土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。
こちらでは相手の突きに対しての反撃の稽古が約束組手を通して行われていました。
行っていたものの中では中段逆突きに対しての動きも行われていました。
お互いに左構えの状態から相手からの右中段逆突きに対して前腕である左腕にて掬い受けを行いつつ、奥足である右足を前足に寄せていきます。
掬い受けは前腕の橈骨側を利用しつつ、相手の突きを流すようにしていきますが、尺骨側になってしまったり、流しが上手くいっていなかったりするケースがあり注意ががありました。
それに合わせて転身しつつ、右足にて後ろ蹴りで極める動作になります。
こちらの動きでは間合いの取り方にポイントがあります。
掬い受けをする際に相手の突きをかわそうとし過ぎて、相手の突きのコースから離れようと前足である左足を左側に動かし過ぎると相手が横に位置することになってしまい、そのあとの転身してからの後ろ蹴りの適正な位置にならなくなります。
この時は左足は左側にはほとんど動かさず、転身することで後ろ蹴りのコースとしては相手に向かって取りやすくなります。
ただし、前後の距離で蹴りづらくなるケースもあります。
その時は前足である左足を少し引きながら転身を行うことで、その距離の問題が解消されます。
また、蹴り方に関しても注意がありました。
ここでは後ろ蹴りの基本通りになりますが、前蹴り同様に膝を前側にかいこんでから踵を後ろに押し出すようにしていきます。
また、前後と高さの距離の解消としては後ろ蹴りの特徴である上半身を前傾させることで、その位置関係のコントロールを行っていきます。
ここではあくまで後ろ蹴りで進められていきましたが、掛け蹴りなどにも変化させていくことは可能になります。
そういったところの解説もありながら進められていきました。
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