こないだ、私と夫のオットセイがニューヨークへ旅行している間、ストックホルムのオットセイの実家で子供達の面倒を見てもらいました。
その時義母が、
「アシカ(我々の息子。5月で4歳)の発音が少し変なのではないか?」
と心配しているとオットセイに言ったそうな。
6歳の娘に比べれば、アシカの「何言っているのか分からない」度の度数は桁ハズレに高いのですが、それは単に年齢のせいだと思っていました。違うのか?
真相は分かりません。4歳検診の時に専門家の意見を仰ぎます。
義母にそう言われてから、アシカの発音に注意しています。
確かにkatten inne(カッテン インネ。うちの中に猫がいる)が kotte inne(松ぼっくりがうちの中にある)と聞こえたり、farlig(ファーリグ。危険な)が fårlig(フォーリグ)、ute(ウーテ。外)をote(オーテ)と言っていることが判明。
要は母音が変なのだ。でも言葉の発達って、個人差あるしなぁ。
私のスウェーデン語は日本語訛りだし、更に日本語もしゃべる。
オットセイのストックホルム弁とここ地元のスコーネ弁が全然違う、保育園の先生もスコーネ弁か移民系という、言語的に複雑な環境ということもあるでしょう。
子供のバイリンガル教育というのは大変難しく、成功するかしないかは、親の星飛雄馬並みの努力と環境(経済力!)の影響が強いです。
あとは親の価値観ですかね。
先ほど、日本在住の長いスウェーデン人で、シナモンロールをスウェーデン語で何て言うのか忘れてしまったという人の話をツイッターで読みました。
それって、日本人が「おせんべい」を日本語で何て呼ぶのか覚えてないというのと同じことです。
何という壮絶な言語環境!
星一徹にちゃぶ台ひっくり返されそうな人だ。
ちょっと会いたいです、その方。
お土産にシナモンロールと、大リーグボール養成ベルトを持って。