昨日は晴れる時間帯も多く、少し夏らしい天気となりました。
この時期はお盆の後片付けに追われております(^_^;)
今日は先日まで御開帳していた熊野観心十界曼荼羅についてです。
熊野観心十界曼荼羅は熊野地方で作られた曼荼羅で、全国に約70点ほどが現存すると言われております。
(くまのかんしんじゅっかいまんだら)
熊野地方には多くの作例がありますが、関東では4点ほどしか発見されていないそうです。
関東や東北では数が少ないため、幻の曼荼羅とも呼ばれています。
十界とは仏教が解く十の世界のことです。
悟りに至る4つの聖なる世界、四聖界(ししょうかい)と迷える輪廻の世界、六道を合わせて十界としております。
四聖界
仏界
完全なる悟りの世界
他の者を悟りに導く修行の世界
縁覚界
自然に身をおき悟りを得る修行の世界
声聞界
神々の住む世界、輪廻から抜け出せない
苦楽共に存在する、耐え忍ぶ世界
修羅界
争いの止まない戦いの世界
弱肉強食の過酷な世界
餓鬼界
飢えと渇きに苦しむ世界
どの世界に生まれ変わるのも、心懸けしだいと言われております。
お盆の期間、先人たちは、十王図や熊野観心十界曼荼羅を見て心の洗濯をされていたのだと思います。
今日も皆様にとりまして、素晴らしい日となりますよう☆
お祈りいたしております☆