愉氣を世界常識に  上 | 『自分と家族の健康は、自前で築く』整体カウンセラーのブログ

整体の核心は、愉氣法にあります。


私の今世の仕事は、

この地球に整体を広げることだと確信しています。

整体の難しい部分は、やりたい方だけやれば良いかと思いますが、

愉氣法だけは、世界の各家庭に広がって欲しい。




整体の創始者・野口晴哉が遺した文書や講義が、

今は書籍として出ています。


『愉氣法1』『愉氣法2』

これは今の私とは関係ない団体が出している書籍ですが、良いモノはお勧めします。

是非読んでみて下さい。

Amazonで4200円と2倍の金額をしていますが、

その価値はあります。

もちろん無理はせず、図書館で借りても良いかと思います。


愉氣法はできると、本当に対人関係が家族関係が、世界が変わります。




これらに書いてあることで、家庭の愉氣としては充分です。

(プロが使う時は、これでは物足りませんが)


先師に恐縮であり蛇足ですが、

より実感できるために、私が補足させて頂きます。






特に今の様な、夏の終わりの季節。

こんな時には、愉氣法はとても良いです。


「愉氣とは、癒しのエネルギーを出す術」

「エネルギー療法」

と思われがちです。

そういった解釈でも良いですが、もっと単純に考えて下さい。

愉氣は、難しくないです。


誰でも、体温がありますよね?

生きていれば、手の平にも体温があります。


この体温で、氣になる部位を温めてあげるつもりになれば良いだけなのです。

エネルギーだとか氣だとかと、難しいことを考えると、邪気になります。 

あくまで、愉快な氣持ちの氣、愉氣です。


そんな難しいことを考えずに、

「人間なら誰もが持ってる(手の)体温で、フワッと温めてあげる」。

こんな感じで、手を添えれば、すぐに質の高い愉氣法になります。

これだけで十分です。


コツがあるとしたら、

下丹田の力が抜けないこと、つまり、

ゆったりした呼吸ができる状態で行うことです。

これができると、医学的にあり得ない奇跡も起こすことが、できます。





「手などの体熱で、必要な部位を温める」

これが愉氣だと思って良いです。

慣れれば、視線・目でも愉氣はできます。


このぐらいの気負わない考えの方が、効きは良いです。

愉氣する方も、愉氣を受ける方も、気持ち良くなる、元気になれるのが、

愉氣法の特徴です。




この気持ち良さ、呼吸の深さや力の入れ抜き加減を、

まず自分で実感し、そして深めて行くと、他人様にも行いやすくなります。

まずは、自分に行うことが大事です。





自分で自分に愉氣を行う方法は、簡単です。

写真のように仰向けになって下さい。



多くの人の場合は、膝を立てた方が楽です。


そして、

肝臓と、心臓に手を当てます。




本にもありますが、これが肝心行氣と言うものです。


難しく考えなくて良いです。

単純に、掌の体温で温めてあげるつもりでいて下さい。


どこに置くのか?

と言うことも難しく考えないで下さい。

大体、心臓のあたり、肝臓のあたり。

こんな感じで良いです。


すると、

ピタッと掌が合うような角度、圧度が分かってきます。

「温める感じ」でいると、自ずと分かります。

心臓、肝臓は、皮膚から5.6センチ奥ですから、

そこへ向かって体温を届けてあげるつもりです。


ピタッと合う場合は、している自分で分かります。

「あ、これとても気持ちいい」

と言う感じになります。


手首や肘や、腕が楽で、肩に力が入らない角度や位置があります。

「これか、あれか、こっちか、そっちか?

などと、何パターンか試してみて下さい。


一番楽で、気持ち良いのが、正解です。




時に、

どう置いても置きづらい場合があります。


この場合はふさわしくないので、その手は外してしまって良いです。


愉氣は、気持ち良い時間だけ、気持ちの良い範囲でするものです。

時間が多ければ効く!というものでは、ありません。

強いて言うなら、集注密度です。


特にこの夏の終わりは、

心臓や肝臓がとても疲れています。


ですが、

愉氣、肝心行氣をするとらものの数分でも、とても心身が楽になります。

どんな栄養剤よりも、はっきりと効く体感があります。




心理的に忙しい人や、かなりくたびれた人は、

お臍に手を重ねても良いです。


汗の季節には、背中の肩甲骨間も良いです。


目が疲れている人は、

この仰向けのまま、掌で目玉の芯を温めてあげる感じで、

両目を優しく覆って下さい。


奥底を温めてあげる感じです。

5.6センチ奥を狙います。

気持ちの良い範囲でして下さい。


気持ち良さ、緩む感じ。

これが起これば、愉氣として上等な愉氣になっています。

30秒で終えても良いのですが、

手を離したくなる気持ちになるまで、続けると一番良いです。


他人様に愉氣をしている時も、この気持ち良さが自分にも訪れます。

愉氣はする方も気持ち良いし、受ける方も気持ち良いし、

体力がしっかりしてくるのです。

何回でも、試して下さい。





私がこの世を卒業する時には、

すべての病院で、世界中の地球上のすべての病院でこれが常識になって欲しいと思います。

愉氣で間に合わないものがあれば、手術や投薬をすれば良いと思います。


育児をしている人や、大切な家族がいる人は、必須の技術の1つです。

どんどん実践してみて下さい。

色々なものが、ガラガラと変わりますよ。




(つづく)
(感謝)



吉田直樹 拝