キーボーディスト、としての誇り11 | KeyboardだってROCKだぜ

KeyboardだってROCKだぜ

引き際を見誤った、金髪ロックキーボーディストのよもやま話。

先日、『ブログの更新を楽しみにしてる』と筆不精のケツを叩いてくれた方から、『毒がないからつまんない😆』とご指摘頂いたので、今回はそんな趣向でまいります(お気に召して頂けるかどうか…)。


2025年はおかげさまで年明けより、そこそこ充実した日々を過ごさせて頂きました。

まずはこれ↓

かれこれ30年超の付き合いのソウルメイトちえぞう(原田千栄)率いる【be soul!!】。

彼女とは20代前半の頃にアマチュアバンドで行動を共にした仲。あのとき彼女と出会わなければ今の自分はなかったといえるほどの恩人です…とかいうと偏見に満ちた見方をされそうですが、性別を超えた仲ですので誤解なさらぬよう(しませんね)。


その次がこちら↓

これまた性別をこえて(とはいっても先のちえぞうもさゆみんもキュートな一面を持つ方々です)仲良くして頂いている“さゆみん”がコーディネーターを務める(という設定の)【Joplin-san's 4$50¢】。

Liveのたびにはるばる来日する(という設定の)“Joplin-san”を擁し、自身も敬愛するJanis Joplinのカヴァーを畏れ多くもやらせて頂いてます。



そのあとは↓

ほぼレギュラーとしてやらせて頂いている【Sayumissy Best Hit Session】の開催頻度が年3回になったことに伴い、その合間を埋めるようにはじまった【〜Spin Off】の第2回目。こちらは正真正銘の“さゆみん”を中心とした企画。今回の楽器陣はどこかで見た勝手知ったる面々。

同窓会ムードで楽しくやらせて頂きました。調子に乗って(違います必要に迫られて)ギターも弾きました。

変形ギターしか似合わないと思ってましたが、意外と…(皆さんの判断に委ねます)。



その翌日にはこれ↓

そろそろ初対面から30年が経過するベーシストの“まっちゃん”こと松本慎二氏(光栄なことに仕事やらバンドやらF1観戦やらご一緒させて頂いてます)が毎月開催している【弾き語りLIVE vol.62】に呼んで頂きました。

ワガママ言わせて頂き、1曲だけアコギで。

っていうかアコギ似合わねぇ!!

(※自分のものも車に積んで行ったのですが、この日は松本さん所蔵のものをお借りしました)

歌うは中島みゆきさんの“怜子”。

♪いぃ〜おんなになぁ〜ったね〜

個人的な想いが募って泣きそうになったのは今だから言える話。中島みゆきさん、いつかお会いしてみたいひとナンバーワンです。



さらに1月最終日の31日(金)には、神奈川県横浜市某所で催された某団体(某ばかりですね💧)のクローズドイベントに、ギター侍こと西山毅アニキのご縁でご一緒させて頂きました。

楽屋として提供して頂いたお部屋のテーブルがとても大きかったので、ふざけて写真撮りました。哀しき小市民😆


こちらが当日のセッティング。音響を担当して頂いた安保(あんぼ)さんとも懇意にさせて頂いているので、とてもスムーズな現場でした。

何度も弾かせて頂いてますが【ff(フォルティシモ)】のイントロってカッコいいけどムズイ💦いつか蓑輪さんにお会いする機会があったらひとこと(ry

いやー、名曲です😊


というバラエティに富んだ年頭でした。

【弾き語りLIVE】は主旨が異なるので除外とさせて頂きますが、それ以外の4本は「自分じゃなかったら務まらない」と自負しています…理由はそれぞれ異なりますが(たぶん)。


これって、フリーランスのミュージシャン諸氏諸兄にとってはすごく大事なところなんじゃないでしょうか。何が、って『アンタじゃなきゃダメ』というところです。そうやって重用起用ご指名頂けるのは、身に余る光栄・このうえない喜びに他なりませんので。


というのも以前こんなことがありました。

お名前は存じておりましたが初対面の方からいきなり

『せいやん!ウチでキーボード弾いてよ!』

返答しあぐねていると矢継ぎ早に

『弟子でもなんでもいいから紹介してよ!』

…はい、貴方のバンドで弾くことは生涯ありません。悪い人ではないと思うのですが、失礼にも程があります。


他にはこんなこともありました。

わりと長い付き合いのミュージシャンに、自分に責がある人的トラブル(察してください)が生じた折に

『せっかくこれまで優先的に仕事回してやってたのに!』はぁ、そうですか。『やってたのに』ですか。



どちらにも言えますが、どうしても譲れないところがひとつあります。それは「『自分』じゃなきゃダメな現場じゃなければ弾かないよ!」ということです。誰でもいいなら他をあたってください、とね。


フリーランスたるもの、いつなんどきも自分の看板(名前)で勝負してきてます。言い方はまあアレですけど自身が必要とされるならば、お金は二の次でもあります(だから儲からないんですね←自虐)。

それこそがまさに誇り=プライド。

さすがにこの歳までキャリア重ねていると、フライヤーにアー写や名前が載らないってことはまずないですし、そうして頂けることでプロモーションにもなります、バリューがあるかどうかは別として。ま、そこまで有名人でもないですから。まだまだがんばらないとですね。


なにより、いかに友人知人ミュージシャンの皆さんの“キーボーディストリストの上位”に名を連ねるか、『アイツに弾いて欲しい』と思って頂けるか、そこが我々フリーランスの生命線です。もちろん知名度やコスパなど色々な要因を加味した上での話ですが。

致命的な失敗したら次はない、というよりキャリアが終わりかねないという緊張感をもっていつもやらせて頂いてます(そうは見えないと思いますが)。

その過去の積み重ねのおかげで今が、未来があるということです。遊びじゃありませんから、どんな現場でも人生賭けてます。じゃなきゃとっくに干されて終わってますよ。音楽に対しては、いつも真摯に真剣に向き合ってます😤


どうしたことか、ありがたいことに今年はもう年末までボチボチスケジュールが入ってきてます。ひとりでも多くの方に生音楽の魅力をお届けするべく駆け抜けます。それとは別に制作の方もユルユル進めてますが、それは時期が来たらお知らせします。


んー、あんまり毒じゃないですね。

次はもっと(