魚の缶詰料理で無駄なく摂取 DHAはサケカレーで | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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『無敵の「1日1食」 疲れ知らずで頭が冴える!』
さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

FC2 Analyzer青魚や魚の目玉に多く入っていて、脳を活性化することで知られるDHA(ドコサヘキサエン酸)が再評価され、話題になっている。そこでDHAの効果と上手な摂取法を探ってみた。

 世の中にはコエンザイムQ10やブルーベリー、グルコサミンといった健康食品が出回っているが、消費者庁が評価した「食品の機能性評価モデル事業」でA評価が付けられたのはDHAのみ。

その効能をDHA研究の権威であるオックスフォード大学のアレックス・リチャードソン医学博士が解説する。

 「脳の60%は脂肪。その内の約20%がDHAで特に脳内の情報伝達を行うときのいわばつなぎ目を果たすシナプス(神経細胞)に集中しています。

これが不足すると情報伝達機能が弱まり、『考える』『感じる』『動かす』などの機能が損なわれます」

 DHAは脳にとって不可欠な成分というのだ。

 脳の働きとDHAの関連性を裏付ける研究もある。英国で7~9歳児を対象に海藻由来のDHAを16週間投与したところ、読む力の向上が認められたという。

 「物事を記憶したり判断する認知機能の改善にも効果的です。DHAによる神経保護物質が脳の炎症や壊死(えし)を防ぎ認知機能を高めます」

 こうリチャードソン氏も認め、DHAからできる抗炎症作用のあるレゾルビンという物質はアメリカの心理学会で鬱や気分障害にも有効という発表もあると付け加える。

さらには血液中の中性脂肪を低下させ、血液をサラサラにして脳梗塞や心筋梗塞の予防にも効果を発揮するという。

 しかし、いくら中高年に必須の食品といわれても海藻や小魚ばかり食べていたのでは3日もすればあきてしまう。そこでDHAをおいしく、あきずに食べるレシピを料理研究家の小山浩子氏に聞いた。

 「サケやサバ、サンマの缶詰を使った料理がオススメです。サケでオススメなのがサケカレー。好みの野菜を煮て、サケの水煮缶を加えて最後にカレールーを入れるだけ。

サバならみそ煮缶とコンブだし100ミリリットルと豆腐1丁を合わせてことこと煮れば、とてもヘルシーな一品となります。お好みでたっぷりの刻みしょうがを添えてもいいでしょう」

 さらに簡単なのは、サンマの缶詰をご飯と一緒に炊くだけの簡単炊き込みご飯。ポイントは汁も一緒に入れること。

 「DHAはあぶらですので焼いたりすると落ちてしまいますが、缶詰であれば汁にDHAが溶け出しているので、余すところなく摂取できます」(小山氏)

 いかに脳にいいとはいえ、毎日魚料理というわけにはいかない。サプリの利用も一考で、味の素の「DHA&EPA」はカプセルタイプで飲みやすく、効果的にDHAが摂取できる。年齢とともに衰える脳の働きを活性化するために、DHAを上手に取りたいものだ。