こんばんは!

 

 

今日も昨日のブログの続きとして、令和5年6月27日に蓮田市議会で質問した、市政に対する一般質問についてご報告したいと思います! 

 

昨日の続きとしまして、2問目の「コロナ対策の効果と検証」のうち、目次の番、教育現場における感染症対策についてご報告しますニコニコ


今日でラストですひらめき電球

 

目次

 

川島地区の将来における都市構造

 

1.蓮田スマートIC周辺の土地利用

(現状・課題・将来展望・地域住民の意向)

 

2.蓮田スマートIC周辺の道路整備

(アクセスルートの検討状況)

 

コロナ対策の効果と検証

 

3.救急・救命に係る体制

(出動体制・搬送に時間を要する際の対応・救急車の適正利用)

 

4.国の交付金の活用

(事業の検討・事業の効果と検証)

 

5.教育現場における感染症対策

(全国一斉臨時休業の影響・タブレット端末の活用・マスクの着用)


パソコンインターネット中継

 


 

 

一般質問【37】コロナ対策の効果と検証③



  教育現場における感染症対策


全国一斉臨時休業の影響


質問

令和2年3月、突然の臨時休業が実施され、子ども達は学校に通うことが出来ず、学びはもちろん、外出も制限され、心身ともに大きな負担がかかる3カ月間を過ごしました。


新たな感染症に関する脅威や、先が見えない状況下、子ども達の命や健康を守るために、国はこの措置を決断されたわけですが、3年の歳月が過ぎた今、全国一斉臨時休業を行った意義について、市はどのように捉えていますでしょうか?

 

回答

当時はウイルスについての解析が不明瞭な感染症であり、児童・生徒とその家族の生命や安全を守るため、慎重に対応するための措置であったと考えています。


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再質問(子ども達への影響)

私も子ども達の命や安全を守るためには、必要な措置であったと捉えておりますし、否定するものではありませんが、3カ月という長い休校期間については、子ども達に大きな影響を与えるものであったと思います。


学習面や学校生活など、様々な影響を与えたと思いますが、学力状況調査や体力テストの結果、あるいは、出席状況なども踏まえ、子ども達への影響をどのように捉えていますか?

 

回答

新体力テストでは、休校以前の令和元年度とコロナ禍の令和3年度の結果比較で、小中学校ともに各項目の結果が全体的に低下していると報告されており、蓮田市においても同様の傾向がみられました。


また、出席状況については、コロナ禍に入り、特に令和3・4年度に、不登校児童数や病気などを含む長期欠席の生徒数に増加がみられました。


こうした状況については、コロナ禍における生活の変化などが、原因の1つとして考えられると思います。

 


タブレット端末の活用


質問

コロナ禍における学習環境の大きな変化の1つとして、学校でのICT環境が整備され、児童・生徒一人に一台のタブレット端末が貸与されました。


これにより、臨時休校や自宅待機などにより、登校できない子どもが、自宅で授業等に参加できるような活用もされ、学校ごとの差はありますが、市内でも有効に活用されてきたと思います。


タブレット端末の貸与前と比較し、教育現場において、タブレット導入により可能となったことをお答えください

 

回答

臨時休校や学校に登校できない児童生徒に対して、学習に著しい遅れが生じないよう、ビデオ会議システムを使った同時双方向型のオンライン授業などを実施しました。

また、出欠確認など、学校と児童生徒・家庭との関係が保たれるような支援の1つとして、タブレット端末を活用してきました。


タブレット端末の貸与前と比較し、教育現場において、授業においては、個々の調べ学習や写真や動画により、学習の記録を残すことができるようになりました。

実技を伴う教科では、動画を視聴し理解を深め、自分で運動したり、制作したりする時間を確保したりするなど、一人一台端末を活用した様々な方法が実施できるようになりました。

 

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再質問(家庭でのタブレットの活用)

現在、子ども達がタブレットを自宅に持ち帰る機会は少なくなっているように感じますが、感染状況のフェーズが変化し、学校での休校基準も緩和されている中で、今後、自宅学習において、どのように活用していくのかを再検討する必要もあると思います。


学校に登校できない児童・生徒の学習ツールとして、タブレット端末の活用状況はいかがですか?

 

回答

個々の児童生徒の状況に応じて、オンラインで学校と家庭をつないで授業参加を促したり、ラインズeライブラリでドリル学習をしたりするという活用例があります。


学びを支援することはもちろん、児童生徒とのコミュニケーションを絶やさない1つの観点として、引き続き、タブレット端末を有効活用していきます。また、他市町の情報なども集めながら、蓮田市のICT環境と照らしあわせ、効果的な活用について、しっかりと研究していきます。

 

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お願い

令和2年度には、国の交付金(新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金)を活用し、自宅で使えるタブレット充電器も配備されていますので、引き続き、多様な活用をご検討ください。

 

 

マスクの着用


関根の所感

今年3月、マスクの着用が個人の判断に委ねられ、学校生活における着脱についても見直されましたが、登下校中の子どもを見かけると、現在もマスクを着用している子も多く、先日、地域の旗当番をしている際も、学校に向かう児童、生徒の約7割強の子がマスクをして登校していました。


これまで文部科学省からは、マスク着用について、度々通知が出されており、現在は個人の自由となっておりますが、1年以上前から、体育・部活動・登下校中については、マスクを着用しないことが基本となっています。


本来の感染症対策として、マスクを着用しているのであれば良いのですが、マスク生活が当たり前となり、「みんながしているからなんとなく着用する」や「外すことが恥ずかしい」など、本来の目的とは違った理由で着用している子どもも多いように感じます。


これから気温も上がり、熱中症のリスクも高まるため、マスクを着用し続けることのリスクも伝え、マスクとの上手な付き合い方も教えていく必要があると思います。


質問

現在、蓮田市教育委員会では、マスクの着脱について、各校へどのような対応を示していますか?

 

回答

マスクの着用については、国や県の動向を踏まえ、児童生徒・教職員が学校教育活動を行う際、着脱を強要しないことなどを各学校に周知しています。

 

また、マスク着用に関する熱中症のリスクを考え、運動時や登下校時になどについては、児童生徒個々の事情に十分配慮しつつ、積極的にマスクを外すよう各学校に指導するとともに、マスクの着脱によって、差別や偏見等がないように適切に指導をしています。

 

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再質問(教育長の考え)

子ども達のマスク着用については、うちの子ども達も、なかなか自分で着脱の判断ができず、長く続いた習慣として着用を続けているように感じます。


当然、感染症から身を守ることが最優先であり、各校では、国や県のマニュアルに沿った対応をされているかと思いますが、私としては、子ども同士が表情豊かにコミュニケーションを図る機会の重要性や、子どもの顔色や表情を見ることなど、心のケアーサインに気づく必要性も感じております。


このあたりを踏まえ、学校でのマスク着用について、教育長のお考えはいかがですか?


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回答(教育長)

マスクの着用については、熱中症のリスクなども踏まえ、運動時や登下校時には、児童生徒の個々の事情に十分配慮して、積極的に外すように指導するとともに、マスクの有無により差別や偏見が起きることがないように徹底することを指導しています。

また、特に、低学年の児童に対しては、指導を徹底することが必要な時があるということを含めて、各学校に周知をしています。


振り返りますと、今、子供達にみられる相手の思いを汲み取る力などの人間関係調整能力の減退や、協調性などの社会的形成能力の低下は、コロナ感染症防止に係るマスクによる影響も一因ではないかという印象を持っています。


しかし、コロナ感染症は、今後の科学的解析についての状況がまだ不明瞭な部分もあり、感染症の後遺症やワクチン接種の影響など、10年20年経たないと分からないところも多いのではないかと思っています。


それらを含めて、完全に克服できていないというのが現状であろうと考えていますので、学校は、「密の空間や体調不良の人がいる場所では、不織布マスクには一定の効果がある」という、適切なメッセージを発する場でもあると考えていますので、今後はなお一層、状況に応じて着脱するという判断力を育成していかなければならないと思っています。

 

 


 

以上が、2問目の「コロナ対策の効果と検証」のうち、目次の番、教育現場における感染症対策についての質問です。



この質問では、令和2年2月から続く、新型コロナウイルス感染症に関する対応を振り返り、「救急・救命体制」、「国の交付金の活用」、「教育現場での感染症対策」の3点を質問しました。


この質問の冒頭にも申し上げましたが、質問の意図としては、これまでの対応や過去の批判が目的ではなく、"これまでの対応をフィードバックし、今後のコロナ対策や市の危機管理にしっかりとつなげて欲しい"ということです。


3年間の厳しい状況下、市民の皆様は日々の感染症対策を続けてきましたが、市においても、従来通りの対応では乗り越えられない困難に直面する中で、様々な成果と課題が見えてきたと思います。


コロナ対策はもちろん、今後の各事業において、実施する時期や手法、ニーズの把握や適切な予算計上など、良かった点は今後の対応でも生かし、改善点は次に改め、過去の教訓を風化することなく、最善の対応につなげていただきたいです。


なお、私自身もコロナ禍に議席をお預かりしてきた議員としての責任もありますので、今一度、"自分の役割をしっかりと果たすことができていたのか"ということを自問自答し、今後の活動につなげていきたいと思いますビックリマーク



以上が令和5年6月議会での市政に対する一般質問のご報告です。


5日間に分けてご報告しましたが、最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。




 

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