おはようございます。
昨日も雨の降る中、多くの方にお参りいただき、感謝しております。
境内では、百合の花が良い香りを放っておりますが『クチナシの花』も甘い香りを漂わせてくれています。
梔子(クチナシ)は、熟しても種子の口が開かないので、『クチナシ』と名づけられました。
またクチナシは、春の沈丁花・秋のモクセイと共に日本の三香木とされています。
クチナシの別名を『センプク』といいますが、これはインドの『チャンパカ』が由来とされています。
インドのチャンパカはキンコウボクのことで、クチナシとは別種ですが、香りが良い事と、花の色(黄白色)や形が似ていることなどから、クチナシをセンプクと呼ぶようになったようです。
ちなみにチャンパカは法華経に登場し、チャンパカによる薫香、供養には無量の功徳があると記されています。
お寺に咲くクチナシは、仏さまへの香りのご供養のように感じます☆