初夏から福島県の全市町村で書を書く旅を始めて、無くしたものがいくつかあります。
この日は、喜多方の塩川から飛び立ったバルーンを発見した時に、カメラ撮影に夢中になって、カメラのバッテリーとケースを紛失しました。
探しても探しても見つからず、その近くにある湯川村の勝常寺に入りました。
以前、私が信頼している方が勝常寺の仏像の話をしていたことを思い出し、副住職の方に案内していただきました。
歴史が長い勝常寺の本堂には電気がなく、薬師如来はカーテンの向こうで見えません。
いよいよカーテンオープンとなり、合掌する手を下ろして瞳を開けると・・・、何とも個性的な薬師如来が!
ぜひ実物を見てから、パンフレットをもらうことをおすすめします(表紙にお顔が出ています)。
私の感想は、音楽のラップが似合う感じ・・・でした。
この薬師如来に懐中電灯を当て(貸してくれます)、細部まで見ましたが実に「粋」なお顔しています。
この薬師如来に、書の旅を報告して更なる町へ出発しました。