先日、私の親友が実家に里帰りしていて
『遊びにおいでよ〜』とお誘い頂いたので
我が家の娘、息子を連れて遊びに行きました。
あちらには、息子と同い年の娘さんと
幼稚園児の息子さんが居ます。
小さな頃から年1、2回は遊んでいたので
子ども同士も仲良しさんです
一人小さな、幼稚園児の男の子、
一生懸命折り紙を作って配ってくれたり、
塗り絵なんかを、我が家の娘や息子に披露していました
そんな微笑ましい様子を眺めながら
『そーいや、うちの子2人とも、折り紙も塗り絵も、ほとんどやらなかったよねぇ。
ねーねー、花ちゃん(娘)、あんたも女の子にしては、塗り絵や折り紙しなかったよね？』
と、当時を振り返って、ふとそんな気がしたので、
何気なく私が娘に聞いてみたら
娘から、思いもよらぬ答えが…
『だってさ、塗り絵も、折り紙も、ママと一緒に最初やるじゃん？
そしたらさ、ママが、完璧に美しく仕上げるの。
そんでさ、自分はまだ小さくて不器用だから、ママみたいに綺麗に塗れないし、キチッと折れないんだよね。
それが、だんだん嫌になって、やる気失せて嫌いになったんだよね
』
』えー
『なによそれー、ママが、こんな風に完璧にやらなきゃダメとか言った？？
言わないよね？？
ふつーに、お手本みせただけでしょう？？』
『そーなんだろーけどー、
なんか、ママみたいに出来ないのがストレスで
なんか、うまく出来ないと責められそうで
不器用で下手くそにしか出来ないから嫌になったんだよねー』
こんな会話が繰り広げられ、
１０年以上昔の、日常の出来事から、
へー！！って、驚きと同時に、
１０年越しの新たな気付きに出会ったのでした…
私が当時、娘と塗り絵や折り紙をしながら
『ママの様に完璧に仕上げなさい！』
と言った訳ではなかったはず…
だけど、娘には
完璧に美しく仕上げる私のお手本は
『あなた下手くそで、残念ね…』
と責められている様に感じてしまう
無言の圧力
だったんでしょうね
もしかしたら、私の意識の中に
私が完璧なお手本を見せるから、
貴方もママに倣ってこんな風に
少しでも完璧に出来るように
頑張ってね
そんな思いがあったのかもしれません
あまりに昔だから、その場面は思い出せないけれど
言われてみたら、それに近いこと
他にもあったかもしれないな…
もちろん当時の私に
子ども達を責める気なんてなかったけど
私が完璧なお手本を見せなきゃ
そうやって良き手本、手ほどきをする事こそ
良い子育て、正しい子育てに繋がるから！
無意識の中にも
そんな風に力が入ってる感覚が
子育てにおいて、常にあったのは確か…
子どもは、敏感に感じ取っていたんですね。
そりゃ、楽しくないよね〜
塗り絵も折り紙も、
ただの遊びなのにね
楽しむだけでいいのにね
私、やっちゃってたね
マイナスの意識与えまくってしまったね
子どもたちよ、ごめーん!！
でもね、ママもさぁ
まだママになって４年とかで
頑張ってたんだよ、空回りしてたのよね
力が入ってて、どこで力をぬけばいいか
わかんなかったの、ずっと。
今更だけど、ようやく少しずつ
分かってきたんだよね。
娘にも、息子にも、
窮屈な思いさせて、
やる気奪ってきたこと、
沢山あったんだと思う。
後悔しても、過去には戻れないけれど
せめて、これからは
奪わぬよう
互いにラクに心地良く
共に過ごそう。
思わぬ気付きがあった出来事でした。
読んでいただきありがとうございました