明日は聖ルシア祭です。
息子の保育園では、朝の8時から(しかも外で!)お祝いが始まります。息子はスキーウエアのような分厚いジャケットの上にサンタ衣装を着るので、ドリフの相撲コントのような着膨れになります。ごっつあんです。
娘の学校でも、親は行きませんがイベントがあるようです。放課後はそれ用にジンジャークッキーを焼いたようです。
ルシア祭はスウェーデンでは大切な行事で、我が家でもその時に食べるサフラン入りのパンやジンジャークッキをグレッグ(スパイス入りホットワイン)と一緒に食べますが、ルシアが何者で何をしたのか、何回読んでも聞いても覚えられません
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
イタリアの聖人であったことだけは知っていますが、詳しいことはどうしても何をやっても、滝行をしても、逆立ちをしても頭に入りません。
サフランパンやグレッグは無制限に胃の中に入るのに、おかしいではありませんか!
実はイースターやラマダンも、どうして日にちが毎年変わるのか、何やら月の満ち欠けが関係あるらしいということ以外、決して頭に入ってきません。
一体これは、どうしたことでしょう?
答えはカンタン!覚える気がないから!
だってそんなに覚えるのが難しい内容ではないはずです。
私はサフランパンやグレッグにしか興味がないようです。
ラマダン中の夜は、まずナツメヤシを食べる習慣があるらしいというのは、覚えています。
何故かというと、ナツメヤシが好きだからです。
昼間飲まず食わずで頑張った後にようやく口に出来るナツメヤシは、さぞかし美味しいだろうと私までワクワクします。
人間は、興味のあることは簡単に頭に入り、興味ないことは仕入れないように脳が出来ているんでしょうか。
ルシア祭覚えられない症候群?に関連し、最近私はひと昔前のスウェーデンにあったらしい、お坊さんが民家に来て、人民の聖書知識テストをしたという習慣に腹が立ってなりません。
この話を初めて聞いたのは10年以上前の話ですが、結構ショックでした。
その恐ろしい習慣は、何と1686年から1800年代の終わりまで(1900年代との変わり目まで)続いたそうです。
常に丸暗記で切り抜ける超絶的に退屈な期末テストを抱えているようなものです。
しかもお坊さんが家まで来る!頭ボサボサのまま、
「御前様、おはようございます。でもウザイのでもう来ないで下さい」
などと、市井の民は言えません!
ルシアやイースターのことすら覚えられない私などは、どうなるのでせふか?
御前様じゃなくて、源公(寅さんのね)が来るなら良いですけどね。
お陰様で現代のスウェーデンには御前様が民草の家を回り、聖書の知識テストをするということがないので、嬉しい限り。
興味ないものはないので、私は好きなサフランパンやグレッグだけを楽しみます。興味ないことは飛ばしちゃっても、しっかり美味しいものは手に入ります
![チョキ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/105.gif)