先週の「金曜日のキセキ」で、スピリチュアルセラピストの花凛さんが、玄関に金属製のベルを取り付け、それを帰宅した時にカンと鳴らすと金運が良くなる、ということをおっしゃっていました。
部屋のどこかに何かのアイテムを置き、それによって運気上昇を狙う方法を風水と呼ぶのかも知れませんが、私はこういうの面倒臭くてやらないタイプです。
風水を信じる信じないの前に、北の方角にエメラルドグリーンのビリケンさんを置けとか、お風呂場の窓に七色のフンボルトウーリーモンキーのぬいぐるみをぶら下げろとか言われるのが嫌なんです。
だから玄関にベルを付けようとは、全く考えませんでした。
ところが昨日、こないだ経済的危機に達した時、サンバのカンカンコンコンと鳴る金属音をipodで聞き、やたらとテンションが上がって立ち直ったことを思い出しました。
サンバ系の楽器は全て基本的にハイテンションですが、そのせいかテンションが上がりすぎて私の意識はどっかへ行ったきりなかなか帰って来ないこともしばしば
でもテンションが下がっているより上がっている方が良いに決まっています。
どうしてサンバのカンカンを昨日思い出したかと言うと、またもや私に取ってプチな経済危機が訪れたからなのですが、その時はサンバを聞いていたわけではなく、ただ頭の中でサンバのカンカンコンコンが軽快に鳴ったのです。
そして突発的に、あのカンカンコンコンって楽器の名前は何さ?とネット検索。
それまでは形すら知らなかったカンカンコンコン、正式名称はアゴゴと言うのだそうですね。
サンバ音楽はブラジルが発祥ですが、アゴゴというのは濃厚にアフリカンな響き。
ま、サンバ自体がアフリカ人によって作られたものだけど、、、と思いながら、英語のウィキペディアで調べたら、アゴゴはヨルバ語でベルという意味で、ヨルバ人(ナイジェリア、ベニン、トーゴなど西アフリカに主に在住)が伝統的に使っていた楽器なんですね。
木製もあるようですが、アフリカのオリジナルなのものは金属製。私も金属製のアゴゴしか聞いたことがありません。
そしてまたまた突発的に、
「私もアゴゴをやろう!」
と思いたったわけです。
そこでe-beyで毎日のように下らない買い物をしている夫のオットセイが会社から帰宅したのを捕まえて、
「今度e-beyで何か買う時、ついでにアゴゴも注文して!」
とお願いをしたわけです。そしたらあやつ、
「こんなの買ってどうするわけ?」
とゴルゴ13みたいな目つきで私を見下すではありませんか!
自分なんか、香港から何に使うか全く不明な怪しい電気コードとか買ってるくせに!
もう我が家にはほとんど毎日のように、オットセイ宛てに香港からへんてこな小包みが届くんですわ。
そして中にはコンセント一個とか、携帯電話用の見るからに安っぽいビニールのカバーとかだけがポツンと入っています。
こないだ日本へ行った時なんかは、オットセイの手荷物にはあまりにもたくさんのアキバ系の機材(PC,ipad、その他用途不明な電気コードやプラグ)などがパンパンに詰め込まれていたため、コペンハーゲンの空港のセキュリティーコントロールで不振がられて何回も引っかかっておりました。
何度カバンをX線に通しても、ピーッと不快な金属音が鳴っていたわいな。
エックス線の金属音より、アゴゴのカンカンコンコンの金属音の方が、よっぽど耳心地が良いはず
それにしても、アゴゴという言葉自体がハイテンションな響きです。
ヨルバ人は、ハイテンションなのか?
ヨルバ映画などでは、役者たちは大抵デカイ声で早口で話してるし。
私も声がデカくて早口なので、ヨルバの皆様には非常に近いものを感じております。
話を金曜日のキセキに戻しますが、経済危機に陥るとアゴゴに注目していたということは、私ももしかしたら潜在意識の中で、金属製のベルの音が金運アップに役立つって知っていたのかも知れません。