「ミノキシジル」の効果は正式に認められている
巷に溢れるさまざまな薄毛改善療法。中には科学的根拠のない疑わしいものもあるので、本当に効果のある育毛剤や改善方法を見つけるのは、難しいと感じている方も、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
そこで作成されたのが、日本皮膚科学会による『男性型脱毛症診療ガイドライン』。
これは日本初となるAGA対処法のガイドラインで、国内外の論文や臨床実験データをもとに、あらゆる治療薬や育毛剤の成分を分析し、科学的根拠に基づいて5段階評価をつけたものです。
「ミノキシジル」は、このガイドラインの中で、プロペシア(フィナステリド)と共に、最高ランクのA評価を受けています。
ミノノキシジルは頭皮の血行を促進する
ミノキシジルには、頭皮の血行を促進する働きがあります。頭皮の中に埋もれている毛髪の深部には、「毛乳頭」と「毛母細胞」があり、髪の毛はこの部分で作られています。
毛乳頭の役割は、毛細血管から受け取った栄養を、毛母細胞に供給すること。そして栄養を受け取った毛母細胞は、細胞分裂を繰り返して、髪の毛へと成長していくのです。
ところが頭皮の血行が悪いと、これらの作業が行われなくなり、髪が成長せずに抜け落ちてしまいます。血行不良は薄毛の大きな原因になるのです。そこで活躍するのがミノキシジルです。
ミノキシジルには、血管を拡張させる作用があるため、頭皮の毛細血管を拡げ、血行を促進し、毛乳頭が栄養を受け取るのを助けます。またミノキシジルは、毛母細胞にも働きかけ、細胞分裂を活性化させ、髪の成長を早めるとも言われています。
ミノキシジルは頭頂部のAGAに効果的
ミノキシジルは、特に頭頂部の辺りから徐々に薄すくなるO型のAGAに高い効果を発揮すると言われています。額の生え際が後退していくM型の薄毛にも、全く効かないというわけではありませんが、ミノキシジルだけで改善するのは、簡単ではないようです。