憧れの方言指導 | 前世が出てきてコンニチハ

前世が出てきてコンニチハ

ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

ダイドーが出している自販機で、方言をしゃべるものがあるそうですね。

津軽弁、関西弁、名古屋弁、沖縄弁、博多弁など様々なバリエーションあり!
ただ関西の方言をひとくくりにしてしまっているのはどーよ?と思うけれど、いちいち細かくはやっていられないってことなんでしょうかね。

言語ヲタクの私としては、各方言の自販機を一つ一つ試してみたいですが、こんな自販機どこになるんだろう?首都圏にはないのかしら。

昔からドラマや映画の撮影の時に行われる、方言指導というものに憧れています。
私のいけない所は、あちこちの方言に少しずつ浅く手をつけるだけなのに、結局その方言も一切ものにならないのです。でもスパルタ式の方言指導強化合宿を受ければ、今よりはマシな状態になるんじゃないか?とも思うのです。

プログラムはこんな感じ。

朝6時起床。
発声練習と朝食の後、すぐに方言指導。
私は掃除やラヂヲ体操は嫌いなのでやりません。

まずは厳しい発音とアクセントの特訓。
間違えたらビンタ、もしくは夕食抜き。
ほとんど人権問題に関わってきますが、これくらいしないと母国語の方言習得は難しいのではないかと思われます。

東北弁のような母音の数が多い方言だと、これはまたキツい作業になりそうです。
でも何度も夕食抜きだと、ダイエット効果が早く出るという利点もあります。

先生が良しとするまで、自分の方言は話してはならない。
これだと母親に電話が出来ないのが難点。
母にはメールを覚えるとかモールス信号を送るとか、テレパシー能力を開発するとかして頂きましょう。

それ以外にもストレスがたまりそうです。
同じ方言指導の生徒たちとの会話も思うようにはいかないだろうから、自然と無言になり孤独化します。
完全に携帯メール依存症の道まっしぐら。
親指の腱鞘炎は避けられないかも知れません。

午後は地元の老人ホームでお年寄りと話し相手。
どこの地方でも、お年寄りがその土地の方言を話している確立が一番高いです。
しかもバリバリに訛ってる!
ライブだから字幕もなし!
さぁアナタならどうするっ?

夜方言の特訓が終わる頃、生徒たちは相当疲れています。
だけどナチュラルに話せないから、欲求不満は募るばかり。
お友達はインターネットのみか、先生に隠れて自分の方言でくっちゃべっちゃうかの二者選択。
これが先生にバレたらインターネットと携帯電話の没収。
自分のM度を、改めて再確認した気分だわ。

そんでもってどこの方言を選ぶかが問題です。
発音がとにかく難しいとされている津軽弁あたりに挑戦してみたい気もするけれど、性格的には河内弁あたりが合っているんじゃないかとも思います。

そして河内弁を選んだ場合、ここでまた問題が!
河内弁をしゃべれるようになったら、絶対になにわナンバーの黒いベンツを東京で運転してみたくなるはず。
もちろん服装はアニマル柄。
冬なら毛皮のコートは必須アイテム。

私は運転免許を持っていないのですが、なにわナンバー黒ベンツの威力で周りの車がどいてくれるでしょうから、大丈夫そう。
満車の駐車場でも、他の車が譲ってくれそうだし。

任侠の発祥地、viva河内波

因みに息子のアシカ、最近飛行機のことを、

「シコーキ」

って発音しているのですが、私がそう言っているのでしょうか?