見せて乗せてナンボ? | KeyboardだってROCKだぜ

KeyboardだってROCKだぜ

引き際を見誤った、金髪ロックキーボーディストのよもやま話。

HR/HM(※ハードロック/ヘヴィメタルの略)といえば?

……あ、ちなみに『ヘビメタ』はNGワードです。本気でやっている人達は、この略称を嫌います。バカにされてるように聞こえるので。
俺も散々街中で指差されてそう呼ばれてきました。今でもたまに。
『あ、ヘビメタ!』とか『金髪ぅ!』とか。
今更どーでもいいですけど(笑)。

さて、話を元に戻すと、HR/HMといえば、最近はこれまた『ヘドバン』などと略されるようになってしまった『ヘッド・バンギング』が思い浮かぶ方も多いんじゃないでしょうか。

客席のオーディエンスが一斉に頭を振っている姿は、それはもう壮観です。『してやったり』な気分になります。そして我々も負けてはいられません。更に煽動するかのように、ヘッド・バンギングして見せます。客席とステージの間で、ヘッド・バンギングの応酬です。


ところがこれ、実はキーボーディストは大変です。
ギターやベースは、楽器と一体化してるともいえるので、自分の体に楽器がついてきてくれますが、キーボードはそうは行きません。体の軸がブレないように、確実に鍵盤をヒットしながら頭だけを振らなければならないのです。じゃなきゃ演奏メチャクチャになりますので。
わかりやすく言えば、包丁でキャベツの千切りをしながら頭を振る、って感じかも知れません(危ないので試さないでください)。

なのでスタジオリハーサルの時や、果ては自宅でこっそり、このための練習もしなきゃなりません。

それもこれもお客さんに楽しんでもらうため!とはいえ独り夜中にこれをやってる姿を想像すると、我ながらブザマです(T-T)
しかも本番翌日は、確実に頸椎が痛いです。たまに本番中フラフラします。

それでもなお、見せることを意識するならやらざるを得ません。

という、『俺らも大変なんですよ~』という話でした。

最近は落ち着いちゃったので、あまりやりません……実は振りたくてもガマンしてたりして(笑)


どうでもいい話でゴメンナサイm(__)m
そして、決してそれらの行為を揶揄しているわけではありません。


●こんな感じですね。
頭がちぎれて、どっかに飛んで行っちゃいそうですよね↓