ぼくとぱーぷる(完結編) | KeyboardだってROCKだぜ

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引き際を見誤った、金髪ロックキーボーディストのよもやま話。

まずは御礼を。

過日3/29(土)、巣鴨獅子王にて開催された“SUPER ROCK 2025 IN 巣鴨”にご来場頂いた皆様、ありがとうございました。

かねてよりこちらでもお知らせしていた通り“The Hush(Deep Purple Special Tribute Band)”の一員として出演させていただきました。

 

いやもうあのね、おそらく日本中(いや世界中)には“Deep Purpleフリーク”の方ってたっっっっっくさんいらっしゃると思われます、と同時にリッチー(ブラックモア)フォロワーの方やジョン(ロード)マニアの方も相当数。実際ミュージシャン活動をされている周辺のお友達お知り合いの中にも…即座に顔が浮かびます😅となればヘタなことはできません、と勝手なプレッシャーを感じて挑みました。おまけにプロモーション期間中には主催者様サイドより『満を持してDeep Purple Tribute 最高峰最有力なバンドが誕生します!』なんて煽りもあったり(内心「うわぁ何てこと言ってくれちゃってんの!」と思ってました笑)で余計に力が入りました。RYOくんありがとう😤

 

おかげさまで演奏予定曲に対する習熟はもちろんですが、こちらの過去記事にも取り上げたように【スプリングリバーブのカスタマイズ】やら【オルガン(Roland VK-77)の外装ドレスアップ】も含めて、寝ても覚めてもDeep Purpleなひとときを過ごしました(むしろ後者にとても労力を割いていたのは今だからいえること)。同じホームセンターに1日に3回も行くって、どんだけDIY好きなのよ?って。

その顛末は前回↓の記事をご参照ください。


苦心惨憺の甲斐あってオルガン(の外装)は、全日本様式美組合総本部より派遣されてきた某鍵盤女史に大好評でした。

別に伏せる必要もないですかね💦 ご自身主宰の“Aya Project”でキーボードを弾いておられるAyaさんです。遠路はるばる叱咤激励に駆けつけてくださいました。ありがとうございました。

3rd Albumが好評発売中です。王道様式美な作品に仕上がってますので、ご興味ある方は是非ご一聴を。


 

さて話を戻しましょう。

事前リハは1回のみ、都内の某スタジオにて。予定曲をサラッと通して予定時間よりも1時間ほど巻きで終了。「あとは各個人の問題」というミュージシャンあるあるな課題持ち帰りモードにて。Gt.OKAHIROさんの【リッチー愛】が出音からプレイからひしひしと伝わってきて、それはもう楽しいリハーサルでした。元々が凝り性のせいやまですから、そのことでさらにヤル気(とDIY)に拍車がかかってしまいました。

実際OKAHIROさんも、このためにリッチーの音になる(←説明が大雑把)ブースターを既にリハの時点で試用されていて、しかも某曲ではミストーンまでコピーなさるほどの熱の入れようでしたので。

んー、このリッチーと双璧を成すのは並大抵では務まらないぞと。


 

そして迎えた本番日。当日のセッティングはこんな感じ(※写真撮り忘れたので、プライベート映像からのキャプチャにて)


 

下段はRoland VK-77(改)/上段にはKORG KingKORG(たった1曲のために出動)

VK-77はモノラルアウトでスプリングリバーブからリングモジュレーターへ、さらに秘密の小箱を経て愛用のH&K Tube Rotosphereでステレオ化してミキサー→PAという信号経路で。余談ですが今回、パッシブDIを持ち込んで使ってみました。セルフモニターは持ち込まず獅子王のJC-120をお借りしました。そしてこのJCにもマイクが😳

その時、当日PAを担当してくださった高橋さんとこんなやり取りが。

せ「あ、モニターなのでマイクいらないですよ」

高「いや、でも歪ませたりしますよね?」

…ムム、お主できるな!笑



当日のセットリストは

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1.Highway Star

2.Smoke On The Water

-MC-

3.Fireball

4.Black Night

-MC-

5.Lazy

 

6.Mistreated

-MC-

7.Lady Double Dealer

8.Stormbringer

 

en.Burn

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でした。王道曲のオンパレード、1〜2曲目なんて王道中の王道ですね。


M5とM6の間、おもむろにOKAHIROさんがギターを持ち替え。「だってここから3期だから」、いやもうこういうの大好きです。ちなみにオルガンの音色も(2期曲と3期曲で)微妙に変えてるんですが、きっと誰も気づいてない自己満足…っていうぐらい些細な違い、こだわりです。

 

『で、【ガシャーン!】はどうだったの?』と気になる読者のみなさんのために、特別にお見せしましょう。

はいこちら↓

慣れてないので我ながら忙しそう😅

(簡単に解説:Dan Electro製【Spring King】の配線を加工し、外付けのリバーブユニットに接続。そのリバーブユニットをキーボードスタンド下部に取り付けて、それを膝蹴りしてます)


もっと大きくてもいいくらいでしたが、なにごともほどほどがちょうどいいってことで自分に言い聞かせてます。

ワンステージ中、【ガシャーン!】は計3回使用。まああんまり頻発してもありがたみ(←何の?)薄れますし。

 


というわけで、大事故もなく無事に終了しました。

セッションの名のもとに適当にDeep Purpleをさらったことはあったものの、ここまで本気でどっぷりっていうのは恥ずかしながら初めての経験。いやはや奥が深い、さすが『ディープ(パープル)』と名乗るだけのことはありますね(違

折しも本番のMC中にDr.のMADさんが仰ってました。『こんなに長いこと愛せる曲にその頃(中学生)出会ったという俺たちはツイてる!』いやホントそうです、良いこと仰います先輩。せいやまのパープル曲初体験は散々でしたが(こちら参照↓



もしまたの機会ありましたら、是非多くの方に観ていただきたい。

最後にもうひとつ、こちらもMADさんがMC中に仰ったひとことで締めくくります。

『どうだ、我々の愛の塊を見たか!』



ええ、愛と敬意をもって、当日は紫の靴下着用でした🤣