デレデレなベレベレ | 前世が出てきてコンニチハ

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ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

$セイウチのドキドキ部屋 ~扉の向こう側は...~


昨夜の夕飯。
エチオピア料理など。

エチオピア料理、食べたことはるけれど、自分で作ったことはありませんでした。
だって知り合いのエチオピア人が、一晩かけて玉葱を炒めるとか言ってたから、とてもじゃないけど自宅で作ろうなどとは思ってもいませんでしたのよ、奥様。

そしたら何ですの、今隔週で取っているスウェーデンバージョンのタイヘイファミリーセットLinas matkasseでエチオピア料理のドーロワットっていうチキンのシチューのレシピが入ってきましたの。

レシピに記されている、ベレベレスパイスペーストっていうのに大いに惹かれました。
ベレベレって音の響きが食欲をそそります。
よくよく考えると、私は語感の響きで何でも決めてる気がします。
食べ物だけでなく、人生そのものも。

そんでもってこのベレベレペースト、レシピによって多少の違いがあるようですが、リーナさんのレシピでは、

ドライドコリアンダー
ドライトジンジャー
カレー粉
パプリカ粉

シナモンパウダー
ガーリック
オイル
トマトペースト
サンバル

を混ぜ混ぜでした。

混ぜる前に器に盛られたスパイスたちが秋の紅葉に見えて綺麗でした。
そしてスパイスが混ぜ合わされる時の香り、生きてて良かったって思わせるパワーがあります。
これぞ食事!って感じ。

本来ならこれに大量の鷹の爪を入れたいんだけど、そうすると子供達が食べられなくなるので、それは断腸の思いで断念しょぼん
お腹がすいた時にこれだけコッソリ舐めても良い感じ、ベレベレ。

ベレベレは、エチオピアやエリトリア料理の核の調味料なようですが、大切で複雑な味な割りに、ネーミングが単純ですね。
だってベレベレだもん。
これだけ香辛料さんざん使って、全部ひっくるめてベレベレですよ!
よく使う言葉こそ、単純な方が生活に便利ってか。
頭が良いってことか、エチオピア人は。

出来上がったドーロワットは、いまいちベレベレの実力が引き出されていない印象だったのが、残念。
ちゃんとレシピ通りには作りましたが、何かが違う。

レストランで食べるエチオピア料理は、もっと芯がしっかりしてます。
もしかしたらスウェーデン人向けにまろやかな味付けになっているのかも知れませんが、ベレベレというよりデレデレって感じな仕上がり。

おお、久しぶりにエチオピア料理が食べたいじゃないか!
ちゃんとエチオピアの、ちょっとすっぱいパンのインジェラと一緒にね。
でもエチオピアレストランは、私が知っている限りストックホルムに行かないとないです。

東京では中目黒にありますね。
クイーンシバ

この店へ行ったのはかなり昔ですが、まだ元気に営業しているようで良かった!
美味しいですよ。