こんにちは。
誠心堂薬局船橋店 関根です
2月も中旬になり、花粉症の方にとってはつらい季節が近づいてきました。皆様花粉症対策はしていますでしょうか。
身体に備わっている免疫バランスが崩れると悪化の可能性があります。これを整えるために規則正しい生活習慣や食事、適度な運動が大切になってきます。
鼻粘膜を保護することで花粉症の症状を軽減できるので、室内の湿度を保ったり、濡れガーゼをマスクの下にしのばせるなど対策をしていきましょう
さて、今回は皮膚疾患に最もよく見られるかゆみについての中医学的な考え方について話していきたいと思います
痒みの感じ方は人によって様々です。
「持続するもの」や「一過性のもの」、「あちこち移動するもの」など特徴が異なります。
【皮膚は内臓の鏡】と言われ、皮膚疾患が内臓の疾患に随伴する場合もあります。
皮膚病の原因は、内臓が衰弱したり、内臓間のバランスがとれていなかったりなど体質によって決まります。漢方薬を服用することで弱った内臓を強くし、バランスを取り戻すような体質の調整や改善をして皮膚を強くします。
中医学的には、異なる環境の変化により、かゆみの特徴も変わってきます。
分類がいくつかあるので下記に示します。
①風邪・・・発病は突然。部位は不特定。痒みがあったり消えたりします。
②湿邪・・・水疱や滲出を伴う痒みが持続します。また発疹が狭い範囲内に起こります。下半身に多いです。
③熱邪・・・熱感があり、痛みや痒み、紅斑がある痒みで温めるとひどくなります。
④血虚・・・広い範囲に存在し、全身的な痒みを伴います。乾燥性で麟屑と肥厚を伴います。
⑤瘀血・・・結節(皮膚にできる発疹 のうち、丘疹 よりも大きく腫瘤 よりも小さいもの)、肥厚する苔癬化の痒みがあります。
⑥虫・・・痛みと痒み。皮膚に虫が這うような感じ。熱いとひどくなります。
漢方相談の際は、
治療前後の掻破痕を比較することで痒みの強弱を判断します。
掻破痕が減少したら、痒みが減ってきたなと判断します。
このような点を参考に痒みの状況を確認していきます。
皮膚のかゆみでお困りの方は一度薬局へご相談されることをお勧めします。
ご連絡をお待ちしております。
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