「自律神経失調症とうつ」研修会 | いたくない鍼・あつくない心地よいお灸【誠心堂にのみや鍼灸院】

いたくない鍼・あつくない心地よいお灸【誠心堂にのみや鍼灸院】

京都市 四条大宮の鍼灸院
【誠心堂にのみや鍼灸院】のブログ。

脈を診ていたくない鍼・
あつくない心地よいお灸を使い
お身体と心にやさしい治療を
提供しております。

ここには「健康」「鍼灸」「院長の日常」
などについて書き綴っています。

みなさん、こんばんは!
少し前になりますが、
「自律神経失調症とうつ」の
セミナーに参加して来ました。

今日はその学びについて
ご報告をさせていただきたいと
思います。


講師の先生は、
「うつ」「自律神経失調症」などを
研究する日本自律神経研究会の
代表をされている鈴木先生です。


ボディサイコロジー・解剖学・
生理学・心理学・栄養学などを基に、
オステオパシー・カイロプラクティック・
整体などを駆使して、日々臨床に
当たられていらっしゃる先生ですので、
鍼灸とは少し異なりますが、
学ぶことはきっと多いに違いないと
楽しみにしていきました。


結論から申しますと、参加して良かったです!


自律神経神経失調症には本当に
様々な症状が出現します。

眼の疲れ、ドライアイ、動悸、
めまい、立ちくらみ、頭痛、
手足の冷え、高・低血圧、耳鳴り、
ノドの異物感、だるさ、不眠、
肩こり、腰痛、手のふるえ、胃炎、
過敏性腸症状、食欲不振、月経前の不調、
月経痛、産後のうつ、更年期障害、
気分がスッキリしない、
何もやる気がしない。
人と会うのがおっくうになる。

などです。


ですから、自律神経に的確にアプローチ
出来れば、症状の改善を見込めるものも
かなりあります。
鈴木先生のこれらの症状の捉え方や
アプローチについてお話しを聞けて
大変勉強になりました。


先生は
「自律神経神経失調症」から
エネルギーがさらに下がると、
「うつ状態」に、
そこからさらに下がると、
「うつ」になってしまうと
おっしゃっていました。


「うつ状態」になると、
意欲の低下や、
興味関心の消失が目立つように
なります。
「うつ」はそれらが極端に
低下しています。


「うつ」の分かりやすい例えが
ありました。
「うつ」それはブレーカーが落ちて
しまった状態。
一度ブレーカーが落ちたら、
どれか電源を切らないといけない。
どれか切らなければまたすぐに
ブレーカーは落ちてしまう。
という例えでした。
まず何かしらを手放し、
休みなさい。
ということですね。


なるほど〜分かりやすい!と思いました。


また「うつ」「自律神経失調症」は
ストレスによって起きているのは
間違いないのですが、そのストレスは
精神的なストレスだけでなく、
4種類あるとのことでした。

 
1つは 精神的ストレス、
2つ目は構造的(歪みなど)ストレス、
3つ目は科学的(飲食物など)ストレス、
4つ目は温度湿度のストレス。


東洋医学では、
外因(気候)、内因(精神的なストレス)、
不内外因(飲食や疲労などの不摂生)が
身体に影響し病(自律神経失調症、うつなど)
が起きるとされています。
ですから、これら3つを考慮したツボを
使ってアプローチをします。
そうすることで、身体の緊張や歪みは
整ってくるのです。


着眼点は同じではありますが、
それらをストレスとして系統立てて
捉えることを知れたことも
今回の大きな収穫でした。


普段から自分でも
自律神経神経失調症の方やうつの方を
施術させていただいており、
理解しているつもりでしたが、
違った角度から見ることにより、
一層理解が深まりました。


分かりやすく講義してくださった
鈴木先生にこの場を借りて
御礼申し上げます。
ありがとうございました!


これからも、当院では
皆様のお役に少しでも立てるように、
学・術共に研鑽を重ねていきます!


最後までお読みいただき
ありがとうございます!

"はり灸"で心と身体を元気に。
京都 誠心堂にのみや鍼灸院