします。
これは、黒猫のウィズでもSSRがレジェンドに進化すれば覚醒項目が増えるという実績もあるわけで、ほぼ間違いないと見ていいと思いますよ(-_-;)
運営さんってば、ゲームとしての幅を拡げるってのが放ったらかしのまま、結局のところユニットのレアリティを上げ続ける以外に何も考えてないのかなぁってのを実感したアップデートだった、というのが、今回の赤さんの素直な感想です。
そんなわけで、せっかく『三』国志に因んだ3周年が、3でアホになるような仕様だらけにならないことを祈りつつ、冷やかな眼で成り行きを見せていただきますよ。
では今夜はこの辺で(*´ω`*)シーユー