いたくない鍼・あつくない心地よいお灸【誠心堂にのみや鍼灸院】

いたくない鍼・あつくない心地よいお灸【誠心堂にのみや鍼灸院】

京都市 四条大宮の鍼灸院
【誠心堂にのみや鍼灸院】のブログ。

脈を診ていたくない鍼・
あつくない心地よいお灸を使い
お身体と心にやさしい治療を
提供しております。

ここには「健康」「鍼灸」「院長の日常」
などについて書き綴っています。

皆さんは2019年はいかがでしたでしょうか?

 

私は昨年の8月に鍼灸の夏季合宿に参加してきました。

ネタが古くてすみません・・・^_^;

場所は京都のガーデンパレスです。

 

写真では大阪大会となっていますが、場所の都合で京都開催になりました。

近くてラッキーでした!

 

今回は【鍼灸に興味を持ってくださったあなた】

「鍼灸の実際」を研修会での学びを通してお伝えしたいと思います。

 

「鍼灸について」簡単で分かりやすいのは、

当院のHPのこちら↓↓↓を見ていただけると良いかと思いますので、

 

はじめての方への鍼灸安心ガイド

※こちらのページの中ほどをご覧ください

 

 

ということで、、、多少強引ですが^_^;

研修会のご報告がまだでしたので、

自身のまとめがてらにご報告させていただきます。

 

このブログでは、2つのテーマがあります。

①今回学んだことの復習(脈の診方、鍼の仕方、ツボの選び方、触診の仕方、体表観察)

②鍼灸治療効果を最大化するツボを選ぶための身体反応の特徴について

 

どちらかと言うと鍼灸師向けの内容かもしれません。

小難しいので(笑)ご興味のない方は

今すぐ下記↓↓↓をご覧になってくださいね。

 

はじめての方への鍼灸安心ガイド

※こちらのページの中ほどをご覧ください

 

 

研修会は「漢方鍼医会夏期学術研修会」に参加させていただきました。

全国の先生方と久々にお会いし一緒に勉強させていただくことで、

日々の臨床に生かせそうなヒントやアイディアをたくさんいただきました。

 

今回学んできたこととして、

脈の診方、鍼の仕方、ツボの選び方、触診の仕方、体表観察など、

臨床で使える新しい知識を吸収し、自身の臨床における現状を

再確認してきました。特に脈診は自分よがりにならないように、

他の鍼灸師の先生方と確認し合えるのが、研修会の良いところです。

 

北から東京、名古屋、三河、滋賀、大阪、神戸、鹿児島、

各地の鍼灸師の先生方それぞれの治療のカラーがあって、

とても面白かったです!

 

 

今回の研修会での私のまとめ

 

脈の診方:浮いた脈と沈んだ脈の基準と活かし方、脈の沈位で精神状態の安定を確認する

 

鍼の仕方:補(気を補う)のときは手早く終える・瀉(邪を抜く)のときは鍼をゆっくり引き上げる

 

ツボの選び方:大宇宙(季節・気候の影響を考えたツボ)から小宇宙(個人の体の状態に合ったツボ)の順で治療する

 

触診の仕方:鍼をする前のツボの状態が、鍼をして変化しているかを確認して、鍼の刺激量の調整をする

 

体表観察:「鍼灸治療効果を最大化するツボを選ぶための身体反応の特徴。」これは長くなりますが、ぜひ覚えておきたい特徴です。

この特徴については長ーーーいので、下にまとめて記載いたします。

 

 

「鍼灸治療効果を最大化するツボを選ぶための身体反応の特徴」

 

例えば、

春の身体の変化はこうです。

 

風の邪(風には外的風と内的風がある。内的風はストレスによっても起こり、血流を停滞させる)が春の人体に悪さをした場合には、

青色が体(皮膚や眼)の反応として現れる。

胸が詰まる。

治りやすい。

脈は沈んで弦のように硬い。

 

暑さの邪が春の人体に悪さをした場合には、

油臭さを嫌う。

胸がつまり、体が火照る。

症状は激しいが、治りやすい。

脈は沈んで硬くて、来る時は勢いがあり去る時はゆっくり。

 

湿気・飲食疲れの邪が春の人体に悪さをした場合は、酸味を好む。

胸がつまり、体は重く、手足の力は抜けて動かせない。

脈は沈んで硬くて、緩やか。

 

寒さ・乾燥の邪が春の人体に悪さをした場合は、うわ言や取り留めのない言葉を言う。

胸が詰まり、ぞくぞく悪寒があり、ひどい時には咳、喘息がある。

症状は治しにくい。

脈は沈んで硬く、渋っている。

※渋:竹を刃物で削る感じ

 

湿気・寒さの邪が春の人体に悪さをした場合は、涙が止まらない。

胸が詰まり、下腹が痛み足は下から冷えてくる。

治療回数が必要

脈は沈んで軟らかく(押したら消えそう)、弦のように硬い。

 

 

夏の身体の変化はこうです。

 

風の邪(風には外的風と内的風がある。内的風はストレス によっても起こり、血流を停滞させる)が夏の人体に悪さをした場合には、

赤色が体の反応として現れる。

身体が火照り、胸が詰まる。

治療回数はかかる。

脈は浮いて大きく弦のように硬い

 

暑さの邪が夏の人体に悪さをした場合には、

焦げ臭さを嫌う。

体が火照り、悶え、心臓部が痛い。

症状は激しいが治りやすい。

脈は浮いて大きく散じている。

 

湿気・飲食疲れの邪が夏の人体に悪さをした場合は、

苦味を好む。

身体は火照り、体は重くだるく、手足の力は抜けて動かせない。

症状は激しいが治りやすい。

脈は浮いて大きく、緩やか。

 

寒さ・乾燥の邪が夏の人体に悪さをした場合は、

うわ言や取り留めのない言葉を言う。

身体は火照り、ぞくぞく悪寒があり、ひどい時には咳、喘息がある。

脈は浮いて大きく、渋っている。

 

湿気・寒さの邪が夏の人体に悪さをした場合は、

汗が止まらない。

身体は火照り、下腹部が痛み、足は下から冷えてくる。

症状は治しにくい。

脈は沈んで軟らかく(押したら消えそう)、散じている

 

 

土用(立春・立夏・立秋・立冬の前18日間)はこうです。

 

風の邪(風には外的風と内的風がある。内的風はストレス によっても起こり、血流を停滞させる)が土用の人体に悪さをした場合には、

黄色が体の反応として現れる。

身体は重く痛み、胸は詰まる。

治しにくい。

脈は緩やかに大きく、弦のように硬い。

 

暑さの邪が土用の人体に悪さをした場合には、

香りを嫌う。

身体は重く痛み、火照る。

治療回数が必要。

脈は緩やかに大きく散じている。

 

湿気・飲食疲れの邪が土用の人体に悪さをした場合は、

甘味を好む。

体は重くだるく、手足の力は抜けて動かせない。

症状は激しいが治りやすい。

脈は緩やか大きく、遅い。

 

寒さ・乾燥の邪が土用の人体に悪さをした場合は、

うわ言や取り留めのない言葉を言う。

身体は重く痛み、ぞくぞく悪寒があり、ひどい時には咳、喘息がある。

症状は激しいが治る。

脈は緩やかに大きく、渋っている。

 

 

湿気・寒さの邪が土用の人体に悪さをした場合は、

涎が止まらない。

身体は重く痛み、下腹部が痛み、足は下から冷えてくる。

脈は緩やかに大きく、沈んでいる

 

 

秋の身体の変化はこうです。

 

風の邪(風には外的風と内的風がある。内的風はストレス によっても起こり、血流を停滞させる)が秋の人体に悪さをした場合には、

白色が体の反応として現れる。

咳が出て寒気や発熱があり、胸が詰まる。

脈は浮いて渋っていて、弦のように硬い。

 

暑さの邪が秋の人体に悪さをした場合には、

生臭さを嫌う。

咳が出て寒気や発熱があり、体が火照る。

治しにくい。

脈は浮いて渋っていて散じている。

 

湿気・飲食疲れの邪が秋の人体に悪さをした場合は、

辛味を好む。

咳が出て寒気や発熱があり、体は重く、手足の力は抜けて動かせない。

治療回数はかかりやすい。

脈は浮いて渋っていて緩やか。

 

寒さ・乾燥の邪が秋の人体に悪さをした場合は、

うわ言や取り留めのない言葉を言う。

悪寒があり、ひどい時には咳や喘息がある。

症状は激しいが比較的治りやすい。

脈は浮いて渋っていて短い。

 

湿気・寒さの邪が秋の人体に悪さをした場合は、

鼻水が止まらない。

咳が出て寒気や発熱があり、下腹が痛み足は下から冷えてくる。

症状は激しいが治りやすい。

脈は沈んで軟らかく(押したら消えそう)、渋っている。

 

 

では、冬はどうでしょう。

 

風の邪が冬の人体に悪さをした場合は、

黒色が体の反応として現れる。

のぼせて汗は漏れて、胸がつまる。

症状は激しいが治りやすい。

脈は沈んで軟らかく、弦のように硬い。

 

暑さの邪が冬の人体に悪さをした場合は、

腐った匂いを嫌う。

のぼせて汗は漏れて、体が火照る。

脈は沈んで軟らかく、来る時は勢いがあり去る時はゆっくり。

 

湿気・飲食・疲れの邪が冬の人体に悪さをした場合は、

塩味を好む。

のぼせて汗は漏れ、体は重くだるく、手足の力が抜ける。

治し難い。

脈は沈んで軟らかく、緩やか。

 

寒さ・乾燥の邪が冬の人体に悪さをした場合は、

うわ言や取り留めのない言葉を言う。

のぼせて汗が漏れて、悪寒があり、ひどい時には喘息・咳が出る。

症状は治療回数が必要。

脈は沈んで軟らかく、渋っている。

 

寒さの邪が冬の人体に悪さをした場合は、

唾が出て止まらない。

下腹が痛み足は下から冷えてくる。

症状は激しいが治りやすい。

脈は沈んで軟らかく、滑らか。

 

 

こういった身体反応の特徴を押さえて、ツボを選ぶと

鍼灸治療効果を最大化するツボを選ぶことが出来ます。

 

 

さらに邪の伝変がある(気候や飲食、疲れが身体に悪さをして病が深い)場合は、

ここから五臓六腑の状態(体がうまく機能する力があるのか)を診てツボを決めて

鍼灸をしていきます。

 

 

長くなりましたが、今後とも臨床にて鍼灸の効果を最大限に引き出すための、

自己研鑽を続けたいと思います。

そしてその学びをあなたにの健康に還元できたなら幸いです!

長いブログを最後までご覧いただきありがとうございました!!