旧暦の涅槃の日○ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。


連日、不安定な天候にもかかわらず、多くの方にご参拝いただき、ありがたく感じておりますm(_ _)m

本日も午前中は、本堂にて法要があるため『猫入り涅槃図』の拝観は午後からとなります。

どうぞご了承くださいませm(_ _)m



暦を見ると本日3月24日は、旧暦の2月15日にあたり『旧暦の涅槃の日』となります。

また、明日3月25日は満月となります。


明日まで御開帳中の『猫入り涅槃図』は、お釈迦さまが亡くなられた(入滅・涅槃)の時の様子が描かれています。



時期は2月15日の満月の日で、頭を北に、お顔を西に向けて亡くなられたと伝わります。(頭北面西右脇臥)


お釈迦さまの入滅がインド暦の第2の月である『ヴァイシャーカの満月の日』とされたので2月15日の満月の日となりました。


場所は、インドのクシナガラ、跋提河(ばつだいが)という川の側にある沙羅木々の中で涅槃に入られたと伝わります。

ちなみに沙羅の木は、東西南北に2本ずつ8本あり、相対する沙羅の木ということから『沙羅双樹』と表記されるようになりました。

沙羅の木は、お釈迦さまが入滅された際に、季節外れの花を咲かせ、4本が枯れ真っ白くなり、残りの4本が逆に青々と茂ったとされています。(四枯四栄)



また、枯れて白くなった沙羅の木が、林に佇む白鶴のようだったので『鶴林』と称するようになりました。


インドの沙羅の花は、薄緑色ですが、枯れて白くなった沙羅から白い花が連想され、日本においては沙羅双樹の花の色は『白』と考えられています。


現代においては、葬儀の際の別れのお花入れで、白い沙羅の花に見立てて『白菊』を添える風習があります。


《猫入り涅槃図○御開帳》

開帳期間・3月25日まで

拝観時間・午前9時〜午後5時まで

拝観場所・清瀧寺本堂

駐車場・約20台

写真撮影・フラッシュ無しで可。

御朱印・猫の絵が入った限定御朱印



《注意事項》

本日の午前中は、法要のため拝観が難しくなります。

どうぞご了承くださいませm(_ _)m

お時間があれば、涅槃図の絵解き(説明・解説)を行なっております。

また、拝観料はいただいておりませんので、お気軽に御参拝くださいませ(^人^)