なんでこうなるのか | KeyboardだってROCKだぜ

KeyboardだってROCKだぜ

引き際を見誤った、金髪ロックキーボーディストのよもやま話。



イキナリ画像。

こちら、Cozy Powell大先生のソロアルバム【Over The Top】です。

何故この画像をUPしたかと申しますと、何を隠そう、これこそ俺がはじめて買った『ロックのアルバム』なんですね。

まだまだテクノに心酔していた頃、どこからともなく耳に入ってきた【レインボー】というバンド(の名前)が気になってレコード店に足が向き、レインボーのコーナーを漁っていたら出てきました、これが。

ふむふむ……どうやらこの人がレインボーなるバンドのドラマーらしい。しかしなぜバイクにまたがってドラムの上を飛んでるんだ?しかもドラムセット“ヤマハ”だぞ?、そしてバスドラムが2個あるぞ?なんかスゲーかも。
ひっくり返して裏ジャケに目をやると、そこには『レコーディングの時、安全のためにドラムセットの回りにネット張りました』みたいな記述が。いま冷静に考えると、それってちゃんとスティック握ってないからなんじゃ?と思うのですが、当時はこれが書かれてることが何かカッコよくてw
で、いわゆる『ジャケ買い』に至りました。レインボー買うはずだったのに(^^;

家に帰って早速聴いてみる。
【THEME 1】のポップなメロディに心奪われ、
【KILLER】のスリリングさに度肝を抜かれ、
(中略)
そして迎えた、B面ラストの【OVER THE TOP】。
ドラムソロにかかってるフランジャー(音が『シュイーン』ってなるエフェクター)に、YMOの【ライディーン】のイントロとの共通点を見いだしつつ、ドキドキしながら聞き入って、【1812年】に繋がり、最後の『ドグヮン!!』が鳴る頃には、すっかりロック・ドラムの魅力にハマってました。

なのに何故か『ドラマーになりたい!』と思わなかった俺。

でも、それを言ったら、これより前に“いちばん最初に買ったアルバム”なんて、所ジョージさんの【現金に手を出せ!】でしたから。

コージー・パウエル、否定的な意見もよく耳にしますが、俺は好きです。
上手いとか下手とかじゃなく、単純にカッコいいと思いますもの。
MSGの初期の曲も、サイモン・フィリップスよりコージー・パウエルの叩いたVer.の方が好きです。

カッコよくなきゃRockじゃないですよ、はい。