甲子の日☆ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。


本日3月1日は、60日に1度巡ってくる『甲子の日』で『大黒天』の縁日となります。



大黒天は、梵語で『マハー・カーラ』といい、マハーは偉大、カーラは暗黒の意味があるので、偉大なる暗黒の神『大黒天神』と訳され、密教では『摩訶迦羅天(まかからてん)』として、曼荼羅などでは三面六臂(さんめんろっぴ)の恐ろしいお姿をしています。

マハーカーラのカーラには闇黒という意味以外に時間という意味も含み、人間の命の時間を司るとされ、インドでは冥府の神様でもあります。


日本では、大黒と大国が似ていたことや様々な共通点から『大国主命(おおくにぬしのみこと)』と習合し、現在のような福の神の姿になったとされております。



清瀧寺では、それぞれ特色のある3体の大黒天『宝生大黒天』『福招き大黒天』『三面大黒天』の『三大黒』が祀られています。


①宝生大黒天(ほうしょうだいこくてん)
米俵に乗らず、宝袋も持たず、打出の小槌だけを持ち、座っている珍しいお姿の大黒さまで『始まりの大黒』と言われています。

手に持つ打出の小槌で望みの宝を生み出すので『宝生大黒天』と称し、新しく何かを始める開店や開業など『物事の始まり』に祈願すると、準備を手助けしてくださると伝えられています。


②福招き大黒天
片足を高く上げたお姿が、踊っているように見えるので、踊りながら福を招く『踊り大黒』走っているようにも見えるので、走りながら福を配る『走り大黒』とも呼ばれていて、力強く福を招く大黒天と言われています。


③三面大黒天(さんめんだいこくてん)
仏教の三天とされ、七福神にも数えられる『大黒天』『毘沙門天』『弁才天』が習合した大黒天で、三面六臂(さんめんろっぴ)の特殊なお姿をしています。

日本の『大黒天信仰発祥の地』とも言われている比叡山大黒堂の『三面出世大黒天』の模刻で、大黒天、毘沙門天、弁才天の三天のお力を合わせ持つ『最強の福の神』と伝えられています。

大黒天とご縁を結びやすい甲子の日☆
皆様にとりまして、良い1日となりますよう、お祈りいたしております☆