理由は単純明快、『平日だと集客が厳しい』と、どこのライブハウスの方も口を揃えておっしゃいます。そして出演者サイドも、それをうけて平日を避けるようになり、さらに拍車がかかり…ていうのが現状でしょうか。
なんか悪い呪文にでもかかったみたいな気分です。
と言ってる自分も、いくつか抱えているバンドでの地方公演は土日中心にブッキングすることが多い(というかほとんど)ですが。スケジュール調整が大変です、そしてその裏返しで平日ヒマです(泣)。
その反面、実際手の届く範囲で営業活動すると「いやー、週末は家族サービスで…」って、じゃどうすりゃいいのよ(T_T)
こういう現状を見るにつけ、やっぱりもう音楽って人々の娯楽たりえないんじゃないかな…なんて思っちゃいます。観るのも聴くのも、そして演るのも。他に楽しいことや、お金をかけることがたくさんありますもんね。家庭を持ってる方ならなおさらで。
エンタテインメントの世界は、お客様あってのものですから、当然そこからの収益がないと立ち行かなくなります。自分が賭けてきた音楽が二の次・三の次になって軽視されるのって、ちょっと悲しい気分にもなります。だからと言って『昔はよかったなあ…』なんてクヨクヨしてても仕方ない。平日でもおかまいなしでしたものね?(←主に同世代への問いかけ)
このままじゃ、いかんです。
日本全国【週末ミュージシャン】だらけになっちまう。
《土日じゃないと集客が厳しい→土日開催が集中→観たいLIVEがバッティング→身体はひとつ→結果(間接的な)潰し合い》
そこで生き残っていけるだけのものをやればいいじゃん、て話ではあるけど、それって本来の姿とは何か違うよなぁって思うのです。
魅力的な楽曲・作品を作ることももちろんですけど、やっぱりLIVEなわけですよ。しばらくの間制作畑にいたので、余計にそう思います。
オリジナルであれ、カヴァーであれ、生音で届けたい。空間を共有したい。ダイレクトに反応を見たい。「良かった」なんて言葉を期待してるわけじゃなくて、そんなものは空気でわかります。それがLIVEの良さですもの。
X-RAYとJ.T.B.で活動を共にさせて頂いているヴォーカリスト、アキラ(藤本朗)さんがよくステージで仰ってますが
『皆さんに、ちょっとの時間と、ちょっとのお金の余裕があったら、ライブハウスに足を運んで、がんばってるバンドを応援してあげてください。』
ホントその通りだなと思います。どんな形であるにせよ、音楽を買ってもらえなきゃ成り立たなくなります。我々も趣味でやってるわけじゃないです、本気ですから。もちろん『応援してます』という言葉や気持ちも嬉しいですが、ならばもう一歩踏み込んで足を運んで頂かないことには。
これを読んで下さっているユーザーサイドの皆さん、平日のLIVEにも是非足を運んでください。ライブハウスシーンで頑張ってる、イキのいいバンドも中にはいますから!
この現状、なんとかしたいっすね。
と言っておきながら、直近のLIVEが↓
【Doppo presents American Rock Night】
とと屋一二の三四郎&Hearts(ハツ)
四谷SOUND CREEK Doppo
開場18:30 開演19:00
チャージ¥2,500+1drink¥600
日曜開催、趣味性満載のLIVEです(^^;
ここまでの話の説得力が、全部吹き飛んじゃいますね…。
いや、でも本音ですから。
あ、そして翌日10/15(月)19:00には、12/28(金)京都AKKUN'S 510で開催予定のX-RAYの“何か”の概要発表ですよ♪