ども。
帰国後すぐに「書く書く」と言っていた旅行記ですが、ひと月してようやく小説やら年度末&年度初めのどたばたも落ち着きましたので、小説の合間にちまちま書いていこうと思います!
1日分を1回更新分として、12回完結の予定です。しかし星流の「予定」はいつだって当てにならないのだ(笑)
まずは旅のメンバーを紹介。ツアーで見ず知らずの人と団体行動する勇気はなく、女の子の一人旅する勇気はもっとない星流。今回は相棒を連れての二人旅でありました。
相棒は星流の愚妹です。仮に「陽菜」とでも呼んでおきますが、星流とはきれいに逆ベクトルを向いた女の子です。運動が好き、サッカーが好き、勉強は……(笑)という。拓也をイメージすると近いかと思います。
いよいよ旅行初日。前日の宿泊場所で朝食を取り、成田空港へ。
まずは二人してどでかいトランクを預け、ユーロに両替します。
そして海外旅行に行く時に気をつけなきゃいけないのが!
携帯電話!
これ、日本から出る前に「電波を受信しない設定」にしておかにゃならんのです。それを知らずに海外でメールのやりとりだのネットだのやってしまうと……翌月に何万、何十万という請求が来てしまう事になるとか。携帯の為に何十万なんて、たまったもんじゃありません。車が買えちゃいます。
空港にある携帯会社できちんと方法を教えてもらいましょう。
準備が整ったところで、うどん屋に入り早めの昼食。機内食が何時に食べられるか分かりませんからね。「これで、2週間はうどんと会う事もできないのか……」と思うと質素なうどんにも感慨が。しっかり味わってすすります。普通のうどんだけど。
満腹になった所でいよいよ搭乗!
空は曇ってるし地面はぬれてますが気にしない。昨晩の大雨がやんでくれただけ御の字です。
搭乗券を握りしめ乗り込んだ星流達! 初めてのヨーロッパ旅行に、星流のテンションもだだ上がり!
しませんでした。
だーって朝6時起きだったんですよ? しかも重い荷物を持って慣れない手続きをして。眠くて当然じゃないですか。
それは隣の陽菜も同じで……。
目が覚めたら、離陸して30分後でした。
「無事に日本に帰ってこれるかな……」とか「行ってきますっ!」とか、なしです。熟睡してました。離陸したのにも気づきませんでした。
「いやー、完全に寝てたわー」「私もー」とのんきな会話をしていると。
向こうから乗務員さんが大きなカートを押してきます。そして、お客さん達にトレーに入った食事を配り出しました。
そう、食事を。
星流達にとっての2度目の昼食が襲来した瞬間でした。
飲み物やクラッカーなど後でも食べられそうなものをどける事で、どうにか完食。
映画を見たり、付け焼刃でドイツ語を勉強したりしながら時間を過ごします。
そして、日本時間の夜7時ごろ。
カートが。
まごうことなきカートが!
夕飯のお時間です☆
「朝ご飯食べて、うどん食べて、昼食べて……これで4食目?」
「そうだね(苦笑)」
ほとんど座っていたのでお腹はすいてませんでしたが、おいしかったのでモーマンタイ。
その後、とろとろと仮眠を取っている間に、飛行機はオランダのアムステルダムに到着。
実は直接ベルリンに行くよりオランダ等を経由する方が安かったりするのです。
飛行機の乗り換え時間は1時間。乗り場の番号も分かってるし余裕余裕。
と、思いきや。
空港が、広すぎる!
動く歩道を何本も抜け、チューリップの置物の横を十何個も通り過ぎても、まだ着かない!
15分か20分はかかりました。途中から徒歩ではなく競歩で。美味しそうなチョコレート屋さんやらおみやげ屋さんやらあったんですが、とても足を止める暇がありません。涙ながらに早足で通り過ぎ、直接乗り換え口へ。
さて、小ぶりな飛行機で1時間も飛べばベルリン空港に到着です。
空港につくと、美香子おばさん(仮名)が待っていてくれました。
この方、星流の遠縁の親戚でございまして、あちら在住なのです。お世話になります。
到着は夕方でしたが、外は春の陽気でぽかぽか。天気はいい出だしです。
おばさん宅への移動中、一息ついていると、おばさんから質問が。
「あなた達、夕飯食べたの? 家に用意してあるけど食べる?」
「(えっ、ちょっ……)いただきます! 陽菜は?」
「あ、食べます。ありがとうございます」
ここで「いりません」なんて口が裂けても言えない星流達で。
こうしてその日5食目の食事をとりましたとさ。
とまあ最初は背景紹介みたいになりましたが。
2日目から観光です! 写真も増えますよー。