福島紀行 ~中島村編~福島県全市町村を書道をして廻る旅も本格的な冬の時期を迎えています。 柔らかで静かな時間の中、いくつもの雪が舞い、雪の花となって木々を包み込みます。 誰もいない善通寺は、ほのかに線香の香りがして、春に美しく咲くであろうシダレ桜が眠りについていました。 木々に咲いた雪の花を手にとり、墨に加えますがなかなか溶けません。 雪の花は花でいたいように思え、真っ白な和紙の上にその花を咲かせました。