鍼灸と頭痛 | いたくない鍼・あつくない心地よいお灸【誠心堂にのみや鍼灸院】

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京都市 四条大宮の鍼灸院
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ここには「健康」「鍼灸」「院長の日常」
などについて書き綴っています。

みなさんこんばんは!

やはり寒さ和らぎましたね。

さすが二十四節気ですね~



今日は鍼灸と頭痛です。

鍼灸院では他の症状と併せて訴える方が意外と多くいらっしゃいます。

頭痛はなりやすい人となりにくい人の、頻度(出る回数)の差が大きく、
なかなか周囲の人の理解が得にくいものです。
ですから頭痛持ちの方にとっては大変つらく、お仕事などのために頭痛薬を飲んで頑張ってらっしゃる方も多いと思います。

肩こりと同様に頭痛のタイプも様々です。

・生理前や生理中に頭痛がする方。
・仕事中パソコンを見る機会が多く、忙しくなってくると頭痛がひどくなる方。
 それはひどいときには眼の奥まで痛みが出てくる。
・たまに頭、首、肩と詰まるような感じがして気持ちが悪くなってしまう方。
・頭痛までいかないが、頭が重い方。

主な原因は4つあります。

1つは「鍼灸と肩こり」のところで触れた、上半身に「気」が昇ってしまっている状態。
「気」は熱を持っており、上に昇りやすい傾向にあるので、過剰に上に集まった「気(熱)」は気・血ともに滞りを生じさせ頭痛となります。

2つ目は頭部に流れている経絡(気の流れ道、同じグループのツボを結んだ線)の滞り。「気の滞り」は張りや痛みを生じやすいです。先ほどの頭痛より局所的です。

3つ目は血(血液やホルモン)の滞り。生理前・生理中は血液の循環やホルモンのバランスに偏りが生じやすく、それは全身に影響を及ぼします。
頭部に血の滞りが生じ、刺すような痛みを引き起こすこともあります。

4つ目は水(体の中の水)が頭の重たさを引き起こします。
雨降りのとき、気圧の低いとき、体の中の水は内圧が高まり、重たさや鈍い痛みを感じやすくなります。

東洋医学では五臓六腑の働きをとても大切にします。
なぜなら、滞ると痛みや重たさを引き起こす「気」「血」「水」の循環・調節を五臓六腑が担っているからです。
五臓六腑のアンバランスを整えることはとても重要になってきます。
バランスが整ってくると、頭痛の頻度はもちろん頭痛体質自体も変わってきます。

本当に様々なタイプの頭痛があります。上記にないような頭痛でも、
お気軽にご相談下さい。



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