各SNSで地道(?)なプロモーションを展開してきた【必殺鍵盤人祭り】、いよいよ本番当日を迎えました。
朝からかたかたウォーミングアップののち、いつもより多めの機材を積んで、会場の新宿歌舞伎町クロウダディクラブへ。
折からの雨も弱まり、会場に着く頃にはほとんど降っていないという、相変わらずの晴れ男っぷり(晴れじゃないけど)。
搬入を考慮して本来の入り時間の約1時間前の到着にも関わらず、主催のはらやん(原田明彦氏)他数人のメンバーが既に会場前に。機材下ろし〜搬入を手伝ってくれました。クロウダディクラブはエレベーターなしの地下1階なだけにありがたい(^^)
本日の持ち込みは4台+1、デジタルピアノ/オルガン/シンセ2台。『+1』は後ほど本文に登場します。
ステージのスペースが決して広くはないクロウダディクラブ、ここ1〜2年こちらに出演させて頂く時には下手側壁向きにセッティングしてます。演奏中他のメンバーに背中を向けるかたちになり、アイコンタクトが困難になりますが、共演メンバー(特にベーシスト)のためにスペースの確保を優先します。
本日の出し物、【V vs OZ】ということで、V=VOW WOW/OZはもちろん【カルメン・マキ&OZ】。どちらも演りごたえたっぷり。Vは昨年2月以来の再演、OZは今回が初演、それどころか今回を機にはじめて弾く曲ばかり。それぞれ3時間のリハを経て本番日を迎えました。
セッティングをし、サウンドチェック〜リハーサル。慌ただしく時間が過ぎて行きます。リハーサル進行は『逆リハ(本番の出演順の逆進行)』、つまり後発のteam OZ→先発のteam Vの順で。時間もそれほど多くはないので、出音のバランスを取ったのち、各楽曲の確認事項程度で。
開場時間の10分ほど前にリハーサル終了。いつにも増してバタバタです。
定刻通り開場。
梅雨の空模様の下、予想以上にたくさんの方にお越し頂けてほぼ満席。ありがとうございました。
さあ開演。team Vのスタートです。
順調に曲目をこなす中、曲順間違えました俺。
シンセはじまりの曲で、イントロフレーズでどよめく客席、慌てるメンバー(苦笑)。ステージ上ですぐ後ろにいるBa.あっちゃん(長谷川淳)に背中をツンツンと指でつつかれ、指し示されたセトリに目を落とすと…あら、違うじゃん!!
当然中断(といってもall inの前だったので俺が弾くのを止めただけです)、苦しまぎれに『いいんだよ、主役だから間違っても!』いやダメです。気を取り直してセトリ通りの曲を改めて、と。
それ以外には大したアクシデントもなく、無事完奏。
team V最後の曲で、4台+1の『+1』が登場。
ショルダーキーボード、KORG RK-100。10代の頃に発売されたコイツ、30年を超える付き合いです。元の色は白でしたが、【HOT ROD CRUE】をやっていた時にスポンサードして下さっていた日本ペイントのご厚意でリペイントされています。光の当たり具合によってペパーミントグリーン〜ゴールドに色が変わって見える、カーマニアの間ではおなじみの“MAZIORA(マジョーラ)”。楽器本体よりも塗料+塗装工賃の方が高いという一品。もちろん世界に一台です。
昔一時期“ギター回し”が流行った時に、ギターに負けじと回して落としたり(笑)、ステージ袖に待機しているローディーに投げたりと、傷だらけになるほどに手荒な扱いをしてきましたが未だ健在。リペイントを機に大切にしています(反省)。
さてステージの話に戻ると、飛び入りVo.登場のハプニングなど、盛りだくさんな内容でteam V終演。
【team V】ダイジェスト(Youtube)
インターバルを挟んで、team OZ。
Opening SEを用意してあったのですが、リハの時に『いや、そういうんじゃないな』と思い直して、SEはお蔵入り。ホールならともかく、クロウダディのようなロックバーに小細工は似合わないような気がしまして。
70年代に思いを馳せ、名曲の数々を演奏させて頂きました。
時に繊細に、時に豪放に、ダイナミクスの振り幅が凄まじい楽曲群。PAスピーカーから放たれる音はまるで生き物のよう。
Vo.ちえぞう(原田千栄)もパワー全開。
主催者はらやんは、ずっと『ちえぞうにOZを歌わせたい』と思っていたそうで。積年の想いここに結実といったところでしょうか(^^)
15分超の曲を含んだ全6曲、1時間以上にわたるステージが終了。
【team OZ】ダイジェスト(Youtube)
その後アンコールでのVo.セッションを経て、無事終幕。
最後に出演者勢揃いで1枚。
-team V-
Vo.RAY
Gt.小野“弦ちゃん”靖博
Ba.長谷川淳
Dr.沢木優
Kb.盛山こういち
-team OZ-
Vo.原田千栄
Gt.石井仁
Ba.ANI-Katsu
Dr.金光健司
Kb.盛山こういち
当日ご来場頂いた皆様、クロウダディスタッフの皆さん、メンバー諸氏、そして主催のMA/stage promotionはらやん、ありがとうございました。
早くも再演熱望の声が聞こえてきていますが…
少なくともこの組み合わせは2度とないでしょう、疲れるもの(^^;
【必殺鍵盤人祭り2】?
うーん……