野口整体の本を読んで家族に「手当て」をしてみたけれど、効果がわからない。これで合っているのかな。
そんなふうに思っていませんか?
野口整体の「手当て」を行うにはコツがあります。ここでは3つのコツと、手軽に東京で体験する方法をお伝えしますね。
●「野口整体」東京の指導室 手当ては「気持ちを向ける」ことが大切
●「野口整体」東京の指導室 手当てで相手をよくしようとしない
●「野口整体」東京の指導室 手当ては深追いしない
●「野口整体」東京の指導室 手当てを気軽に体験しよう
「野口整体」東京の指導室 手当ては「気持ちを向ける」ことが大切
「手当て」とは、文字通り手を当てること。
お腹が痛いときには、思わずお腹に手を当てます。
子供がうずくまっていたら、思わず背中をさすりたくなりますよね。
人には本能として「手を当てて癒す」という力が備わっているのです。
この「手当て」、野口整体では「愉気法(ゆきほう)」とも呼ばれています。
野口晴哉先生が、関東大震災のときに、苦しんでいる近所のおばちゃんに思わず手を当てたところから始まったとか。
(その時は大変な状況だったので、左手で一人、右手で一人、目で一人、同時に癒していたというエピソードも聞きます。)
「愉気(ゆき)」とは、気持ちを向けること。
じつは、手を当てる前から「愉気」があること、
つまり「手」の前に「気持ち」が向いていることが大切なのです。
他のことに夢中になっている人に話しかけて、うわの空でお返事されても、
言葉が沁みてこないですよね。
それと同じように、まず気持ちを向けてもらわないと、
手だけが物理的に当たっていても、変化は乏しいのです。
考えてみたら当たり前のことなのですが、ここを理解しておくことがとっても大切!!
ご家族に手当てをするときには、なんとなくでいいですから、相手の方に気持ちをむけて、その上で手を当てましょう。
手が当たっている場所の感じや、相手の方の全体的な感じを、なんとなく感じようとする。
ーーそれだけで、「手当て」の質はまるで別物にバージョンアップします!
(できれば受け手の方にも、手が当たっている感じを感じていただくなど「感じるモード」で受けていただくと効果倍増です!)
「野口整体」東京の指導室 手当てで相手を良くしようとしない
ご家族に手当てをして、効果を感じづらい大きな要因。
それは、「良くなってほしい」という思いが強くなりすぎることです。
親しい人であればあるほど、「良くなってほしい」と思うのは自然な気持ちですよね。
でも、あなた自身はどうでしょう?
「良くなれ〜!」という念を送られ続けたら、嬉しいですか?
実験したらすぐ分かるのですが、「良くなれ〜!」という気持ちを向けられるのは、意外にきゅうくつなものなのです。
「良くなれ」という思いの奥に、「今のままではダメだ」という観念が潜んでいるからなのでしょうか。
あるいは、心配する気持ちは重いから、それを向けられると重くなってしまうのでしょうか。
ーーいずれにしても、援助としては、あまりいい形ではないのですよね。
援助に一番いいのは、野口晴哉先生がおっしゃる「天心(てんしん)」の愉気。
雲ひとつない青空のような気持ちを向けることです。
強くて荒いエネルギーより、透明で細かいエネルギーが、相手の方にいい形で響くのでしょうね。
ーーそうは言っても、「心配しない」というのはとても難しいことです。
でも、大丈夫!
手当て(愉気)をするときには、
できる範囲でいいので、心配を「脇に置こう」としてみましょう。
相手の方の生命の働きに、「本当に良くやっているなぁ」と
称賛するような気持ちを向けようとしてみましょう。
そう “しようとする” だけで、とてもよい響き合いが生まれるのです。
気持ちの切り替えのお稽古と思って、ぜひやってみてくださいね。
「野口整体」東京の指導室 手当ては深追いしない
「手当て」をしているとき、いつまでやったらいいのか分からなくて、延々と続けてしまうこと、ありませんか?
そもそも、誰かに「手当てをしてあげたい」と思うような人は、相手思いのやさしい人。
だからこそ、もしかしたら、ちょっとやりすぎてしまう場合もあるかもしれません。
もとより「手当て」は安全なもの。
野口晴哉先生も、愉気(手当て)は全身どこに行っても、必要なところに巡るものだと仰っています。
だから気軽に行うのでいいのですが、
「受け手の体の要求」が満たされたあとにも、ずっと行い続けていると、
行う側も惰性になってしまったり、受け手にも心理的な依存が生まれたり、
理想的な「響きあい」とはちょっと違ってくる部分もあるのです。
手当てをするときには、できる範囲で「手を当てているところの感じ」を感じるようにしてみましょう。
そして、最初に触れたときの感じが一段落して「ひとつ変わったな」と感じたら、
その場所からは手を離すようにしてみましょう。
本当の意味で「相手にとって一番いい手当て」をする力が磨かれていきますよ。
「野口整体」東京の指導室 手当てを気軽に体験しよう
いかがでしたか?
「手当て」は人間の本能として誰にでも備わっている、自分も人をも癒すちから。
使えば使うほど磨かれていきます。
最初は「なんとなく」で十分ですので、機会があったらぜひ行ってみてくださいね。
そしてぜひ、やってあげるだけではなく、「行いあう」時間を持っていただきたいです。
とくに、行い慣れている人の「手当て」を受けると、
「なるほど、こんな感じなんだな!」と感覚できます。
私たちは、東京の道場で、「手当て」から一歩進んだ「整体法」を気軽にご体験いただける
「整体塾(せいたいじゅく)」という講座を毎月行っています。
その時々、テーマは違いますが、慣れている人と組んで「手当て」を行いあうことができます。
*野口晴哉先生の2人のご子息やご高弟、16名の先生方に直接指導を受けてきた、
氣道協会代表・長谷川淨潤(はせがわじょうじゅん)も、「整体塾」を行っています。
「氣道協会」の会員限定の企画なので、年会費5000円が必要にはなってしまいますが、
1回3000円ほどで、本格的な「整体法」の世界を垣間見ることができる、他にはない講座です。
ご興味をお持ち頂けるようでしたら、ぜひご一緒に「手当て」をしにいらしてくださいね!
整体塾(せいたいじゅく)……本格的な「手当て」の世界を気軽に体験!
・5月14日(火) 12時15分〜13時45分 *当会代表・長谷川の担当
・5月25日(土) 12時半〜14時半
・6月12日(水) 11時〜12時半(「体&整体塾」として開催)*当会代表・長谷川の担当
・6月15日(土) 12時半〜14時半
・7月27日(土) 12時半〜14時半
氣道協会 東京道場にて
〒130-0022 東京都墨田区江東橋5-2-6 深谷木材奥
当日の電話:03-5600-0242
*ご参加くださる時は、前日までに事務局(045-261-3300)までご一報ください。
*東京道場の入り口。23区内とは思えない、隠れ家のようなところです。
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