火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。
こちらでは変手法二十八構(へんしゅほうにじゅうはちこう)の稽古も行なわれていました。
今回はその三番目の猿臂(えんぴ)です。
相手からの下段四股突きに対して掌底で払いつつ受けを行います。
この時は弾くようなものではなく柔らかく捕るように動いていきます。
そこからですが、反対の腕に持ち替えつつ横猿臂を放っていきます。
この時、持ち替えた腕にて相手を引き込みつつ、猿臂の勢いづけをしていきます。
ここからですが、横猿臂が不十分で相手から反対の腕での突きが飛んできたことを想定した動きとなります。
複式組手的な用法の稽古にもなるところですが、それが下写真のように鉤突きのようなかたちで突き込んできたものです。
近間の攻防だからこそ、こういった技の応酬になります。
それに対応するのが、この3番目の名の通り、最初の横猿臂に続き、後ろ猿臂を放ちながらかわすものです。
さらにそこからですが、相手の腕を掴んでいた腕を上方に揚げながら身を転じ、肩に相手の上肢の付け根である脇を乗せつつ、投げを行っていきます。
相手を乗せた肩を上から下に落とすことによって投げることになります。
この投げまで行う場合、肩に乗せることがポイントになり、背面側で相手を捉えることが必要で、それなりの稽古が必要になります。
慣れていないと、その動きでモタつくケースがありますが、そこが反撃側のチャンスになります。
その反撃ですが、まず脇を締め、上肢から相手の肩に乗らないようにします。
さらに、膝を相手の尾骨に乗せて、そこから反らせるようにして後ろに崩していきます。
このようにすることで相手はのけ反り力が入らなくなりますので、そこからさらに傾かせることで後ろに転倒することになります。
こういったところの稽古も行いながら数がこなされていきました。
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