彼の言葉の中で、私の心に強く残っている言葉。
「日々、絶望と慢心の繰り返し」
これは、私の研修日誌へのコメント、師匠の直筆です。
彼は、こんな風にカルテも筆ペンで書きます。
これには、「メスに無駄な力を入れない」という理由があります。
ただ、サンダルではなく、草履の理由は分かりません 笑
この言葉は、患者様にとっては不安に思うかもしれませんね。
ただ、私は、逆に「真剣に診療している証」だと思います。
良い症例が続くと、「腕を上げた」と勘違いしますが、
その思い上がりを、見事に打ち砕く症例に必ず遭遇します。
それを克服するために、解決法を探り、学び、新しい方法を考える。
「絶望と慢心の繰り返しが、日々の原動力になる」？
そんなことを考えながら、いつも「師匠の言葉」を思い返します。
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