ストレス、不安、うつ病に効く食べ物©iStock
うつ病や不安障害、高度のストレスといった症状は、世界中の人々に共通するものだ。これらの悩みは精神的に大きな負担をかけるだけでなく、体重増加という肉体的な症状として現れることもある。残念ながら、ストレスによる体重増加は現実的なものだ。
体が強いストレスを受けると、コルチゾールというホルモンが分泌され、食欲が増える。これは具体的にどのように起こるのだろうか?基本的に、コルチゾール値が高くなると、体内のインスリン値が高くなり、血糖値を低下させる。
不安を抱えている人は、一般的に十分な睡眠がとれていない。睡眠不足はストレスと同様、コルチゾールを多く分泌させる。それで、おやつを食べよう…
ストレスを抱えている人は、感情的に食べたり、定期的な運動を怠ったりする傾向にある。仕事で忙しいときに食事を忘れることもあるが、これは代謝を遅らせ、後で暴飲暴食をしてしまう要因となる可能性が高い。
どれも克服が難しいのだが、もし食べ物で症状を抑え、気分を改善できるとしたらどうだろう?心地良くするジャンクフードを食べる代わりに、以下のより健康的なものの一つを試してみて。それで、食べ物がどれほど大きな影響を与えることがわかるはずだ!
イワシ©iStock
脂がのった魚にはオメガ3が豊富に含まれており、その抗炎症作用のおかげで気分が良くなる。NCBIが発表した研究によると、オメガ3をを豊富に摂取し始めたあと、うつ病の症状が改善できたという。
ヒヨコ豆©iStock
カナダの研究者がうつ病患者におけるビタミンB6の不足を発見したとNCBIは伝えた。ビタミンB6の素晴らしい供給源であるヒヨコ豆があれば美味しいフムスが作れる!
みかん©iStock
Men's Fitnessによると、ビタミンCは血圧を下げるだけでなく、ストレスホルモンであるコルチゾールを下げる働きもあるという。
ほうれん草©iStock
ほうれん草もビタミンB群を豊富に含んでいるためセロトニンの量を増やすことで気分を明るくしてくれる。
ラズベリー©Shutterstock
ラズベリーには抗酸化物質がたっぷりと含まれていることから、うつ病の改善に効果があることが研究で明らかになっている。
モッツァレラ©iStock
意外なことにモッツァレラチーズには七面鳥よりもたくさんのトリプトファンが含まれている。このアミノ酸は脳の機能とセロトニンの生成に関わっているのだ。
七面鳥©iStock
しかし七面鳥だって負けてはいない!七面鳥のお肉1皿でたんぱく質とトリプトファンを同時に摂取することが出来るのだ。
アボカド©iStock
エル誌によると、アボカドにはセロトニンやドーパミンなどの気分を良くしてくれる神経伝達物質を伝達するビタミンBが豊富に含まれているという。
ブロッコリー©iStock
ブロッコリーには様々な栄養素が含まれている。ブロッコリーほどクロムを多く含む野菜は他にはない。Karger誌によると、クロムは気分や幸福感をアップさせてくれるセロトニン、ノルアドレナリン、メラトニンといった神経伝達物質の合成に欠かせない存在であるという。
黒豆©iStock
黒豆には葉酸とマグネシウムがたっぷり含まれている。Journal of Active Disorderによると、マグネシウムを十分に含む食事にはうつ病のリスクを軽減する効果があるという。
カシューナッツ©iStock
逆に、マグネシウムの少ない食品はうつ病の一因になる可能性がある。カシューナッツにはマグネシウムが豊富に含まれている。
クラム(二枚貝)©iStock
NCBIによれば、クラムにはビタミンB12が非常に豊富で、それがうつ病(特に男性)のリスクを減らすのに役立つ栄養素だ。
アーモンド©iStock
アーモンドにはビタミンB2とEが豊富に含まれている。『ウィメンズヘルス(Women's Health)』誌によれば、これらのビタミンはストレス時の免疫システムの強化に役立つという。
鮭魚©iStock
『Men's Fitness』雑誌によれば、オメガ3が豊富な食品は、コルチゾールやアドレナリンの高い時に、それに対抗するのに役立つという。鮭魚は、オメガ3の最良の供給源のひとつだ。