こんばんは!
今日から数日かけて、令和5年6月27日に蓮田市議会で質問した、市政に対する一般質問についてご報告したいと思います
今回は私の中では少し大きなテーマとなりますが、蓮田スマートIC周辺の土地利用とコロナ対策の効果検証に関する問題を取り上げました
そのうち、今日は1問目の「川島地区の将来における都市構造」として、目次の1番、蓮田スマートIC周辺の土地利用についてご報告します
目次
川島地区の将来における都市構造
1.蓮田スマートIC周辺の土地利用
(現状・課題・将来展望・地域住民の意向)
(アクセスルートの検討状況)
コロナ対策の効果と検証
(事業の検討・事業の効果と検証)
一般質問【36】川島地区の将来における都市構造①
蓮田スマートIC周辺の土地利用
前段
令和元年7月、川島地区には蓮田SAがオープンし、昨年4月には上り線スマートICが新設されました。
新たな交通拠点として市の商工業の更なる発展や、新たな玄関口として市や地域のブランディングなど、様々な可能性を秘めた拠点であり、市民の方や特に地元の方からは、周辺地区の土地利用について、ご質問やご要望をいただいております。
具体的には、複合型商業施設の誘致や、農商工の連携などを望む声をいただいており、私としましても、市外の方に蓮田を目的地や経由地としてお越しいただき、そして、多くの方に蓮田の魅力を感じていただける、そんな土地利用を推進していただきたいと考えております!
市の計画
スマートIC周辺については、蓮田市都市計画マスタープランにおいて、「高速道路ネットワークの利便性を生かした機能の育成を図る"SIC活用エリア"」と位置づけています
✳︎資料1「蓮田市都市計画マスタープラン(抜粋)」
なお、川島地区については、現在の都市計画図における用途地域として、スマートICより北側に位置する住宅地については、市街化区域内の第一種低層住居専用地域となっており、それ以外の市街化調整区域に、SIC活用エリアが位置づけられています。
都市計画図(抜粋)
(蓮田市ホームページ(コチラ)より)
土地利用の現状・課題・将来展望
質問
蓮田スマートIC周辺の土地利用に係る、市の検討状況はいかがでしょうか
現状・課題・将来展望について、それぞれお答えください。
回答
現状
蓮田SA(上り線)スマートIC周辺については、蓮田市第5次総合振興計画において、新蓮田SA周辺ゾーンとして、「その立地条件を生かした新しいシティセールスの拠点として位置付け、地域の活力を高めるまちづくりを進めること」としています。
蓮田市都市計画マスタープランでは、土地利用の方針として、「その立地条件を生かした土地利用のあり方を検討し、条件が整った段階で具体の土地利用を促進する区域」としています。
蓮田SA(上り線)スマートIC周辺地域の農地は、農地区分が第1種農地(集団の農地)となっていましたが、スマートICの開通に伴い、スマートICの出入口から半径300mの範囲に限り、農地区分が第1種農地から第3種農地(市街地にある農地)となり、農地の利用制限が一部緩和されている状況です。
課題
川島地区については、市街化区域(市街地を形成している区域)の第一種低層住居専用地域(住環境を最優先とする地域)があり、市街化調整区域(市街化を制限する区域)と隣接していることから、その隣接地域の土地利用を検討するにあたっては、住環境に配慮した土地利用を図る必要があります。
農地区分が第3種農地となった区域については、農地上の制限が緩和されましたが、その区域だけの土地利用のみを検討するのではなく、その周辺にある農地も含めた、一体的な土地利用を検討していく必要があると考えています。
土地利用を進めるにあたっては、都市計画法をはじめとした法令上の規制や、計画面積により、国や県の農政部局との協議や調整が必要となること、周辺地域が湛水区域であり、大規模な雨水抑制施設の整備が求められることなどが課題として考えられます。
将来展望
蓮田SA(上り線)スマートIC周辺地区は、都市計画マスタープランの中で、蓮田市の将来の都市構造について、高速道路ネットワークの利便性を生かした機能の育成を図るSIC活用エリアとするとともに、都市的ゾーンとして都市機能の充実を図るエリアとしています。
平成31年に川島地区周辺の土地権利者の方で結成された「蓮田サービスエリア上り線周辺土地利用協議会」からは、権利者の多くの方の要望として、市の諸計画に沿った一体的な発展を図って欲しいとの要望をいただいています。
市としては、市の上位計画における位置づけや、権利者の皆様のご意向などを踏まえ、高速道路の出入口に隣接しているという利便性を生かした"蓮田市のシティセールスに資する場所"となるよう、土地利用の方向性を検討していきます。
再質問(現状・課題を踏まえた整備手法)
現状と課題として、「スマートICから半径300mが、第3種農地になったことで土地利用の制限が緩和されていますが、その先の農地も含め、一体的な土地利用を検討する必要があること」をあげていただきましたが、この場合、整備手法としては、どのような手法が考えられますか
類似する事例があれば、具体的にお示しください。
回答
一体的な農地の土地利用として考えますと、整備手法はいくつかありますが、土地区画整理事業が有力であると思います。
条件が類似している事例としては、スマートICに隣接・近接しており、また、元々の一体的な土地利用が農地という点で、常磐自動車道守谷SA周辺があげられます。
守谷SAでは、スマートICの整備をしたいという守谷市の意向もあり、隣接地の農地で一体的な産業団地が計画されており、土地区画整理組合による土地区画整理事業で、業務代行者(予定者)も決まっています。
その他、埼玉県内では、坂戸西スマートIC周辺が類似しており、既に産業団地が整備されています。
再質問(民間事業者からの相談)
令和4年3月議会の一般質問の際、中野前市長のご答弁の中で、「近年、外資系の大型施設の営業の方がお見えになることがある。蓮田市については、スマートインターチェンジ・圏央道・工業団地の整備などにより、民間事業者からの評価が高まっており、このあたりが市の発展の要になってくる。」このように仰っていました。
官民連携による街づくりを推進することが、私も蓮田市発展の要になると思いますが、その後、こうした民間事業者の方からのご相談はきていますか
回答
その後、民間事業者の方からのご相談に対応したことはありません。
再質問(土地利用の方向性①)
今後、民間事業者の方からのご相談があるかもしれませんが、その内容が、市民の方々が望むような施設や土地利用のご相談であれば良いのですが、そうでない場合もあると思います。
今後、仮に、市の土地利用に関する方向性と合致しないような開発行為を民間で進めようとした場合、市としては、立地基準に適合している限り、その開発行為を認めざるを得ないことも考えられます。
そのような事態になる前に、市として、もう一歩踏み込んだ、土地利用の方向性を示すべきと考えますがいかがですか
回答
現在、地元では協議会が立ち上がっていますので、協議会の皆様が"どのようなことをしていきたいのか"という、地元の合意形成が優先であり、その後、市の計画とのすり合わせになります。
地元の皆様の意向を踏まえ、市としても対応していきたいと考えております。
再質問(土地利用の方向性②)
権利者の方としては、「早期に市の具体的な土地利用の考えや取組を示して欲しい」というのが願いであり、むしろ、状況としては、地元の方が市の具体的な考えを待っている状況であると感じます。
約1年前にも、地元協議会から「活動報告とお願い」という文書が、市長に提出されていると思いますが、まずは、この内容への応対として、地元協議会は、どのような土地利用を要望しているのか、話し合いの場を設けてはいかがですか
回答
地元の協議会の皆様から要望や依頼をいただいておりますので、熟度がどの程度なのかを含めて、地元の方々と接触をしてみたいと考えています。
地域住民からの要望・意向
質問
川島地区の土地利用については、市としても、SAやスマートIC移設の際など、地域住民の方の声を伺う機会も多くあったかと思いますが、地元からの要望や、地域住民の方の意向を、市はどのように認識していますでしょうか
回答
川島地区周辺の土地権利者の方で結成された「蓮田サービスエリア上り線周辺土地利用協議会」からは、令和2年3月27日に新蓮田スマートICの早期開通、蓮田市都市計画マスタープランなど上位計画への具体的な位置づけ、協議会活動への支援及び広域道路計画の策定などを求める「要望書」が提出されています。
令和4年7月8日には、蓮田スマートICの開通により開発整備の機運が一層高まっており、市の諸計画に沿った一体的な発展、早期実現に向けた支援をご依頼いただいています。
市としては、協議会の皆様のご意向や、総合振興計画・都市計画マスタープランといった上位計画の位置づけを踏まえ、対応していきたいと考えています。
再質問(市長のビジョン)
市民の方々の思いを踏まえ、川島地区の将来における都市構造の総括として、市長の考えを伺いますが、川島地区の方は、スマートIC周辺の土地利用を進めるため、勉強会や意見交換会を重ねており、定期的に活動報告や要望書を市にご提出されています。
また、地権者の方々は、市の計画に沿って、一体的に開発を進めていくことで、概ねご了承をいただいており、市の発展に寄与する土地利用の機運も高まっております。
今はまだ希望や理想であっても良いと思いますが、市長が思い描く、蓮田スマートIC周辺の土地利用に関するビジョンはいかがですか
回答(市長)
令和元年7月に蓮田SAがオープンし、令和4年4月には蓮田スマートICが開通したことで、川島地区の土地利用のポテンシャルが高まってきていると思っています。
また、蓮田スマートICの開通は、シティセールスに寄与しており、蓮田市の名前が全国に行き渡りました。
川島地域の発展・整備だけでなく、蓮田市にとっても極めて重要な課題であると捉えておりますので、今後、利点を最大限に生かすべき、私たちは努力をしなければならないと思っています。
私の公約の中でも産業団地の整備を掲げており、総合振興計画や都市計画マスタープランにおいては、抽象的ながらも土地利用の向かうべき方向性を示していると思っています。
地元の方の意向が一番大切でありますので、市としては、蓮田サービスエリア上り線周辺土地利用協議会の方を積極的に支援していきたいと思っています。
要望
地元の方は、市長の公約として期待をしておりますし、私も4月の選挙で掲げたことでもあります。
ぜひ、市長の任期中に1つ形にできればと思いますので、引き続き、ご対応お願いします。
以上が、1問目の「川島地区の将来における都市構造」のうち、目次の1番、蓮田スマートIC周辺の土地利用についての質問です。
次は、蓮田スマートIC周辺の土地利用と併せて取り組むべき問題として、目次の2点目の"蓮田スマートIC周辺の道路整備"に続きます
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