皆様、こんにちは。
ＳＡＭ前世療法創始者の稲垣勝巳先生のブログでの記事で、前から興味深いなと思っていた箇所を抜粋させて頂きます。
催眠学の明らかにしているところでは、「知覚催眠」レベルでは、五感が暗示通り知覚されます。
したがって、さまざまな幻覚を暗示によってつくり出すことが可能です。
また、創造活動が活性化され、自発的にイメージが次々に現れるようになります。
しかも、被験者は、そうした自発的に出てくるイメージに対して、自分が無意図的にイメージをつくり出しているという自覚を持つことはありません。
つまり自発的イメージは架空のものとは感じられず、自分の中に潜んでいた真実の記憶が自発的にイメージ化して現れてきたという錯覚をもつ可能性が大きいということです。
（因みにこの記事をＵＲＬはコチラ）
つまり、知覚催眠レベルでは、自分で作話した前世をそうだと思わないと言う事ですね。と言って必ずしも知覚催眠レベルで出てきた前世の全てが創作と言うわけではない、と私は思います。創作と実際が混合する可能性というのは高いのかも知れません。
セラピーとして効果があるのなら、出てきた前世の真偽はどちらでも良いと思います。
私はこの記事を読んで、催眠中の脳波というのはどんななのか？と言う事に興味を持ちました。
各催眠段階（運動催眠、知覚催眠、記憶催眠、魂遡行催眠）での脳波に違いはあるのか？また、脳波を見る事によってクライアントの催眠深度も測定出来るのだろうか？各催眠深度（脳波の差）によってクライアントの述べる内容に差異はあるのか？あるとしたらそれは何で何故なのか？などのもろもろの疑問を持ちました。
セラピー効果にも脳波測定は関係ないのかも知れないですが、催眠深度や催眠療法研究の一種のパラメーターになるのではないか、とは思います。
しかし「催眠 脳波」と検索をかけてもあまりヒットがなかったので、英語で検索してみました。
その中で、内容が難しいのでなかなか読み進めないのですが（笑）、いくつか興味深いケーススタディーが見つかりました。
Spectral Analysis Of EEG Signals During Hypnosis（催眠中の脳波シグナルのスペクトラム分析）
著者の方々は、インドの頭良い方々
医用生体工学や精神医学などがご専門のようで、こういう方々の脳波も気になります
この方々の論文のイントロダクションの所を読んで、私はとてもびっくりしました。
1. Introduction
Hypnotherapy is becoming a respectable alternative for an array of clinical and social conditions. In modern clinical practice hypnotherapy gives solutions to the neurological disorders like Schizophrenia, Stroke, Cerebral Palsy, Parkinson’s diseases, Epilepsy, Meningitis, Paralysis, headaches and many other psycho-physiological diseases.
何と、ヒプノセラピーは、統合失調症、脳卒中、脳性麻痺、パーキンソン病、てんかん、髄膜炎、頭痛、その他の心理生理学的な疾患に解決策を与える、と。
大変興味深いです。今までヒプノと聞くと、自分の心の問題を見る、潜在意識の詰まりを取る、もしくは私のようにそれに加えて憑依した前世人格の成仏浄霊と言うカテゴリーだけかと思っていました。でもその他の病理にも活用出来るのですね。そーかそーか。
というより、精神疾患者の施術をお断りが多いと思うのだけど。modern clinical practice hypnotherapyって書いてあるから、臨床催眠で一般的な催眠療法とは違うのか？だって髄膜炎ってウイルス感染じゃなかったか？
もちろん謎の膝の痛みを長年抱えている人が、膝に銃弾が当たった前世を見てから膝の痛みが完治した！などと言うケースはあるようですが、インドの医用ナントカ工学の方々がおっしゃっているのは、医学的な事ですよね。
ヒプノが神経系や心理生理学的の疾患の解決策を与えるならば、かのやふな疾患を抱えた人たちが催眠中に語る事を類型して分析していくと、何かパターンが分かると言う事なんでしょうか？
私は精神科医でも心理学者でもないので、浮かぶ疑問も初歩的で基本的なものばかりですが、これから脳の事などもっと分かっていくと良いな、と思います。
長くなったので、催眠と脳波の話はまた次回