自己流撮影地ガイド(関西国際空港編その2) | 青春の1ページ航空機等撮影記録~since2019 New Edition~

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今年もこれから暑い時期になる・・・

では、その1に続きまして、私が良く使用している関空の撮影地を紹介していきます。
 
⑥ ポートターミナル旧待合所前
かつて、高速船「神戸~関空ベイシャトル」の待合所として使用されていた建物の前付近で、R/W06Rからの離陸上昇をいい角度で押さえることのできるポイントです。

 
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上から
タイ国際航空 A380-800(HS-TUF) 2014.5.31撮影
KLMオランダ航空 B777-300ER(PH-BVO) 2015.5.1撮影
 
ポイントとしてはやや遠いのですが、ヨーロッパ方面に向かう長距離便の低い上がりの機体なら、斜め前からのショットや、真横のショットをものにすることができます。ただし、近くを展望ホールに出入りする道路のランプウェイが通っており、その高架や照明塔が写りこみやすいので、撮影の際には注意が必要です。終日逆光気味のポイントですが、光線状態は午後のほうが良くなります。ただし、長距離便は午前中には上がってしまうので、良い条件でのショットを捕獲することは結構難しいです。レンズは200~400mm程度が良いと思います。
 
このポイントは、公共交通機関利用ではやや行きにくく、関空の第1旅客ターミナル(12番乗り場)又は第2ターミナルからポートターミナル行きバスを利用するか、神戸空港から「神戸‐関空ベイシャトル」を使用し、船着場の桟橋から徒歩で移動するかになります。バスは高速船のダイヤに合わせた時間になっており、午前中と夕方以降は約1時間ごと、昼間は約1時間10分~1時間45分ごとの運行です(200円)。なお、ベイシャトルを利用する場合、その運賃にはバス運賃も含まれています。
バスの場合はポートターミナルの旧待合所の建物前に到着しますので、その付近がポイントとなります。「ベイシャトル」で到着した場合は表側に回り込めばOKです。なお、旅客ターミナル~ポートターミナル間の徒歩の移動はできませんので、注意してください。
車の場合は、関空島に入ったら「ポートターミナル」の標識を目印に進めばOKです。ただし、ターミナル前のほか、周辺道路はすべて駐車禁止になっていますので、車で行かれる場合は自己責任での管理をお願いします。また、最近は空港島内の巡回警備が厳しくなっており、この近辺での長時間の写真撮影は難しくなっていますので、ここで撮影する際は必要最小限にとどめるようにしてください。
なお、トイレは旧ポートターミナルの裏側(船着き場側)にあります。また、建物の前に飲み物の自動販売機がありますが、食料は事前にターミナルビル等で準備しておきましょう。
 
⑦ 消防署脇
R/W06Rの時に、出発で両面撮影が可能な数少ないポイントです。駅から距離があるためか、ここで撮影している人は意外に少ないです(ただし、ネタとなる機体の飛来時は混雑します)。

 
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上から
中国東方航空 A340-600(B-6053)SKYTEAM 2013.2.17撮影
マカオ航空 A319-100(B-MAN) 2013.5.1撮影
中国東方航空(雲南公司)B737-800(B-5683)橙孔雀 2013.5.1撮影
山東航空 B737-800(B-5786)第10回中国芸術祭 2014.9.20撮影
アリタリア-イタリア航空 A330-200(EI-EJM)2015ミラノ万博 2014.10.26撮影
吉祥航空 A320-200(B-6298)マルーン塗装 2014.12.27撮影
中国東方航空 A320-200(B-6635)上海ディズニーリゾート 2018.4.7撮影
 
ここからはL, Pの各誘導路を進む機体や、33番以降のスポットに出入りする機体を撮影することができます。また、遠いですがR/W06Rから離陸滑走する機体を狙うこともできます。
 
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キャセイパシフィック航空 A330-300(B-HLR) 2018.3.31撮影
 
R/W24Lから離陸し、上昇する機体をこのような角度で撮影することもできます。
 
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TAGエイビエーションUK B757-200(G-TCSX) 2015.6.13撮影
 
脚立を使用すればフェンス越しに203~205番スポットに駐機中の機体が撮影できますが、VIP機以外にはあまり使用する頻度はないです。
 
このポイントはカメラを出す穴はなく、フェンスの隙間から覗く形になるため、特に離陸中の機体にはピントが合わせにくい上、手前に事業用車両が通る道路があるので、ケータリングのトラックなどど被るリスクもあります。午後からが順光です。レンズは35~41番スポットに出入りする機体は100mm程度(A320やB737より小さい機体なら全体が収まります)、33,34番スポットと200番台スポットの機体は100~200mm程度、誘導路上の機体は200mm~300mm程度、離陸滑走・上昇中の機体は300mm~400mm程度が良いと思います。
 
関空の駅から歩く場合は、次のとおりです(約15分かかります)。
1 改札口を出て右手に進み、エアロプラザに入ります。
2 建物に入ったら左に進み、南側の出口を出て、正面のエスカレーターを降ります。
3 第2ターミナル行きの連絡バスのりばの傍らを通り、第3駐車場に入り、中の歩道を進みます。
4 駐車場南西の出入口(人のみ通行可能)から出て、正面の横断歩道を渡ります(斜め前にリムジンバスのバスプールがあるので、目印になります)。
5 そのまま道なりに歩道を進み、道が右に曲がる手前、左手にフェンスがあるところが撮影ポイントです。
車で来られた場合は第3駐車場に止めて歩くのがベターです(ポイントまで約10分)。できるだけ南西出入口に近い位置に止めると歩く距離を少しでも減らすことができます。
なお、ポイント付近にはトイレや自動販売機はありません。あらかじめ食料や飲み物は用意していきましょう。
また、駅からの徒歩ルートで第3駐車場を通らないものもありますので、紹介しておきます。
1 改札口を出て右に向かい、エアロプラザにつながる連絡橋の前で左に曲がり、少し先の右手にある階段を下る(連絡橋脇にある階段を降りると空港島内方面のバス乗り場に出てしまい、歩道に抜けられないので注意)。
2 歩道に出るので、左に曲がり、道なりに進む(左手に第1駐車場、続いてバスプールが現れる)。
3 バスプール前東交差点の角に出るので、左に曲がる。その先は上記5と同じ。
 
⑧ KIXそらぱーく(2タミ脇の展望台)(閉鎖により現在使用不可)
Bランに着陸した機体を綺麗に撮影できるポイントです。関空の駅や1タミからは無料連絡バスを使用し、約8分で第2ターミナルに到着します。2タミ正面からは歩道が整備されています。
 
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上から
エバー航空 A330-200(B-16309)ハローキティ・スピードパフ 2012.11.10撮影
フィンランド航空 A340-300(OH-LQD)marimekko(Unikko) 2012.12.15撮影
ガルーダ・インドネシア航空 A330-300(PK-GPA)LIVERPOOL FC LFC TOUR 2013 2013.8.10撮影
フィンランド航空 A330-300(OH-LTO)marimekko(Aniversary Unikko) 2015.1.4撮影
チャイナエアライン B747-400F(B-18718) 2015.3.28撮影
 
R/W06運用でB6から出た場合、ちょうど方向を変えるタイミングでポートサイド側を綺麗に撮影できます。横風や追い風気味の場合、時折B5まで転がることがあり、この場合は両面を綺麗に撮影できます。R/W24運用の場合は、ランディングからきれいに撮影することが可能です。レンズは100~200mm程度(ランディングシーンの撮影には300mmが必要)があれば大丈夫です。午前中から昼ごろまでが順光ですが、陽が高い夏場は2時ごろまで撮影できます。ただし、通常は12時~1時の間にAラン使用に変わるので、午前中の着陸機用ポイントと割り切っておくとよいでしょう。
なお、このポイントは2015年7月14日から閉鎖されたので、ここでの撮影はできなくなりました(現在、この場所は第2ターミナル国際線のチェックインカウンター・保安検査場になっています)。
 
⑨ KIXそらぱーく(風車のある丘・リムジンバス待機場南側のフェンス際)
Bランに着陸し、ターミナルに向かう機体と、2タミ・貨物ターミナルを出発した機体を撮影できるポイントです。2タミの東側に広がる公園「KIXそらぱーく」の敷地内からの撮影になります。上記のとおり2タミ横の展望台がなくなったため、現在唯一2タミ側で撮影可能なポイントです。
 
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上から
Peach Aviation A320-200(JA805P)MARIKO JET 2013.10.27撮影
エバー航空 B777-300ER(B-16703)ハローキティ・サンリオファミリージェット 2015.4.5撮影
中国東方航空 A320-200(B-9970) 2014.2.11撮影
中国南方航空 B787-8(B-2727) 2014.12.20撮影
フェデックス・エクスプレス MD-11F(N578FE) 2015.6.6撮影
ガルーダ・インドネシア航空 A330-300(PK-GHD)レトロカラー 2019.1.27撮影
エミレーツ航空 A380-800(A6-EEQ)United for Wildlife 2019.4.13撮影
 
最初の2枚は、風車の建つ丘の一番高いポイントから撮影したものです。この場合、フェンスを何とかクリアできますが、脚立があった方が撮影しやすいかもしれません。3枚目から5枚目の画像は南側のフェンスのそばまで行き、隙間から撮影したものです。6枚目と7枚目の画像は、リムジンバス待機場の東側に盛り土の部分があり、そこから脚立を使って撮影したものです。午前中が順光です。レンズは100~200mm程度が良いと思います。なお、現在は公園内に照明塔が設置されたため、風車の建つ丘からは真横の転がりを撮影することができなくなっています。また、南側フェンス際での撮影の場合、以前は業務用駐車場南側のフェンスで撮影ができましたが、現在はフェンス内側に施設ができたためここは使えなくなっており、リムジンバス待機場の南側にあるフェンスまで行く必要があります。さらに、リムジンバス待機場の東側の盛り土部分で脚立を使用する場合、フェンスに近い場所に置くと警備の方が巡回された場合にフェンスから離して立てるよう注意されることがありますので、その場合は素直に指示に従いましょう。
トイレや自動販売機は第2ターミナル内にありますので、そちらを利用することになります。また、ターミナル内にはレストラン(ココス)、カフェ(プロント)、コンビニ(ローソン)がありますので、食事や食料の調達も可能です。
なお、エアロプラザと第2ターミナルの間は無料連絡バスがあります(約5分。日中は約7分間隔で運行)。また、第1ターミナルと第2ターミナル間は徒歩での移動も可能です(約25分)。車の場合は第5又は第6駐車場に止めて徒歩で移動してください。
 
⑩ 第1ターミナル内(国内線出発口)
このポイントは制限区域内のため、航空機搭乗前や降機後限定となりますが、ターミナルビル内からタキシングする機体や離着陸する機体を撮影できます。

 
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上から
日本航空 B767-300ER(JA604J)one world 2013.10.12撮影
スターフライヤー A320-200(JA02MC) 2014.1.11撮影
中国東方航空(雲南公司)B737-800(B-5701)紫孔雀 2014.1.11撮影
 
ガラス越しなので照明塔の反射に注意が必要ですが、汚れが少ないので良いショットが収められます。また屋内になるので、特に午後遅い時間の場合は感度設定を上げる必要があります。R/W06の場合や天候が良くない場合には重宝するポイントになりますが、先にも書いたとおり制限区域内のポイントなので、関空発着の路線(Peach、チェジュ航空、春秋航空は2タミ利用なので不可)を使用することが前提です。午後からが順光です。
 
以上、簡単ですが2回に分けて撮影ポイントを紹介いたしました。少しでも撮影のお役にたてていただければ幸いです。