皆様、こんにちは。
今回もタイトル通りの超絶ヲタク記事です。しかも放送禁止用語や、スウェーデン語に関する記述も含むので記事にするかどうか躊躇もしました。しかし前世人格とのコンタクトの研究資料の一旦としてアップする事にしました。私は翻訳があまり得意でないと言う事もあり、分かりにくい箇所などあるかも知れません。
週末の話になりますが、長年LSS boendeに勤務していたCさんと話す機会がありました。LSS boendeとは、和訳すると「障碍者施設」になると思います。
Cさんが言うには、重度アルコール依存症の人もLSS boedneに入居しているとの事。
私はてっきりLSS boendeは、身体、もしくは知的障碍者が居住する施設なのかと思っておりました。しかし重度アルコール依存患者の人たちも、LSSのくくりに入るのですね。
前世人格のエミリーの旦那のフレドリックは重度アルコール依存だったので、早速このことをエミリーに報告。しかしLSSと言ってもエミリーには通じないし、このやふな略語はエミリーは(私もですが)キッチンと読まないと気が済まない質なのは魂に沁みて分かるので、LSSとは何なのかの指摘から。
LSSとは、Lag om stöd och service till vissa funktionshindradeと言う法律の略で、障碍者支援サービス法と和訳出来るのではないかと思います(あちくしの和訳、合ってますか合ってますか?)。
私はエミリーは読めば分かると思ったのですが、以前の「前世人格の予後」の時同様、また単語に引っかかりやがりました。funktionshindradeと言うのは「障碍者」の事ですが、エミリーはいちいち単語をバラし、何のfunktion(機能)のhindrade(障害)を持った人なのか?と。そしてアルコール依存者とどう結びつくのかがイマイチ理解出来ないようでした。
現代のスウェーデン語話者ならば、Lag om stöd och service till vissa funktionshindradeと言う言葉の流れで、障碍者支援サービス法と言う法律がある事を知らない人でも、funktionshindradeとは障碍者を指しているとすぐに分かると思うので、正直私はこの単語に引っかかったエミリーにびっくりしました。フツーここに引っかからないでしょ。ってか何でfunktion とhindradeをばらしちゃうのかなぁ。
そこで私が思ったのは、現代に生きる私と、19世紀生まれのエミリーとは障碍者の定義が違うのではないか?と。
エミリーが生きていた時代、障碍者を指す単語は、私が知っているのは、
lyte
vanför
idiot
の3つだけです。おそらくもっとあると思います。
lyteや vanför日本語にはかたわ、不具、片手落ち、idiotは白痴、精神遅鈍などと言う表現が該当するのではないか?と思われます。いずれのスウェーデン語、日本語も今では大変な差別用語です。上記3つの単語が公で使われる事は絶対にありません。身体障碍者は、
personer med fysisika funkrionsnedsättningar、知的障碍者は、personer med intellektuella funktionsnedsättningar、自閉症、ADHDのような神経系発達障害者はpersoner med neuropsykiatriska funktionsnedsänningarと公式には呼ばれます。
ただエミリーには発達障害や何故知的障害と言うものが起きるのかの知識がなく、フレドリックのようなお酒を飲み過ぎる人が何故白痴に分類されるのかが分からないんだな、と言うのが私が察知した(あくまで私が)事です。funktionsnedsättningって直訳すれば「機能低下」って事なので、そこら辺の(マイルドな)表現がエミリーには分かりにくいと言う事なのかな、と。自分が知っている(もしくは意味が推測出来る)単語が現在違う形で使用されていると解釈に困惑すると言う事なんだと思います。
これって、「インスタ映え」をどんな新種な蠅かと思う高齢者と同じ感覚だよね、と感じました。
エミリー、言語は時代によってどんどん変わっていくんだよ!