2023年の撮り納め(後編)(12/31関空その2) | 青春の1ページ航空機等撮影記録~since2019 New Edition~

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今年もこれから暑い時期になる・・・

元日に発生した能登半島地震に続き、昨日は夕方6時前に羽田空港で海保のボンQ(MA722、レジ「JA722A」)とJALのA359(レジ「JA13XJ」)の衝突事故が発生するという、新年早々から痛ましい事故・災害が相次ぐという事態になってしまいました。海保機は能登半島地震の支援物資を積載して新潟の航空基地に向かうところで、離陸のため滑走路に進入したところ衝突し機体は全焼、乗員6名のうち機長を除く5名が死亡(機長は重傷)、一方のJAL機は新千歳から羽田に向かっていた516便で、着陸した際に海保機と衝突して大きな炎を上げながら滑走しC滑走路脇で停止、こちらも機体は全焼したのですが、乗員の迅速な対応により14名のけが人を出しながらも379名の乗員乗客全員が無事に脱出したとのことです。事故の詳しい状況や原因は今後の捜査で調べられるでしょうが(考えられるのは、①海保機が報告せずに(離陸許可が出ていないのに)滑走路に進入してしまった、②JAL機が着陸許可が下りていないのに許可が出ているものと誤認して着陸してしまった、③海保機が報告の上(離陸許可を受け)進入中だったにもかかわらず、管制のミスでJAL機にも着陸許可が出てしまった、などがありますが、その後の調査で海保機に離陸許可が出ていなかったこと、JAL機には着陸許可が出ており同機も2度復唱したことが判明しており、①の可能性が高いと思われます。ただし、海保機の機長は「離陸許可は出ていた」という発言をしており、認識の食い違いがあるので、管制との交信記録や両機のボイスレコーダー等の解析により状況を調べる必要がありそうですね)、まずは事故の原因をしっかり究明し、同様の事故を二度と起こさないよう、再発防止策をきちんと立てることが重要ではないかと思います。なお、JAL機は機齢わずか2年2か月で事故に遭い、今回の事故はA350初の全損事故となったほか(JALに限らず、全てのA350の中で初の全損となってしまいました)、海保機は2011年の東日本大震災の時は仙台空港で津波の被害に遭って被災しながらも修復の上復帰した唯一の機体だったらしく、今回の事故で失われてしまったことを惜しむ声もあるようです。ちなみに、私は今回の事故機を両方とも撮影しており(海保機は羽田で、JAL機は羽田と伊丹で撮影していました)、特にJAL機の方は同機の営業運航初日に伊丹で捕獲していました(本ブログにも記事あり)。

 

さて、前置きが非常に長くなったのですが、まだ昨年大晦日の撮影分が残っていますので、今日中にそちらのアップを済ませてしまいます。ちなみに、本日は午後から2024年の初撮りとして関空に出かけてきましたが、そちらは次回のアップとなります。

 

3時過ぎにSQのプチスペマーを撮影した後、次の狙いとなる機体の到着まで約1時間半あるため、一度2タミの建物の中で休憩に入りましたが、午後4時前に再び元の場所に戻りました。

 

深圳航空 A320-200(B-8219)

8063便 深圳発

 

まずは、深圳のA320で露出のチェック。雲が多く出てきましたが、まだ正面に日差しが残っており、逆光の状況は変わっていません。

 

春秋航空 A320-200(B-1672)

8999便 上海(浦東)発

 

上海から到着した春秋は2タミの北側に向かうためにタキシング。24R降りの場合は到着時に狙うことができますね。

 

香港エクスプレス航空 A321-200(B-LEF)

898便 香港発

 

香港シャトルのA321ceoは徐々に新塗装化が進んでおり、この機体も最近塗り替えられました。

 

春秋航空 A320-200neo(B-32D6)

6987便 大連発

 

大連からの春秋はA320neoでの運航。A320ceoとは混用されています。

 

アシアナ航空 B747-400(HL7428)

114便 ソウル(仁川)発

 

ソウルからの夕方便で到着したアシアナは残り1機となったジャンボが使用されていました。なお、年明け以降はこの便はA330での運航となり、関空で同社のジャンボはこの日が見納めになってしまうかもしれません(現在は午後の成田線に曜日を決めて運用されています)。

 

エバー航空 B787-10(B-17808)

130便 台北(桃園)発

 

エバーの78Xで、番号が歯抜けになっていた8号機と9号機が先月ようやくデリバリーされました。現時点ではともに日本路線がメインでの運航となっています。このあたりから日差しが雲に遮られるようになりましたが、逆に露出を得るのが急激に厳しくなってきました。

 

日本航空 B787-8(JA833J)

894便 上海(浦東)発

 

上海からのJALはほぼ定刻で到着しました。

 

山東航空 B737-800(B-5727)

4093便 青島発

 

冬スケで設定が追加された山東の夕方便。

そして、ここまで待ち続けた、ターゲットとしていた機体がようやく姿を見せました。

 

長竜航空 A321-200NX(B-325X) 浙商銀行(CZ BANK)

8077便 杭州発

 

長竜のA321neoのスペマーで唯一未撮影となっていたデザインをようやく捕獲。浙江省の銀行の広告塗装ですが、赤が基調となったデザインで、同社のスペマーの中では一番目立つデザインではないかと思われます。

 

最後に未撮影去ったスペマーをしっかり仕留め、満足いく撮り納めとなりました。