さて、前回の記事の続きです。
前回の記事は、コチラです。
「前世が分かりヅラいワケ」
分かりヅラい前世と分かりヅラいヅラ。軍杯は後者に上がると思います。値段も高いし。
私の前世エミリーの場合、自分の妄想と前世と不成仏霊の合体という面倒な奴でしたが、おそらくこのパターンの前世は、多いんじゃないかと思います。
そしてその妄想の部分ですが、服装なんかまさに映画や本、写真などからの借り物です。
でも全くの借り物と言うわけでもありません。
まずフラッシュバック現象で見たエミリーの後ろ姿ですが、その時、３０歳の時のエミリーの服が水色のワンピースに白い前掛けでした。
後ろ姿、しかも上半身しか見ていないので、前がどうなっているのか、生地の柄なども分かりません。ただ同じ系統の服装をアストリッドリンドグレンの映画で見たので、後の前世療法でのエミリーがその格好になっていました。
実際のエミリーの服装は多少違うんだと思います。ただ映画製作者側も、その当時の服装を元に俳優さんの衣装を選んでいるわけで、傾向が似ているのでしょう。
８歳くらいのエミリーの映像。木造の学校の前に立っていましたが、今の私の娘っぽかったです。髪の色も髪型も、赤い夏のワンピースも、娘が持っているものに近かったです。
何か変ぢゃね？薄い意識の中で、私はそう思っていました。でも今思えば、当時のエミリーは赤いワンピースを実際に着ていたのではないか？と。それが今の私の記憶のフィルターを通して見たので、娘の赤いワンピースが見えてしまった。
髪型も、娘がシャンプーした後三つ編みをして寝て、翌日といた感じのウェーブ。娘の髪の色は焦げ茶です。それは黒髪の私の遺伝子が入っているからです。エミリーの髪の色は、こんなに濃くはありません。実際に私は、茶色い髪の映像を見てるのに、
「金髪」
と言いました。
これも、何で画像と言うこと違うんだ！と疑問に思いました。
他にも、エミリー２０歳の時に見たお金持ちのドレスがエルサベスコヴの「みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさん」に出てくるような感じだったり。
こんな古臭い格好はもういなかったでしょ、しかもこれタントグレン（みどりおばさん）っぽい！
と下の方に追いやられた意識の中でうっすら思い、ここも正直クエスチョンでした。でも後からこういう格好はその当時あったと判明したのですが。
これも今の私の記憶をフィルターとして解釈したから、みどりおばさん風が出てきたとも言えるかも知れません。
ですので前世療法の時、昨夜テレビで見た遠山の金さんに出てきた蕎麦屋のおかみさんと同じ柄の着物を自分が着ていたからと言って、その前世が全くの妄想とは言い切れないと思います。遠山の金さん出演者の服装は、当時の着物柄に合わせて選ばれているはずですし、蕎麦屋のおかみのような町人の服装と、殿様の側室の着物は全く違うはず。町人は町人ルックだったわけで、前世が町人だったら、今の自分の意識の中にある町人の着物と髪型で自分の前世が出てきてもおかしくない、と今は思っています。
平安時代の女性。高貴な身分っぽい感じ。何か文章を書いてる。もしかして私の前世、紫式部？
まさかなー。確かに源氏物語は好きで何十回も読んだけど、私の前世があんなビッグタイトルなはずないし。結局私の妄想だったんだ。源氏物語が好きだから、あんな前世願望で見ちゃったのかな。実は前世が紫式部だったら嬉しいな、なんて思ってたし。
そんな風に思ってしまい、前世療法で見た前世を否定してしまう人もいるかも知れません。でも紫式部以外にも、高貴な身分で女ながらに読み書きが出来て、経済的に余裕があるから肉体労働する必要もなく、日がな文章を書いてた人っている可能性があります。
その「紫式部に似てたっぽい」前世を持っていたかも知れないので、見た前世を前面否定するのはもったいないのかな、とも思います。
まぁ９８%妄想であれ、前世が地縛霊と宇宙人のハーフであれ、本人が納得すれば良いのかな、と今は思っています。自分の前世がどうであれ、それで人を傷付けることはないし、他人の前世なんて世間は自分程関心持たないですからね。